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カテゴリ:うさぎ
もう長くないと覚悟して(獣医師さんにも告知されて)から半年、るーなはよく頑張った。
小さい身体で、彼女の生きることへの執念みたいものを、見せてもらった気がする。 北海道に出かけている間は、姉に看てもらっていたが、モリモリ食べて元気よく過ごしてくれたので、小康状態で安心だった。 そのるーなが、一昨日朝突然、立ち上がることも出来なくなっていた。 前足も後ろ足も伸びきって、お腹をだらーんと床につけたまま、動かない。 水を飲みにも、ゴハンを食べにも行くことができない。 口元に近づけてやれば、食べるし、飲むから、どうも動くことそのものがしんどいらしい。 だが、私がこまめに食べさせて飲ませるには限界がある。 昨日の朝には完全に脱水を起こし、身体の張りがなくなっていたから、栄養剤の点滴もしてもらった。 歯、爪、耳、涙管も処置してもらい、保険の利かない動物病院の代金は全部で一万円近く。 動物を飼う、ということはお金も掛かること。 私の患者さんなどで時々「ネコが病気だが、お金の余裕が無いので病院に連れて行けない。だが、みるみる弱ってくるのが可哀想で、私も眠れず、何もする気になれません」などと訴える人がいらっしゃるが、私は共感して聞くフリをしつつ、内心「お金が掛かるのが嫌なら、最初から飼うべきでないでしょう」と心の中で叫んでいる。 生活保護など受けて1人暮らしをしている患者さんに、「私寂しいんです。ペットとか飼うのはどうでしょうか」と訊かれたこともあるが「ペットはいつも可愛くて元気なだけではない。病気にもなるし、飼い主の不注意から事故に遭うこともある。年をとれば介護も必要。病院も保険が利かないから、すぐに数万円かかる。あなたにそれを負うことはできる?」と話して、思いとどまらせた。 昨日点滴をして帰り、よろけながらも立ち上がって自分で食事を摂る素振りを見せたので、少しこれでもつかな、と思った。 だが今朝はまた、伸びきってしまっている。飲水はしたようだが、よろよろして足元が覚束ない。 すのこや網だと脚が挟まってしまうのでペットシーツを直接敷いているが、足が滑って余計に動けない様子。 少し高くなっても、滑り止めの付いたペットシーツをどこかのメーカーさんで出してくれないかしら。 入院をさせてでも、とはもう思わない。飲水はしているから、点滴しても変わらないだろう。 るーなにとっては、動物病院に1人残されることもストレス、家が一番落ち着くはず。 口にしてくれるだけ、今朝は手からフードを食べさせて出勤。 出勤したからってもうすぐ辞める職場、仕事は医局の片付けだが(笑)。 これから暫くは、少しマメに看てあげられる。 旅行中は自力で食べて元気に待っていてくれたし、本当に飼い主孝行な子だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年08月25日 09時47分41秒
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