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カテゴリ:絵画.・アート
先日のレンブラントはポーランドの大貴族のひとつポニャトフスキ家のお宝 そのポニャトフスキと同じくらいの大貴族がチャルトリスキ家である 公爵夫人イザベラ・チャルトリスカの秘蔵のこの一枚 レオナルド・ダ・ヴィンチ「白テンを抱く貴婦人」 生涯に4点しか単独人物像を描かなかったというダ・ヴィンチの そのうち2点のモデルといわれるチェッチリア・ガレラーニ 彼女はミラノ大公ルドヴィコ・スフォルツァ(イル・モーロ)の愛妾として スフォルツコェ城に暮らしていた 1484年、イル・モーロを尋ねてダ・ヴィンチがこの城を訪れ まだ幼さの残る芳紀17歳のチェッチリアに魅せられこの肖像画を描くことになる。 その後300年の年月を経て この絵は、イザベラ・チャルトリスカ夫人の息子、アダム・イェジーの眼に留まり購入され イザベラ夫人が造ったチャルトリスキ美術館に収蔵され その後のポーランドの消滅、パリへの大亡命、二度の世界大戦 という歴史の荒波にも飲みこまれず大切に護られ、現在に至っている 先のレンブラントに負けず劣らず、これもまた、奇跡のようなポーランドの至宝として 長く美術館の名を世に知らしめることであろう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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