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カテゴリ:いじめ
事務長に呼び出された面談が、済んだ。
結論は、こうだ。 「俸給表には『経験を加味し』という記載があり、本来、非常勤年数については常勤週4日、32時間に倣って計算するべきで、病院側が間違って支払ってきた。だが、それは今年以降採用の先生について適用することとし、じゅびあ先生には、従前どおりの昇給ということで、5月分で精算させていただく。」 横には院長が座っていたが、銅像のように押し黙り、一言も口を開くことは無かった。 嫌な思いをさせて済まなかったね、とか、明日からまたよろしくね、とか、水に流して気持ちよく働いていただいて、とか、そういう言葉は一切なし。 今まで間違えて払ってきちゃったから、病院としてはしょうがないが、払ってやるわ、ってことらしい。 とりあえず、解雇は無し。昇給も今までどおり。時間は、稼げた。 万一のときは、代理人になって頂ける先生ともコンタクトをとってあったが、弁護士報酬が、浮いて、ラッキー(笑)。 この面談については、勝利だ。一番、私にとって望ましい方向で、納まったのだ。 おそらく弁護士社労士あたりに相談したら、「そんな根拠のない解雇や、昇給停止は、相手が争う気になった場合に、分が悪い」とでも言われたんじゃないか。 良識ある専門家なら、そう言うと思う。 具体的なトラブルの提示など一切なく抽象的な話だけでは解雇など出来ないし、合理的な理由なく一方的に昇給停止や労働条件の切り下げを行うことは出来ないって。 専門家に相談した証拠に、今までのように、明らかなパワハラ発言はなかった。 ひたすら、抽象的、一般論的な話で、ネチネチやられた。 病院としての方向性がどうだとか、診療の中身が食い違っていないかだとか、中身の濃い医療がどうだとか、ある程度毅然とした態度を取らなければとか、それなりの対応をさせて頂くとか、歯になんか挟まっているようなものの言い方ばかり。 さては、明らかなパワハラめいた退職勧奨はマズイということも、専門家に注意されたな。 私はその都度、「毅然ってどういうことですか」「それなりの対応、とは何ですか」と突っ込みを入れたが、相手はついに「辞めていただきたい」とか「解雇」という言葉は口に出来なかった。 ネチネチ時間をかけて、何とか私の口から、「辞めたるわ、こんなとこ」という言葉を出させようとしたらしい。 そうしたら、一気に畳みかけて、その場で退職願を書かせるとかね。 ひょっとしたら、相手のほうが、録音をしていた可能性もある。 こちらはもう腹を決めていたので、ただただ「いやあ、ここは働きやすいいい病院ですよ。自分に与えられた業務に邁進していく所存でございますぅ」とバカの一つ覚えみたいに、繰り返した。 「外来の人数を調整するとか、そういうお話は出ていないですか?」と事務長。 ...それって、「辞めないつもりなら、キミの業務を縮小してやるからな」って言った院長の脅しのことかな? 業務は縮小どころか、膨れ上がる一方で、今日だって1日走り回っていた。 でもそんな言葉を言ったって、院長は認めるわけにいかないわね。 隣りにいた院長に、すっとぼけて一言。 「いえ、そういうお話を聞いたことはありませんねぇ。いつか、そういうお話をされたことがありました?院長。」 院長は腕組みをしたまま、だんまりを決め込んでいた。 じゅびあ先生、もう少し、患者さんのために、頑張りますよ。 それにしても、従前どおりの昇給に戻すのなら、事務長室に呼びつけて密室で話す必要ない。 そのへんで「やー、ごめんね。元通りにするからさ。」って早く言えば済むこと。 ギリギリまで、何とか元通りにしないで済む方法を考えたけど、できなかったんだな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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