テーマ:★ラーメン食べ歩き★(211)
カテゴリ:食べログ(ラーメン編)
さて今日はJUNKなラーメン企画のお話し・・・
最近気に入っているラーメン店です。 トライインターナショナルの暖簾分け「千代商店」です。 ここの「北海道味噌ラーメン」が美味しい・・・ トライインターナショナルは全国に暖簾分け店舗と直営店をもつチェーン店です、通常は「田所商店」という名前で出店するケースが多いですがここは「千代商店」 まあ別の店名のこともままあります。 トライインターナショナルは味噌を「日本の宝」と位置づけ、各地の特徴ある味噌を使ったラーメンを提供しています。 なのでラーメンは基本的に全部味噌ラーメンです、 こちらのお店では「北海道味噌」「信州味噌」「九州麦味噌」の3種類から選べます。 まあ味噌ラーメンはやっぱり北海道味噌ということで私の気に入りは北海道味噌ラーメン。 メニューではチャーシューがものすごく美味しそうに見えますが、チャーシューメンにするとはっきり言って飽きます、 なのでお勧めは味噌ラーメンにチャーシューをトッピングで1枚乗せる(上の写真の状態) ラーメン以外の餃子とかのサイドメニューは普通です、まあ可もなし不可もなし・・・、まあ餃子くらいしか食ったことないけれど。。。 前回の「こまどり」の味噌ラーメンの記事に、新潟四大ラーメンをもう一度紹介してほしいという書き込みがありましたので、 残りはそのお話を・・・ 新潟四大ラーメンというのは「神の舌を持つ」と言われたラーメン王「石神 秀幸」氏が次にブレイクしそうなラーメン王国として新潟を挙げ、 具体的なラーメンとして挙げたのが新潟四大ラーメンです、まあラーメンマニア推奨のラーメンとでも言いましょうかね・・・ 最近はこの四大ラーメンに「三条カレーラーメン」を加えて五大ラーメンとすることも多いですが、 カレーラーメンは新潟の気候風土に根付いたものではなく、ご当地ラーメンブームに乗っかっただけのもの。 歴史的背景、完成度から考えても同列では考えられませんのでこれを加えるのは私も反対。。。 ということでこのブログでは新潟四大ラーメンということで・・・ では紹介しましょう・・・ まず一つ目は私の地元県央地区。 県央背脂醤油ラーメンです。 これはその中でも老舗「まつや食堂」のラーメンです。 煮干しなどの魚介系の出汁が入った醤油ベースのスープに極太麺、仕上げに豚の背脂をどっちゃりと乗せるのが特徴・・・ 全国に広がった背脂チャッチャ系のラーメンの元祖、ラーメンに背脂を入れるのは県央地区が発祥です。 もとは食事時間が不規則な洋食器の職人の夜食、のびにくく冷めにくい工夫がされたのがこのラーメン。 これは「成龍」のラーメン・・・ 新潟四大ラーメンの中でも特に店舗数が多く根強い人気を保っているのがこの背脂系・・・ 他に「福来亭」「酒麺亭潤」「らーめん勝」「いこい食堂」「中華亭」など多くの人気店を輩出しています。 次は長岡地区。 長岡生姜醤油ラーメンです。 これも老舗「青島食堂」のラーメンです。 底冷えする長岡、温まりの良い生姜がたっぷり入っています、チャーシューにも生姜を効かせ、トッピングに法蓮草が入るのが特徴。 秋葉原にこの青島食堂が支店を出して人気を博しています、 それ以外にも長岡生姜醤油ラーメンを掲げ青島食堂の名前で出店している店舗があるようですが、これは味は違うということです、 長岡生姜醤油ラーメンを食べ慣れた新潟の人間の感想、長岡生姜醤油ラーメンの味、青島食堂の味ではないということ。。。。。 単純なようで難しいのよ。。。 これは「たいち」のチャーシューメン、やっぱり法蓮草が入ります。 他には「おおきや」「ヒグマ」「みずさわ」などがこの系統・・・ 次は2つ続けて新潟市、 まずは旧巻町のラーメン。 新潟濃厚味噌ラーメンです。 これは前回紹介した「こまどり」の味噌ラーメン、濃いので割スープが付いています。 つけ麺以外に割スープが付いてくるのは全国的にも珍しいようです、まあでも好きな人は割らずに食べますね、私も「こまどり」のラーメンなら割らずに食べます。 こっちは「東横」の味噌ラーメン、これはあまりにもしょっぱすぎるので私は割ります、 この系統のラーメンも関東進出を果たしておりますが系列店の出店ではなく、「自称新潟濃厚味噌ラーメン」の出店ですので味が同じかどうかは微妙なところ・・・ 系列店、暖簾分けでも味の継承は難しいですので・・・ 中には親族経営の暖簾分けでも味は見る影もなく悲惨なありさまということもままありますのでね。。。 最後の一つは残念ながらこのブログで紹介したことがないので写真がありません、 新潟あっさり醤油ラーメンです。 まあ私自身があんまり好きでないということもありますが、他の3つが強烈な個性のあるラーメンであるのに対し、比較的地味な存在で正統派のラーメンです。 新潟は開港五港の一つです、神戸・横浜・長崎に中華街ができ、そこに住む人たちが食べるラーメンという文化がこの国に浸透していきます。 それぞれの地域の文化と融合しラーメンは日本文化に溶け込んでいきます、長崎ではそれが「ちゃんぽん」へと変わっていきました、函館もラーメンの文化が根強く、 開港五港で唯一ラーメンが根付かなかった場所が実は新潟なのですね。 けどね新潟のラーメンの根底はこの時すでに根付いているのです、神の舌と言われたラーメン王がラーメン王国と言った下地は幕末にすでに出来上がっていたわけです。 他の地域のように中華街という形が形成されなかったというだけで文化の移入はすでになされていたわけです。 この直系のラーメンの特徴を色濃く受け継いでいるのが新潟市のあっさり醤油ラーメン・・・ 「三吉屋」「来味」「信吉屋」などがこの系統のラーメンです。 直系の特徴を残すと言ってもそこはそれ地域に根付いたラーメンですので形を変えオリジナル化していますがね。。。 ラーメンの好みも人それぞれ、たびたび掲載する背脂系に顔をしかめているブロ友さんは気に入るかもしれませんね。 まあ機会があれば紹介しましょう・・・ 今日は「千代商店」と新潟四大ラーメンのお話し・・・ ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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