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じゅびあの徒然日記

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2007年06月04日
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...なかなかブログが書けない。

もう近い将来辞めると決めている職場で、モチベーションを保ち続けるのは、かなりキツイ。
内科医の「様子を見たらどうでしょう」という判断を覆して、自分で緊急転院判断をし、「精神科の患者はとれない」という依頼先の冷たい対応に、腹を立てまくり、散々いろいろ訊かれた末の長い言い訳にキレまくり。
しまいには相手を遮り「とにかく診ていただけないということですね。判りました。いいです。」とこちらから電話を切った。
緊急に転院先を探しているんだから、次を当たらねば。
相手の言い訳に付き合っている暇はないのだ。

通常診療時間内なら、とにかく紹介状を持たせて、家族と外来受診をさせてしまう。
私に言える失礼な言葉も、家族相手なら言えない、という医療機関も多いから。
入院の判断をするのは先方に任せるべきだ。
診察した上で入院させる必要はないと判断されて、それが誤りだったなら、それは先方の責任になる。
私はしがない精神科医なんだから、身体疾患の入院適応なんぞ、判断できる立場にない。
元来、こちらで転院判断をして送る、ということは身体疾患にはありえないんだから。
失礼だと怒る紹介先もあるが、電話でそこらじゅうに断られたら受診先が無くなってしまう。
「予めお電話をいただいたほうが病室の都合がつけやすいかと思います」と釘を刺してきた紹介先もあったが、本音は違うことを、知っている。
そういうことを言う医者は「電話を先によこされれば、その時点で断れたのに」と思っているのだ。
どうしても受け手がなくて県境を越えるしかないか...と思ったこともしばしばだ。
今日は時間外だから予め電話で受診先を当たらざるを得なかったが、案の定断られまくった。
遠い病院になってしまって、家族は不満そうだったが、私は家族に「近い病院は精神科の患者というだけで、みんな断ったんです」と伝えることがどうしてもできなかった。
転院先を見つけるのに時間がかかり、しかも遠いところになってしまい、家族は挨拶もせずに患者さんを連れて行った。
入院していて、身体疾患が出たのを、誤診だとか、判断が悪いとか、精神科の薬のせいとか、思っていないかな。
緊急事態で私もあまり愛想よくしてる場合ではなかったからな...。

さっき病院に電話して判ったが、患者さんは急性胆管炎だった。
胆石でも、落ちたかな。
精神科の治療のせいでもないし、腹痛も訴えなかったし、週末の時点では白血球も炎症反応も上がっていなかったから、「現時点では緊急性がない」と判断したのもやむをえない。
日曜日からの高熱で、今日の時点で判断できれば(報告を受けて、すぐだし...)精神科医としてはまあまあなんだけどな。
家族には通じてないかもしれないな...。
もう、辞めるし、いいかな。
切ないな。





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最終更新日  2007年06月04日 22時51分40秒
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