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カテゴリ:プシコ(精神疾患)な毎日
退職したとはいえ、一家の大黒柱の私としては、あんまり長くのんびりもしていられない。
もちろん、失業保険はもらっていません(笑)。 前の病院で私が長年診て落ち着いていた入院患者さんたちが数名、既に落ち着かなくなってしまっている、緊急に処方調整をせざるをえないが...と、後を引き受けてくれた主治医から相談を受けた。 通常慢性期の患者さんの場合、主治医が交代した直後は暫く処方変更をしない。 新しい主治医に患者さんが慣れてくれ、ある程度信頼関係ができてからでないと、処方変更はいい結果を出さないからだ。 全員、私がいなくなった後心配だな、という頭の中のリストに上がっていた患者さんたち。 重篤な副作用が出やすく、処方調整がかなり難しい患者さんも多い。 ニコニコと私の診察に来てくれていた患者さんたちなのに。心が痛む。 待ってくれている患者さんもいる。 以前の病院を退職する時に、外来の患者さんたちには転勤先を教えた(患者さんの引き抜きになってしまうが、ほとんどの患者さんが行き先を尋ねるものだから...尋ねられて教えない、というのも患者さんが嫌いで教えないみたいでしょ)。 通院の足の問題で、転医できないという人を除いて、ほとんど全ての患者さんが「じゅびあ先生の行くところへ続けてかかりたい」と希望してくれた。 まだ初診から間もなくて、長期間診ていない患者さんが「意外にも」迷わず「ああ、じゃあそちらへ行きます、先生にかかり出してうんと楽になったので」と言ってくれるから、驚く。 だからその患者さんたちの処方が切れる前には、転勤先で外来をスタートしなければならない。 病院が変わるとシステムも変わるし、今まで再来をやっていたのと同じように最初からいきなり進めるのは無理だろう。 処方入力も全員新規になるので、時間が掛かる。 少し慣れるまでは、みんなごめんね。 転勤したからといって、その先が天国というわけではない、そのことはよく分かっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月09日 23時00分46秒
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