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じゅびあの徒然日記

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2007年05月08日
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小学校高学年の頃、登校するのが辛かった。
前に書いたけれど、教師にもクラスメートにもいじめられていたからだ。

それでも、私にとって学校は、毎日行くのが当たり前の場所だった。
行くのがイヤだから、行かない、という発想はまるでなかった。
行きたくない、と言葉にしたことは一度もなかった。
登校前、朝食をとった後くらいから、私は毎朝咳き込んだ。
食事を摂ると、何か横隔膜が肺を圧迫するような苦しさが出る。
特にハミガキ後がひどくて、咳が止まらず、何度も「ゲーッ」と上げそうになった。
そうすると花粉症と同じで、母に「入浴後にいつまでも起きているから風邪をひくんだ」とよく叱られた。
それでも毎日家を出る直前にはどうにか治まって、登校していた。
学校で同じ症状を出したことはない。

今だから分かるけれど、あれは登校前に極度に緊張して起きる、自律神経系の咳だったのだな、と思う。
登校しなくてよい休日には、起こらなかった。
今でもあまり気の進まない会合や呑み会に出席する前などにポツリポツリと同じような症状が出る。
決まって、家を出るまでで、だ。
どうも家を出る頃には無意識に腹を括っているらしく、とりあえず症状は治まる。

ところが今朝、子どもたちを小学校へ送り出した後、出勤前に再びあの症状が始まったのた。
「ああ、私は病院へ行きたくないのだな。身体が訴えているんだな」と自分でも分かる。
「咳ばかりして、検査に行きなさいよ」と母が言う。
「そういう咳じゃないよ...分かっているんだから」と咳き上げながら答えた。
上体を前屈すると吐いてしまいそうなので、首から上だけで咳をするが、なかなか止まらない。
仕方なく、もう一度ベッドに身体を横たえて、様々なリラックス法を試みる。
マイナートランキライザーを使えば多少楽になろうけれど、根本的な解決にはならない。
少し私の場合脱抑制気味(ちょっとお酒が入ったみたい)になるし、ボーっとして仕事をするのもイヤだ。
心療内科へ行くべきだろうが、心療内科というのは精神科とも内科とも違う難しい領域で、本当にきちんとやれている先生は少ない。

1時間近く苦しんだ末、どうにか支度をして、ギリギリに玄関を出た。
車に乗り込むあたりで、不思議と咳は止まった。

出勤して患者さんの診察をしているが、ふと下を向くと猛烈な眩暈と吐き気に襲われる。
変な脂汗も出る。
左側のこめかみと、後頚部がひどく痛む。
特にさっき、ボスの顔を病棟で見かけてからがひどい。
「院長の顔を見ただけで唇が震えだしてしまうので、辞める。来月まではと言われたけど、とてもいられない。身体が否定するのよ。」と退職した仲良しの看護師がいたっけ。
ここ、精神科の病院なのに患者量産してどうするんだ。
誰も見ていない非常階段で、何度も立ち止まり、壁に寄りかかってこらえる。
周りの職員も、患者さんたちも気づかない。
毎日自律訓練をしたほうがいいかもしれない。





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最終更新日  2007年05月08日 11時24分33秒
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