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じゅびあの徒然日記

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2007年10月12日
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職場が変わると、当然のことながら様々なシステムや流儀、人間関係が変わる。
私は精神科医師だから、患者さんを診療する、という業務の本筋は変わらないけれど、その手順とか順番とかが変わったりする。

転勤した先が天国ではないことは、分かっていた。
どこへ行っても、合う人と合わない人があるし、私のことを嫌う人もいるだろう。
何もかもうまく行くことを期待して、転勤したわけではない。

だが、表題のとおり、システムとか、院内ルールとか、そういうものへの適応が、前の病院へ赴任した4年前より、悪く(遅く)なっていることに気づかされるのだ(笑)。
順応性が、明らかに落ちている。

30代前半の頃は、少なくとも頭脳労働に関して、20代の頃との違いを感じていなかった。
ところが、今、歴然と感じる!
びびった。ゾーッとした。
これって、40代で転勤することになったら、どうなるのよ!?って思う。

私の転勤に伴って転医(受診先医療機関を変えること)してきた患者さんでも、同年代の人は多い。
うつ病などの発症をきっかけに、持ち場を変わった人も多くいて、そんな患者さんを相手に、訊いてみる。
「ねえねえ、やっぱり30代後半になると、仕事の内容が変わったり、場所が変わったりしたとき、すぐに適応できない?私、ご存知のように、病院代わったでしょう?で、ほら、いろいろ細かいところ、システムが違うでしょ。前の病院に赴任した時は、30代前半だったんだけど、その時と明らかに、違うの。すっと入れないのよ。なんか倍くらい時間かかってさ。」
患者さんたちは、みんな親近感をもって「うんうん」と頷いてくださる。
「僕も40近くなってきて、今までと違うのを感じるよ」なんて慰めてもくださる。

もちろん、ここでは当分踏ん張ってやっていくから、患者さんたちには安心してもらってていいんだけど。
なんかまだまだ、あちこちで余計な気を回しては、気疲れする。
余分なことまで言っちゃったり、逆に、何も言えなくなっちゃったり。
自然体でやっていけるのは、少し先になりそう。
今は患者さんの前に出ている時が、一番自然体になれてる気がする。





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最終更新日  2007年10月12日 08時35分49秒
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