|
カテゴリ:思い出(社会人・海外)
コロナ後初めて中国本土に出張に行った。日中関係の悪化によって、現在日本から中国本土に入るにはビザが必要であり、ベトナムでビザをとったのだが、目的が「観光」になっていたらしく、入国審査で入国目的を「business」と答えたら、かなりもめてしまった。訪問先の企業の担当者に電話をしてようやく入国ができたが、中国もだいぶ変わったなと思わざるを得ない出来事だった。
お父さんは中国や韓国の出張は嫌いではないが、好きにもなれない。それはどうしても会食があり、必ず酒を飲まされることになるからだ。お父さんは真正の下戸であり、アルコールを体が受け付けない。今の日本国内や、海外でも日本人との会食でお酒を飲まされることは無いのだが、中国や韓国ではまだそこまで文化が進んでいない。無論ベトナムもである。
中国出張の憂鬱はとにかくお酒である。それも白酒(バイジュウ)というアルコール度数が50度を超えるお酒を小さいグラスながらストレートで何度も一気飲みしなくてはならない。 今回飲まされたのは白酒の中でも高級な茅台酒というお酒で、アルコール度数は53度とのことだった。確かに香りはいいし悪い酒ではないのだろうが、アルコール度数53度はお父さんにとっては毒と同じである。
このお酒付きの会食は夕食だけでなく、昼食時にも繰り広げられる。午後に仕事があると言っても中国人はまるで理解してくれない。それでもさすがに昼食時は無理やり断ることが多いのだが、かなり嫌な顔をされることが多い。 今回は、昼食後に移動しかないと相手が知っていたため、次の仕事があるという方便を使うことができず、昼食でも飲まされることになった。
中国は食事は美味しいことが多いし、今回も美味しい海鮮料理を食べたのだが、白酒のせいで食事を楽しむことはほとんどできなかった。 一緒に出張した日本人の同僚は酒は強いのだが、飲まされ方に辟易したと言っていた。やはり今の日本の酒飲み文化と合わないと感じているのだと思う。
中国の文化が酒で来客を酔わせることが「歓迎」の意味になることは昔から知っているが、彼らももう国際的なビジネスを繰り広げて久しいのだから、少しは学んでほしいとお父さんはいつも思っている。 最近の韓国出張では、若い人と会食する場合、無理強いは無くなってきている。お父さんより年上の人はまだまだ酒を飲むことが仕事だと思っているが。 中国も早くそうなってほしいと思うが、彼らは自国の文化をあまり変える気がないとお父さんは思っている。
おそらくお父さんが現役で仕事をしている間は、中国出張時に酒を飲まない会食をすることは無いだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.07.12 00:10:10
コメント(0) | コメントを書く
[思い出(社会人・海外)] カテゴリの最新記事
|