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カテゴリ:旅行
今年の夏は、札幌までカシオペアで出て、銭函で1泊、小樽でレンタカーを借り、羊蹄山麓の真狩村、洞爺湖、苫小牧を経由して再び札幌からカシオペアで帰るというコース。
私は小じんまりしたオーベルジュが好き。オーベルジュを探して転々と泊まったりする。 一応オーベルジュという言葉を知らない方には、レストランに宿泊施設がくっついたもの、と考えていただけばよい。 宿泊よりも、レストラン(食事)がメイン。 オーベルジュは部屋数も少ないことがほとんどだから、食事だけの客も多い。 だが小じんまりしているだけに、それぞれの部屋に個性があり、私の知る限りサービスや掃除も行き届いている。 オーベルジュの朝食は素晴らしい(もちろんバイキングなどであるはずがない!焼きたてパンや自家製ジャム、しっかり温かい卵料理、シャキッとしたサラダ、無糖のアイスクリームのような牛乳、冷えたフルーツ...)ので、それを楽しめるのが宿泊の醍醐味でもある。 未就学児お断り、小学生以下お断り、というオーベルジュも多いので、私の場合ももう少し子どもが大きくならないと泊まれない宿が、まだまだある。 銭函で部屋数5室のオーベルジュに1泊。 真狩村で部屋数4室のオーベルジュに1泊。 銭函のオーベルジュは去年の雪まつりと夏、今年の夏と連続で利用している。 札幌からJRで20分と近いので、市内で普通のシティホテルやビジネスホテルに泊まるより、私ならここまで足を伸ばしたい。 頼んでおけば銭函まで送迎してくれるので、冬の雪道に自信がなくても安心。 子どもが私のエゾシカを初めて味見し、はまったのがここだった。 真狩村のオーベルジュは、有名なところ。 野菜たっぷりの前菜は、葉物野菜をめくるとあちこちにテリーヌなどが隠されていて、楽しい。 ブロッコリーの茹でたてが、そのままどーんとお皿に載ってでてきたが、塩味だけで十分なほど香り高い。 寿司やラーメンを食べて回っているとつい野菜不足になりがちなので、身体に美味しい。 ビタミンが染み渡るようだ。 メインの料理よりも、野菜ばかり印象に残っている。 宿泊は別棟で、ゲストだけが利用できるサロンがある。 そこには、ジンやウォッカ、ウイスキー、リキュール、ハーブティが置いてあるが、なんと宿泊客はフリーなのである。 私はそんなに飲めないので、子どもと冷蔵庫のアップルタイザーを分けて飲んだだけだったが、のんべさんたちにはたまらないだろう(但し、飲みまくって騒ぐような雰囲気ではない)。 朝食には地元ベーカリーのパンが、熱くした陶板の上にてんこ盛りで出現。 当然こんなに食べきれない、と思ったら持ち帰り用の紙袋と、ジャム用の使い捨てプラスプーンを何も言わなくても持ってきてくれた。 朝食後の散歩も気持ちよい。 真狩村はユリ根の産地だそうで、散歩の途中でもユリを多く見ることが出来た。 チェックアウト直前にも、ランチに訪れる客が多く出入りするのを見ると、泊まって時間を過ごせたことにちょっと優越感。 持ち帰ったパンは帰宅後の軽い夕食になったのだが、この時初めて赤いジャムがイチゴでなくてさくらんぼであること、紫のジャムがブルーベリーだけでなく、ルバーブとのミックスであることに気づいた。 北海道のオーベルジュといえば、去年は標茶のオーベルジュ...いやそこは正式にはマナーハウス(部屋数8室)...を利用した。 そこのアクティビティで、子どもと釣り(釣った天然ニジマスはディナー時、サービスで調理して出してくれた)をし、人の入らないような屈斜路湖畔でランチ(ガイドさんがその場で調理!)を楽しんだ。 ジビエを出すレストランなので、子どもは大喜びでメインにエゾシカをオーダーしていた。 あれも凄くよかったが、母が体力的にしんどかったらしいので今年はもう少し無理のないコース設定にした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年08月23日 19時56分54秒
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