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テーマ:京商カップ(26)
カテゴリ:Battle of The Four
先日はこの4stマシンによるレースがその後、回を重ねる都度微妙に変化するものの、現在の形の基本の形となったところまでをご紹介させていただきました。では今日は翌年1999年8月21,22日におこなわれた熱いバトルの模様から始めましょう。
Form Cup/Battle of The Four 1999 第1日目 午前:公式練習この年は、昨年の覇者チーム京商が決勝シード、そしてOSエンジンMSとRCワールドRTの各チーム、会わせて3チームが招待となっているため残る17グリッドを目指しての予選となりました。 予選A組の結果は、手馴れていて着実なレース運びをみせた京商カップでもお馴染みのグリーングラスレーシングがトップ、2位には私の知り合いもメンバーであるチームレーシングHERO'Sと続きました。予選B組は1位にチームY.S、2位に有田屋…となりまた。そしてラストチャンスからイコマホビー、割烹久富と言った面々が勝ちあがったのです。 実はラストチャンスにも私の知り合いチームがいたのですが、トラブルにより予選敗退となってしまいました。この悔しさが、後の我がチームの8耐参戦につながります。それにしてもこの1時間の予選ヒートは予選落ちというものが待っているために決勝以上に白熱するんですよね。 招待チームが3チームあるため明日の決勝グリッドを決める為に決勝進出を決めた20チームによるベストラップ方式のタイムトライアルが行われました。1台ずつコースインしてのチャレンジなので、いやがおうでも緊張は高まります。泣いても笑っても一発勝負!そしてやはり来ました、TQはチーム京商です。さすがワークスドライバの意地の見せ所なんでしょうね。 第2日目 決勝ヒート8時間/20チームフルグリッド そして翌日迎えた決勝、今年の決勝からOSのペースカー(製作費なんと実車1台分のワンオフモデル)が導入されオープニングラップを先導します。20台のフォーメーションが整ったところでペースカーが隊列から外れ、グリーンフラッグ!ローリングスタートで決勝ヒートが始まりました。序盤からチーム京商が磐石の走りで2位以下との差を広げます。しかし2位以下では激闘となっており、終盤には予選A組5位のチーム大浦商店、ラストチャンスからの敗者復活で勝ちあがってきたPARADOXがトラブルに見舞われる他チームを尻目に上位を伺って来ました。8時間経過したゴールでトップチェッカーを受けたのはまたしてもチーム京商、1246LAP/249.2kmを走りぬき予選TQ、決勝1位のパーフェクトウィンとなりました。 文中でも少し触れましたが、このレースが終わった時に、この年から京商カップに参戦を始めた我が弱小チームは、この予選落ちで屈辱を味わったこのドライバをトップドライバとして迎え、次年度の8時間耐久に参戦することを決意したのす。 このとき我がチームは、私を含めドライバとしてまだまだ中級以下のメンバーしかいませんでした。しかし私はレースそのもが大好きで、特にこの8耐や京商カップといった団体戦はチームワークで勝利を掴みにいく醍醐味があります。ならば、自分が1stドライバでなくとも構わない、そのかわり自分は勝てるマシンをつくりたいと思ったのです。些細な夢かもしれませんが、RCワールド誌の8耐記事のトップ写真を必ず我がマシンで飾ってやるんだと強く心に誓ったのでした。(続く) (参考文献:RC WORLD No.47 1999 Nov.) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年06月12日 18時23分58秒
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