猫屋　CATWALK

それは、2週間ほど前から・・・・

「おたくのDUKEちゃん、います？」

と、ご近所から聞かれることから始まった。

当然。


僕は完全室内飼い、アマアマに育てられたイエネコ。

外に出ることはない。

それなのに、お姉さんまでもが、電話で、

「でーにゃん、家にいる？」

と、聞いてくるしまつ。

どうやら、この近所に、僕そっくりのノラか外猫がいるようだ。

「でも、でーにゃより、ちょっと小柄かな」

「白いところがでーちゃんより多い」

と、よく見てくれてるようだ。

なにより、「僕が家にいるか」ってみんなが気遣ってくれるのはうれしいね。

飼い猫が多い地区は、こうでなくっちゃ・・・・。

そういえば、自分のそっくりさんっていうか分身を「どっぺるげんがー」っていうんだよね。

僕のどっぺるべんがーがいたら、僕は、僕の替わりに病院にいってもらって、お風呂にはいってもらおうっと！

お姉さんは？

お姉さんは自分のどっぺるげんがーをどうする？

「もちろん、肩をもんでもらって、背中をマッサージして、足ツボを押してもらうの。やっぱり、痒いところは自分が一番手が届くもんね・・・」

う～ん。


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