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カテゴリ:絵画.・アート
伊豆高原の池田20世紀美術館で行われている遠藤彰子展 新作の1500号作品「鐘」を含む作品の 作者自身によるギャラリートークが行われる11月9日に 前から遠藤先生の絵を見たがっていた友人のレティシアを誘っていってきました。
今回のテーマは「食」 「食」に象徴される豊穣と死と再生のテーマは、昔から繰り返し描かれてきましたが それを地球を思わせる球形の面に動きを絡ませ 何百人もの人々の饗宴の姿や 食べられてしまう動植物や、それらとの連鎖を思わせる蝶や昆虫、爬虫類など 1500号の大画面に過剰なまでの生の豊穣が描かれ やがてそれが右側の「枯れ」の世界へ収束していきます。 よく見れば、「食」の舞台から零れ落ちている植物や人間がいます。 この画面では見えませんが、画面左手の端には地球のような衛星が描かれています。 この人や動物による大宴会を描くことにより 「食」に象徴される人間の決して美しいばかりではなくとも生きていく姿を描きたい、と その作品解説に作者の言葉として書いてありました。 ギャラリ-トークは大盛況で 次々に、遠藤彰子の世界に魅了されたファンからの質問が相次ぎ 学校の授業よろしく遠藤先生が解答をされファンとの交流が深まる中 突然のプレゼントが! 遠藤先生と対峙するかのように、制服を着た一団の少年少女が居たのですが なんと美術見学の私立学校の生徒さんかしら、と思っていたこの一団は 実は、少年少女合唱隊だったのです。 (ごめんなさい、お名前を忘れてしまいました。) そして、この合唱隊が、本展の作品にコラボして歌いだしたのです。 作品名も忘れてしまったのですが、内容は 一曲目は、地球のあらゆる生き物が協力し合って明日を作っていこうという歌 二曲目は「手紙」 未来の自分に話しかける、という形で、未来へ伸びて行く意思を歌ったもの とてもすてきな演奏で、まさにこのテーマにぴったり 聞いていらした遠藤先生も感動のあまり涙ぐむほどに心を打たれていました。 合唱隊の皆さん、ありがとうございました。 すばらしいコラボレーションに巡り会い、すてきな日曜日を過ごさせていただきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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