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カテゴリ:絵画.・アート
megumegu001さんに招待券をいただいたので かねてから観たかった、山種美術館「知られざる歌舞伎座の名画」展へ なにしろ、以前知人に歌舞伎座に連れて行っていただいたとき 歌舞伎座のあちこちにちりばめられていた錚々たる作家連の名画に 歌舞伎の演目そっちのけで、熱狂した前科を持つワタクシ (当然、ヒンシュクを買って、以後その知人からのお誘いは皆無) わくわくして、出かけました。 横山大観、上村松園、川端龍子、河合玉堂、鏑木清方,伊東深水などなどの 日本画の大家と目されるかたがたの作品だけでなく 高橋由一、岡田三郎助、浅井忠などの洋画家の作品も飾られていたとのこと 今回歌舞伎座の新築というハプニングがなければ 決して目にすることのない名画の数々を堪能してきました。 展覧会の趣向を反映してか、ご年配の方が多かったですが ゆったりとした美術館の中で、ひどく混むこともなく 至福のときを過ごさせていただきました。 また、一階ロビーの喫茶コーナーでは、名画にちなんだ和菓子を提供していて これの出来が素晴らしく、その美しさに見ほれてしまいました。 (どれにしようか、決めかねて、結局食べず仕舞い、トホホ) これらの名画は歌舞伎に親しんだ画家たちに描いてもらったものや 企業からの寄贈を受けたものも多かったのですが 中には、役者さんの襲名披露の引き出物にした扇子の原図を貼り混ぜた屏風や 役者さんがたしなんだ日本画などや 隈取を写し取って、表装を施したもの 6代目中村歌右衛門が自身で楽屋の欄間に描いた板絵など 珍品も多く出品され 歌舞伎を取り巻く「粋」の世界の片鱗を垣間見せてくれた 非常に貴重な展覧会でした。 11月6日まで開催されているので、興味のある方はぜひおいでください。 末尾となりましたが、ご招待くださったmegさん、ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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