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カテゴリ:旅行
そろそろ、夏休みの旅行を考えている皆さんも、多いかと思う。
海外ならもうプランを立てるには遅いくらい。 ツアーならもう売り出されているが、自分でチケットを手配する場合、飛行機なら2ヶ月前、JRなら1ヶ月前だから、そろそろだ。 本州から北海道なら通常飛行機だが、一度は寝台特急に乗ってみたい、という人は意外に多いだろう。 でも、手に入れにくいことで有名な、プラチナチケットである。 ネットオークションなどでも、高値で取引されている。 私に言わせれば、所詮買えるチャンスは誰にでも平等にあるもの、プレミアをつけて買うものではない。 私は北海道には既に7~8回行っているが、何度か寝台特急を利用している。 トワイライトエクスプレスのロイヤル、北斗星のBコンパートメント、カシオペアはメゾネットスイートに2年連続乗車している。 一方で、夏はどうしても雨、台風が多いため、日本海側、羽越線の土砂崩れで、やっと手にしたトワイライトのチケットをフイにしたことが2回ある。 カシオペアや北斗星より、圧倒的に運休になりやすいのだ。 一度はBコンパートメントとはいえ、下りで、お盆のピーク時。 1ヶ月前に何日か連続で徹夜して駅に並び、手にしたものだった。 2回目は、上りのロイヤル2室を隣りあわせで持っていたのに、土砂崩れの復旧が間に合わなかった...去年のことである。 どうやって、チケットを手に入れるの?という質問を、よく受ける。 前段階として、旅行の日程はある程度流動的にしておくこと。 何日か連続してアタックし、取れたチケットから日程を組み、休みを取るのだ。 あと、上りと下りでは、圧倒的に上りが取りやすい。 とにかく乗ってみたい、経験してみたいのなら、労力が報われやすい上りで。 難易度の高い個室でも、上りなら結構取れる。 私など、札幌に着いてから帰りのロイヤルを手に入れたこともある。 旅行の帰りに、寝台特急に乗るという最終で最大の楽しみが残るのも、いいものだ。 旅行の余韻に浸りながら、ゆっくり現実に戻る、これ意外に私は好き。 それに、上りのほうが時間がかかる...つまり乗車時間が長いということは、寝台特急を楽しむ目的ならお得、とも言える。 通勤客がホームで電車を待っている中、優雅に食堂車で朝食を楽しむのも、乙なもの(注目されるけどね)。 まず、旅行会社にチケットだけで予約を頼む、というパターンを考えつくが、正直これは、まずダメだ。 「まあ、難しいですけどね。取れたらラッキーと思ってください」という感じ。 当日本当に10時ちょうど、自分のためだけにマルスを叩いてくれるかどうかは不明。 旅行会社に頼む場合は、必ず、宿泊手配とセットにすること。 JR券だけでは、旅行会社の利益にならない。 それと、取れなかった場合は、宿泊も全てキャンセルする(代替手段として飛行機を選ばない)つもりで、臨むこと。 これだと、旅行会社さん、かなり一生懸命やってくれる。 私の場合、JR系の旅行会社や、J○○、日○○行、近○○○○ーリストあたりの大手が、取ってくれた実績がある。 ある程度大手の会社さんのほうが、後述の「マルスの達人」がいる可能性が高い。 いかんせん、端末操作に慣れた人でないと、取れないチケットなのだ。 とにかく1ヶ月前の10時に、駅へ行く、地道だがこれが意外にオススメ。 私は去年一昨年と、全てこれで手配した。 旅行会社に頼んであっても、とりあえず自分、あるいは家族知人でいくつかの駅に網を張る。 私の場合はここのところ、自分である決まった1ヶ所に行くだけだが。 10時少し前に受け付けてもらい、10時ジャストに必ず入力してもらう、これは最低条件。 マルスの端末がひとつしかない窓口で先客がいたら、チャリを飛ばして隣の駅へ走るべき。 ...何しろ、発売後3秒で売り切れるチケットなのである。 何日か続けて同じ窓口へ出向くと、どの係員が「達人」でどの係員が「ヘタレ」か、も分かってくる(笑)。 早くから並んだ末に、全然ダメな人に当たったことがある(泣)。 アナログ時計が完全に10時を指したのを確認してから、押してくれた....。 「0.3秒くらい、遅かったですね」と言われたが、あんたのは完全に、1秒以上遅い...と思ったっけ。 「達人」のカウンターを狙うこと。 それから、寝台特急のチケットは、最初の1操作が全てだ。 ファミリーなどの大人数で乗りたい場合は、無理をせず北斗星かトワイライトのB寝台で買うべし。 個室は1室単位でしか入力できないから、人海戦術でいくつもの駅の「達人」窓口を占拠する気でもない限り、複数の個室ゲットは難しい。 通常のB寝台なら、1操作で16寝台まで、購入できるのだ。 それから、B寝台の場合は、無理をせず幼児の分も寝台を確保するのが、オススメだ。 長時間の旅で、幅70cmに添い寝はきつい。 私と母と、当時幼児だったうちの子ども二人で、北斗星のB寝台を4個確保したことがあるが、これは正解だった。 特に夏休みのピーク時は、完全に寝台は満席になる。 向かい合う、2段の寝台に、私たちだけ、だからいいようなものの、そこに一人でも、よそのお客様が混じったら....かなり気を遣う。 私一人だけなら、他所のお客さんと一緒になっても構わないが、子連れのときは別。 子どもは寝台特急の旅に大興奮。水を飲んでいれば揺れでちょびっとこぼすこともある。 コンパートのカーテンさえ閉じれば、着替えも気楽。一家族占有なら鍵もかけられる。 3人の旅でも、もう1枚寝台券だけは押さえて、4つ確保するくらいの気でも、いいくらいだ。 最後に、カシオペアスイートに2回乗車している私だが、これらはいずれも、発売日の購入ではない。 キャンセル待ち(キャンセル待ちができるわけではないから、暇さえあればせっせと駅に通うのだ)で、2年連続、引き寄せたのである。 これは結構凄いこと。 カシオペアというのは車両が1編成しかないから、上り下りは一日おきの運行。 なおかつ、展望室スイート1室+メゾネットスイート6室しかない。 これを、日本全国の人が(?)狙っているのだ。 予め手に入れてあった、1年目はカシオペアツイン2室、2年目はカシオペアツインEX(補助ベッドがあり、3寝台使える、これまた数少ない部屋)1室をキャンセルして、スイートに乗車した。 実はキャンセル待ちにも、必ず駅に足を運ぶべき「日」というのがあるのだ。 これは秘策ね。考えれば、分かるんだけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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