[『虎が牙を剥く』　同時進行　実録ブログ]の記事一覧 | ★★阪神ファン　部長　新宿鮫虎★★

１億以上の借金におとしまえをつけた２人の社長 (鮫牙４）

ずぅっと黙っていた昌三がおもむろに口を開いた。『１０００万円以上の投資かと思いましたが、その程度の額ですか？』『それで、俺は何をすればいいんですか？』昌三も龍魔も、一度は会社をつぶしながら、今はドデカイ奴らだ。鮫虎よりは、２人ともに１０歳以上は若いが、『修羅場のくぐりかたが、半端じゃないぜ』龍魔は、アメリカに渡って、会社を作って、円安円高の波に呑まれ、今は、社員３人だけを残して、東京に戻ってきた。昌三は、株式会社を上場する前に、バブルの波に呑まれた。やっぱし、サラリーマンとは、違うぜ。違うぜ。最後に昌三はポツリとしゃべった。『迷惑じゃなかったら、統括代理店をはれる奴は、日本全国に３０人は、』『とりあえず、好きに自分の時間を自分で使いたインすよ』『孫さんとの出会いで、代理店束ねた時に、やれるやるが全国にいますし』『いくつかの顔の一つでは、ネットワークビジネスでは、１万以上の組織張ってますし』龍魔が、にやっと微笑んだ『商法で言う、身内は、顔の見える奴で固めたいんですわ』『そこんとこ　よろしく　金額じゃないんですは』鮫虎の未来が、また１歩、『夢』に近づいたぜ

昌三への手紙　（虎牙３）

昌三　元気で暮らしてるか？鮫虎や熊谷正寿のグローバルメディアの立ち上げ時メンバーで、フレパーネットワークスの、社長室長におった奴が、株式会社を立ち上げるんや。昌三も知ってるやろ光通信、そこで営業部課長やって、ＵＳＥＮで最年少課長になった奴で、営業を固めたそうや。３９歳のバリバリの営業マンだとさ。まあ、昌三よりだいぶ年くってけどさ。そこで、昌三頼みがあるんや。『BBフォンの取り扱いで、確か昌三は、全国２位の実績があったやろ、当時ドデカイ企業を、へともせず、それでじゃ、ここで一肌脱いでくれないか？』「ＭＢＡを取得」では、無くの「ＭＢＡの講師」をして、ＮＨＫにもたまに出てる、なんチャラ教授とが、顧問に入るそうや。なんチャラ教授はともかく、社長やるやつは、『龍魔』って奴で、『４年後の、ジャスダック上場を真剣に考えております。』とのたまるんや。昌三も社長だっけ、しかし『有限』やないで、『株式」やで、昌三の分の、株式取得権利も考えとるぜ。久しぶりに、熱く、祇園に行こうぜそして、４年後は、『もっと、熱く』

龍魔　熊谷正寿の金庫番なる男　（虎牙２）

龍魔は、好くしゃべる明るい奴だった。もらった名刺には名前しか書いてなかったが、最初の仕事は『ボイスメディア』ちゅう会社で金庫番をやっていたとか？なんやその、『ボボ・ブラジル』みたいな会社はと、鮫虎が聞くと。『お名前コム』とか『マグ・マグ』とか言いだした。ボボはしないが、お名前マグは知っているぜ、鮫虎だって多少は分かるぜ。学生時代に、面接されたのが、その会社の熊谷正寿で、入社した会社は、ほんとうにチンケなビルの一室だったと、龍魔は言っていた。熊谷って奴は、面接の時は『世界だ、ワールドだ』と大きい事をしゃべっていたが、入社して初めての仕事は、『エロ本』を読みまくることだったとか。そこに、うちの会社の広告が載っているので、良く見ておけが、口癖。龍魔が、「どこに会社の広告は載っていません」としゃべると、熊谷社長は、「当たり前だろう、社名は全部変えてるから」と。しかしそのボボ・・・なる会社は、半端な会社じゃなかったようだ。１９９９年に「独立系インタネットベンチャー」として国内初の株式店頭上場を果たしたとか。そこで、龍魔は、とんとん拍子に社長に気に入られて、社長の右腕として、金庫番を仰せつかったとか。龍魔は『毎日深夜１時過ぎまで仕事』良く深夜になると社長から電話があったそうだ、そのたびに金庫を開けて、六本木に、青山に、紙袋の中に『５００万～１０００万円』つめて、会社のちゃりんこを飛ばしたそうな。★★龍魔　こいつは、きれるぜ　鮫虎は一瞬で感じ取ったっ★★話が進むうちに分かった、そのボボ・・・ちゅう会社は　　　　　　　　　　　　社長の熊谷正寿ちゅう奴は龍魔がしゃべった、『ボボ・・・は今、GMOという会社で・・・・』鮫虎、二日酔いから、正気に戻ったもしかして『熊谷って、あの　夢・夢・夢・・・・・』どうもこのごろ『夢』という言葉にあこがれて、口ごもると龍魔が、『なんだ鮫虎さん、知らないって言って、熊谷もグローバルメディアオンラインも、知ってるんじゃないですか』とこやつ、残業代が多すぎて、時間がなさ過ぎて青山に、会社から駐車場代を払わせていたなんて、その根性、『鮫虎の夢に、直結じゃけんのう　ワリャ』

吹き溜まりと飛躍のカオス『高田馬場』　（虎牙１）

龍魔は笑いながら走ってきた、高田馬場の交差点を。大柄な男だった。路上で軽く自己紹介を交わした。紹介してくれたのは、鮫虎が分からないネットワークの設計の天才、北斗だ。マジな話をするのだから、静かで落ち着けるサテンが良いだろうと笑売人にたずねた。笑売人は、鮫虎が連れてきた現役バリバリの早稲田大学学生だ。笑売人は、あまり馬場で静かな場所は知らないと困惑した様子だった。結局、鮫虎がルノワールがいいんじゃないの一言で場所は決まった。日曜の朝早く、これだけ茶をすするかと思うほど満員だった。結局４人は、人の目のつきづらい中二階の奥に座り込んだ。決まった、平成２０年には、『ジャスダック上場を発表する』