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カテゴリ:プシコ(精神疾患)な毎日
毎日気を張って出勤しているから、やはり疲れる。
でも、今日、何となく思えたこと。 「大丈夫。私はまだ、闘える。」 口に出して、言ってみた。 病院の廊下を歩いていて、ちょっと吹っ切れた。 アタシって、ここにいる医者の中で、誰よりもカッコイイんじゃないかしら。 院長よりも、日和見主義で物忘れの多い副院長よりも、利己的なのに特別優遇される同期の医者より、基礎の大学院から来てお客様扱いされる新人さんよりも。 たとえ満額給料をもらっても、役員報酬をもらっても、彼らのような生き方はしたくない。 うん、絶対カッコイイぞ、じゅびあ。 不思議なことに、昇給停止を食らっても、給与を上げないと脅されても、何も恥ずかしくない。 きっと院長や事務長は、私が他の医者と差別され、孤立して、小さくなっていると思うに違いないけど。 何故か、現場で笑って言える。 「ねえ、何と、医者の中でアタシだけ昇給停止なのよ」って。 主任さんたち、病棟や外来の看護師たち、私が主治医として治療している職員たち、事務のねーさんたちは、みんな「そんな...」と絶句して、涙ぐんだりしてくれちゃうけれど。 最近病棟が気を遣ってくれる。 今まで何かと言うと、管理職の患者さんが「優先」。 行動制限が必要なとき、個室を希望しているとき、真っ先に頼みやすい私に、病棟は頼んできた。 「じゅびあ先生、院長の患者さんが、個室が要ると、来週までに空けろというんです。どうにかなりませんか。落ち着いていて出られそうなのは先生の患者さんだけなんです。」 主治医によって患者さんの扱いが違うのなら、全員管理職に診てもらったらどうだと腹を立てたことが何度あったか。 そのために、本来適応でない病棟へ自分の患者さんを動かされたりすることは、多かった。 ところが最近、主任さんたちが、そういう無理を頼んでこなくなった。 あまり困っている様子なので、私から「△△さんを、出そうか?」と言ったら、言われた。 「先生の患者さんを無理に動かして、○○な人がX階にいる、と院長が言い出したりしたら、先生のお立場が悪くなります。先生の立場を少しでも悪くするようなことは、できません。 他の患者さんで、何とかします。」 「今日も事務長に言ってやりました。指示がはっきりしないから、行き違いが起きる。一番はっきりしないのは院長ですって。どの先生も、じゅびあ先生のように、指示をしっかり記載してくれれば、おかしなことは起きないんですって。」 ハハハ、なのになんでアタシだけ昇給停止なんだろうねえ。 もちろん、理不尽な雇用条件の切り下げとは、闘うつもり。 でも、こんな仕打ちを受けたからって、私は決して魂を売らない。 一貫した価値観と、倫理観を持ち続けてみせる。 今までどおり、おかしいことはおかしい、間違っていることは間違っているとはっきり言うだろう。 私を、お金で脅せる、動かせると思ったら大間違いだ。 今までどおり、矛盾のない生き方を、しよう。 そのほうが楽だし、気持ちいい。 院長は、「おう」「今日は急に降ってきたなー」なんて突然後ろから私にご機嫌な声を掛けてきたりして、全くどういうつもりか分からない。 私が直談判に行かないことで、私を完全に支配下に置いたつもりでいるのだろう。 残念だけど、この病院に魂は売らないんだよ。 なーんて考えてて、思った。 この状況下で、自己陶酔。 アタシってマゾっ気あるのかな...。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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