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カテゴリ:思い出(社会人・海外)
3大うどんと呼ばれるものがある。香川の讃岐うどん、秋田の稲庭うどん、群馬の水沢うどんが通説となっている。しかしながらこれは日本三景のように日本人がほぼ共通して持っている認識ではないようだ。よって社会科のテストで中学生が覚えることはないものである。
なぜ日本人の共通認識でないかといえば、有名なうどんが上記以外にもあり、上記の3つがダントツで有名で消費量も多いというわけではないからである。まあ香川の讃岐うどんに文句をいう日本人はいないと思うが、地域が離れれば秋田の稲庭うどんや群馬の水沢うどんはなじみがないものになってしまうからだろう。
ちょっとネットで見てみたら、長崎県五島列島の五島うどん、名古屋のきしめん、富山の氷見うどんなども3大うどんの候補で讃岐うどん以外のうどんと入れ替わることがあるようだ。ちなみにうどんのイメージで言われれば、お父さんは名前がついていないにしても大阪や福岡もうどんをよく食べるイメージである。
さて今回はこのうどんの中で、五島うどんについて書いてみたいと思う。お父さんがこのうどんの存在を知ったのはばらかもんというアニメの中に出てきたからだ。40歳を過ぎるまで存在を知らなかったうどんだ。単純に五島列島には五島うどんという名産品があるという知識だけだった。 それを先日ベトナムで食す機会があり、人生で初めて五島うどんを食べた。ベトナムの工場にきてくれている技術顧問が奥さんの実家が五島列島にあり、わざわざベトナムに持ってきてくれた。
食べ方が地獄炊きという特殊な食べ方で、釜揚げうどんをさらにきつくした調理方法だった。鍋でゆであがった後もに鍋ごと食卓に持ってきてそのまま鍋からうどんを救って食べるという、常にアツアツの状態で食すものだ。つけ汁は五島でも有名なトビウオを使ったアゴ出汁を使ったものや、生卵などを使うという。 ベトナムで食べたので普通のめんつゆでその時は食べたのだが、五島で食べる地獄炊きはもっとおいしいらしい。
秋田の稲庭うどんも細いうどんであるが、五島うどんもそうめんよりは太いという程度の細麺であった。ただし、鍋で茹でたというより煮たまま出てくるのに、コシは強いし表面がつるつるとしていてかなりおいしいうどんだった。 持ってきてくれた顧問さんの話では、五島にはうどんやか製麺所が100以上あるとのことで、もっとおいしくて素晴らしいうどんがあるとのことだった。
我が家は次女が大のうどん好きで香川県に住んで3食うどん生活をしたいというほどなので、ネット通販で評価の高かった五島うどんをその日の夜に注文した。自宅に届いたらお母さんに茹でてもらい食べてほしいと思う。 世の中には、まだまだお父さんが知らないおいしいものがあり、それに出会うたびに新鮮な喜びと幸せを感じることができる。お父さんは食べることが大好きなので、もっとアンテナを磨いておいしいものを探してみたくなった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.11.02 00:10:11
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