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カテゴリ:うさぎ
毎日子どもが本読みの宿題を持ち帰る。
1年間、ほぼ毎日、国語の教科書を読み聞かせられてきた。 その中に「エルフ」という犬の話があった。 主人公が幼い頃、やってきた子犬のエルフ。 主人公より早く、あっという間に大きくなるけれど、主人公がエルフより速く走れるようになった頃には、エルフは老いぼれてくる。 若い頃はイタズラだったけれど、年を取ると粗相も増える。 でも主人公は、階段を自力では上れなくなったエルフを、毎晩抱えて2階に上がり、一緒に眠るのだ。 そして、毎日「ずっと、ずっとだいすきだよ」と言ってやるのだ。 ある朝、エルフは死んでいた。 いつもエルフのイタズラを叱ってばかりだった家族は悲しむ。 みんな本当はエルフが大好きだったけれど、大好きだって言ってやらなかったからだ、と主人公は言う。 私は今、1日2回うさぎのケージを掃除し(普段なら1日1回で十分だった)、腹水で腫れたお腹の汚れを取ってやり、涙管が詰まりやすい右目に点眼薬をさしてやり、ラビットフードと牧草と水を取り替え、日替わりで小松菜やパセリ、ブロッコリー、サラダ菜などのグリーンサラダ(!?)を与えている。 そして忘れずに彼女の背中や額を撫で(まだまだ静電気がパチパチするけれど)、彼女が目を細めるまで頬をくすぐり、言ってやっている。 「るーな、ずっと、ずうっと、だいすきだよ」って。 今週は、2日ばかり、かなりの量の血尿が出た。血の臭いがはっきり分かるほどだった。 腹水がこれだけ溜まっている、ということは当然腹膜播種があるわけで、とうとう膀胱浸潤したのだな、ということが判った。 このまま血尿が出続けて、すうっと逝ってしまうかと思ったが、血尿は肉眼的には何とか止まり、ラビットフードをたくさん食べて頑張っている。 動物病院には「これが最後かも」と思いながら、歯の処置に出かけた。 歯の処置と、涙管洗浄、爪の手入れ、とフルにやってもらった。 体力が落ちれば、もうこの次来ることはできない。 先生が「動きは結構しっかりしています。よく頑張ってますね、るーなちゃん」とお褒めの言葉を下さったが、彼女はいつものように早く帰りたくて、キャリーの中に逃げ込もうとしていた。 古い股関節脱臼のある側の後足が、外に逃げて伸びてしまうので、踵が剥げて擦り剥けているのも、痛そうだ(うさぎによくある外傷だが、健康なときは一度も作ったことが無かった)。 残り少ない日々を、少しでも快適に過ごしてもらうことしか、もうしてあげられることがない。 そんなわけでまたまた更新が滞ってしまったけれど、母もここ1週間風邪をひいてしまい(肺がんと直接の関係は無いのだが、やはり健康だったときと比べて、治りが悪い)、娘も熱を出して学校から帰されてしまい、てんてこ舞いだったので、許してね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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