テーマ:道の駅(275)
カテゴリ:観光日記(道の駅編)
今日は寄り道第2弾です
とはいっても目的の温泉はこの向い、もう着いたも同然です。 道の駅よしかわ・・・、杜氏の郷です。 上越地区にある吉川は魚沼と地続きの良質の土壌、尾神岳のブナ自然林から湧き出る良質の水に恵まれ元禄時代から酒造りが行われてきました。 まだ青々とした杉玉が飾れれています、 この杉玉が茶色く色着いたころ、日本酒は飲み頃を迎えるわけです。 この道の駅のある吉川は越後杜氏の支流吉川杜氏の里です。 日本三大杜氏の一角「越後杜氏」 越後杜氏は3つの支流に分かれます、 一つは三島や長岡を拠点とする三島杜氏、 もう一つは刈羽や小千谷を拠点とする刈羽杜氏 最後の一つが上越や妙高を拠点とする頸城杜氏、 よしかわは頸城杜氏の拠点の一つで頸城杜氏の支流吉川杜氏と言われます。 越後流を支える重要な杜氏集団の一角です。 この道の駅・・・ 何と酒蔵が併設されています・・・ よしかわ杜氏の郷というなんともそのまんまの名前の酒蔵です・・・ ここの酒は米・水・技術、すべてが地元産100%の真の地酒を標榜しています、 近年国内外の鑑評会での受賞を重ね評価も高いようですがまあ酒の好みは人それぞれ。。。 こちらで作られる酒は 「よしかわ杜氏」「有りがたし」「天恵楽」の3銘柄、 中でも純米の天恵楽はアメリカのコンテストで受賞されたりとまあ異色の経歴となっております・・・ まあ吟醸酒は日本酒を飲みなれていない外国の方にも飲みやすいですからね、受賞されたのは純米大吟醸、新潟では異色の地元産「山田錦」を使用しています・・・ 新潟の酒米は五百万石が多く山田錦を栽培しているところはほとんどありませんので新潟産山田錦というのはかなり珍しいです。 天恵楽は他に五百万石を使ったもの、越淡麗を使ったものもあります。 酒蔵のある道の駅、 当然酒蔵見学もできます、というかそのように作られています・・・ 日本酒王国新潟、 吉川に限らず酒蔵の数は多く こんなにたくさんの銘柄があります・・・ ちなみに移っている半被は全国の有名酒蔵のもので新潟の酒蔵のものではありません・・・ 一つは七笑と書いてありますね、長野の銘酒ですね・・・ さてもう一つ変わったものが・・・ ジェラートです・・・ え?ちっとも珍しくないって。。。失礼な、吉川の香りと書いてあるでしょうが・・・ これは日本酒のジェラート。。。 しっかりジェラートなのにしっかり日本酒の味がします・・・ なんか面白い。。。 さて杜氏は地元でだけ酒造りをしているわけではなく、越後杜氏が作った酒は県外の酒蔵で作っても越後流の酒に分類されます、 新潟は比較的酒蔵が多いので越後流の杜氏の多くは新潟で酒造りを行っていますが、南部杜氏などは出稼ぎが多く 近県の酒の多くが南部流の酒となります、特に地元に大きな杜氏集団のない宮城・福島の酒の多くは南部杜氏が作っております。 杜氏は故郷から遠く離れた場所で酒造りの全責任を任され全国各地で酒造りを行ってきたのですね、 ところが近年杜氏も高齢化が進み、出稼ぎで酒造りにきてくれる杜氏さんが減っています、 杜氏さんの地元でない地方では酒を造りたいけれど造ってくれる杜氏さんがいないという事態が起き始めているのですね。 全国の杜氏の6割から7割を4つの大きな杜氏集団(南部杜氏・越後杜氏・但馬杜氏・能登杜氏)が占めています。 あとは小さな杜氏集団ばかりなのですね・・・ 杜氏勢力の衰退、それは三大杜氏但馬杜氏や越後杜氏も例外でなく高齢化、後継者不足が進んでおります。 日本酒離れなどと言われる昨今飲む人がいなくなる前に造る人がいなくなるかもね・・・ 日本酒好きには痛いところですね。。。 酒造りの伝統を守り、良い酒を後世に残していきたいもので・・・ 今日はよしかわ杜氏の郷のお話・・・ 栗が安かったです、1袋150円。。。 ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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