テーマ:今日のお出かけ ~(8188)
カテゴリ:観光日記(道の駅編)
昨日道の駅和島に吊るし雛を見に行きました・・・
長くなりそうなので今日は第一部ね・・・ お雛様のお話だけ~ 雛祭が近くなり、ブロガーさんたちのの日記にも雛祭の話題が増え始めましたね、 私のブロ友さんの日記にもちらほらと・・・ 特にブロ友「ぷらん1225さん」の日記は秀逸でとても詳しくひな祭りの行事を言い表していますね、 ところが詳しく説明されればされるほど別の側面を追求したくなるのがひねくれ者というものでして・・・ 今日は雛人形と呪詛・呪術のお話・・・ 豪華七段飾りもいいけれど、吊るし雛も綺麗でしょ~ ひな祭りが呪術・呪詛と大きく関わっているのは他のブロガーさんも説明しているところではありますが、 ひな祭りの原型は流し雛、元々は禊祓い、厄祓いの呪術です、災厄を人形(ひとがた)に移し川に流す、これが禊祓いの儀式、けど禊祓いなら1体あれば事足りますね、三人官女や五人囃子は後で付け足されたおまけとしても、男女一対の形式はかなり古くから継承されていますね、 これはなぜでしょう?、 幸せな結婚を願う儀式?、は~い、違います・・・ これはね、雛祭の儀式が本来は子授けの呪術の一種であったためです、外戚となって権力を振るった貴族達は、しきりに我が娘に子が授かるよう願ったのです、 男女一対の人形は男女和合の証、これは子授けの呪詛の名残ですね、まあ、夫婦円満、家内安全の願いと取れなくもありませんね。 子の幸せを願う親の心のあらわれの一端ではあるのでしょう・・・ さ~て、先に話したように雛人形の原型は流し雛、 流し雛にも、タブーがあることを御存知ですか? 名前と年齢を書いた人形で体を撫で、息を吹きかけて川に流す、 名前と年齢を書いた紙に息を吹きかけるのは、知らず知らずのうちに犯した罪穢を移す儀式、体を撫でるのは体についた穢れを撫でることによって紙に移す儀式・・・ 古来より人形(にんぎょう)や人形(ひとがた)は人の穢れを移す依代としての役割を持ってきました、そして依代としての人形は魂をもちやすいとも考えれれていました、 流し雛は穢れを流す儀式であると同時に、魂をもってしまった人形を川に流し外界に送る別れの儀式でもあるのですね(こっちの場合は古い人形を使いますけどね) どちらの場合も人形を船にのせある程度流れのある川に流す、このとき決して後ろを振り返らず立ち去るというのが流し雛のルールです、 後ろを振り返るとね、人形は流れ去っても中に入っていたモノが憑いて帰ってきてしまうのだそうです、 人形という依代の中に閉じ込められていたときにはある程度制御できたモノも、依代から解き放たれてしまったモノは制御できないんですって・・・ 同様に、川や海に落ちている人形を家に持ち帰るなんてのは論外、他人の穢れを持ち帰ることになります、 怪談話で脅かす訳ではありませんが、雛祭は呪詛・呪術から発展した儀式、ならそのしきたりに従うことも必要かもしれませんね。 ちなみにこの釣り雛をはじめ各地に残る変わり雛の類は・・・ 公家や貴族たちの間で流行し豪華絢爛になっていく雛人形、一方で庶民たちは様々な素朴な雛人形を作り出し雛祭を楽しんだのですね、各地に残る変わり雛はその名残・・・ どれもこれも子の幸せを願う親の心のあらわれであることには違いありませんね。 貴族たちが娘に子が授かるよう願ったのもそれが子の幸せにもつながるから・・・と考えるのはちと優し過ぎますかね? 皆さんの雛祭の説明が本編なら、私のは番外編です、 ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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