テーマ:私のPC生活(7419)
カテゴリ:技術
先日の妻との会話。 「最近何の研究してるの?」 まじめに説明すると大変な時間がかかりそうなので、その時はどんなものか話さなかったが。 昨年ほどからIT業界は、仮想=virtualizationという言葉が大流行である。 仮想世界・・・SecondLife、HOME。 中には、本当に仮想技術なのか? 模擬=simulated、多重=multipleと違うのか、と いう気がするものもある。 仮想:(1)仮に想定すること。 それに対して、virtualを辞書で引くと。 virtual:(1)事実上の、実質的な、同然の とある。 仮想は、ほんとうはないのだけど、あるかのようにみなす、ということ。実際はないのに、あるかのように周囲(の人間)が認識することだ。 ままごと遊びの「子供銀行発行の紙幣」は、仮想的なお金である。本来、金銭的な価値はないが、価値があるとみなして限られた範囲で使うマネをする。 そのことを踏まえた上で、仮想サーバを研究している、という言葉を考えると、サーバがあるかのようなふりをみんなでする研究をしている、と理解されても誤りではない。 ここまでこの言葉が普及すれば、仮想という言葉自体が変容したといえるが、本来の意味と異なって普及した言葉は、ハッカーやスパムの例にはじまり、この業界けっこう多い。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 19, 2007 12:40:10 AM
|
|