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じゅびあの徒然日記

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2008年07月27日
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カテゴリ:旅行
福岡でうつ病学会があったため、「はやぶさ」で出かけた。
ブルートレインもどんどん廃止されていくご時世、この機を逃すと九州方面にブルトレで出かけることは二度とないかもしれない...。
発売日にいつもの駅でキップを購入。
一人旅、さすがに防犯上個室が取れなかったら新幹線か飛行機にしようと思っていたが、あっさり往復Bソロをゲット。

復路のきっぷは発売時刻ではなく、夕方の購入だったので、マルスくんに「残席1」と言われた。
車両の端だから揺れるだろうな、と思ったが選択の余地なし。
...実際同じ2階でもかなりの揺れ(4番個室<18番個室)。
帰りはエアコンの送風口のボッチでも、入口ドアの上枠でも、頭をひどくぶった(泣)。
本を読もうと広げたけれど、「これは目で字を追ったらすぐ酔うわ...」と断念するほど揺れた揺れた。
寝ていても何回かドーンと下から来て目が覚めた。
カシオペアは言うまでもなく、北斗星、トワイライトで爆睡できる私が、これだけ眠れなかったってことは、やっぱり車両の老朽化なんだろうね...。

往路の4号室は、進行方向逆向きだったものの、比較的快適だった。
瀬戸内の海が通路側になってしまうので、個室から景色を楽しむには高くてもシングルデラックスがいいんだろうね。
しかし、B寝台車についているトイレは個室が狭くて、ドアを閉めてるとスカートの裾が便器に触れないようにするのに、一苦労。
結局最初以外はA寝台車のトイレを借りに行った(Aには洋式もあるが、トイレがやや広い分洗面所はついていない)。
朝食には、下りのはやぶさ車内でしか買えない水了軒の幕の内弁当が食べてみたくて、何度も1号車との間を様子見にうろうろしたが、喫煙車両の1号車に長く滞在することができず。
ようやく車内販売が始まった時には「(柳井のお弁当は)売り切れです」...ふえええん。

料金は新幹線より高いけれど、私は寝台個室が好き。
新幹線に何時間も乗るのと違って、退屈は感じない。
人目を気にせず、誰にも邪魔されず、景色を楽しみながら自分だけの長い時間を確保できるということに価値を見出しているのだ。

九州方面のブルトレでも、機関車交換(下関)や富士との連結切り離し(門司)は一大イベントらしく、たくさんの乗客がカメラ片手に列車を飛び降り、先頭へ走って行った。

黄色い線より出ちゃいけない、と子どもが注意されているのに、一番先端で柵につかまって乗り出しているオジサン、みんなの写真にあなたの後頭部が写っちゃっているんだけど、分かってないな。

はやぶさの運転士さんや、連結する保安員のオジサンは感じがよかったけれど、「フラッシュを焚かれると仕事にならん!」と叫んで耳をつんざくほどの甲高い警笛を長く鳴らした富士の運転士。
夏休みで、子どもたちもたくさん集まっていた。
写真を撮る目的だけで来ているマニアは少数で、ほとんどが、富士、はやぶさの実際の乗客。
長距離の旅に新幹線や飛行機より高いお金を出して、それでも「乗りたい」と選んでくれたお客さんたちなんだ。
もう次はなかなかないだろう(新型車両の投入はなさそうだし廃止は秒読み)、と思って記念写真を撮っている。
JR九州も民間企業なんだから、お客さまへのサービスも考えるべきじゃないかな、と思った。
私は白けたのですぐ写真を撮るのを止めて、後ろへ離れて行く途中、真横でまともに長々と警笛を鳴らされてしまい、目や鼻まで痺れて飛び上がった。
実際かなり後まで耳鳴りがしたので、帰りほとんど眠れず悪夢を見続けたのは、揺れのせいだけではなかったかもしれない。
一晩明けた今でも、まだ左耳がおかしく、左眼だけチカチカするほどだ。
毎度のことで人だかりにうんざりしているのは分からないでもない。
フラッシュが仕事の邪魔なのもわかる。
でも数分おきに発着する新幹線でだって、昔は記念写真を撮ったりしたものだ。
多くが一生に一度かもしれない寝台特急の旅で、非日常の楽しい思い出を持って帰ろうとしているのに、後味が悪い。
北斗星なんかだと、ヘッドライトを点けてサービスしてくれることもあるのに...。

※機関車交換の記念撮影にフラッシュを使用することの可否について意見が分かれるところなのは承知しているが、警笛で翌日まで耳が変、ということに憤りを感じて書いているので、そのつもりでお読みいただきたい。明日になっても耳が変だったら仕事にならないのはこちらも同じだし、人によっては鼓膜外傷でクレームをつけることだって、十分ありうると思うから。





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最終更新日  2008年07月27日 22時32分16秒
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