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June 20, 2008
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テーマ:私のPC生活(7434)
カテゴリ:技術

だんだん7/11のiPhone発売日が近付いてきた。
でも、Apple Storeでもソフトバンクモバイルでも、これといった情報や予約受付開始のようなアナウンスはない。(6/20 23:00現在)
ここは一つ、自分なりにiPhoneを買うかどうか、整理してみよう。

まずはマイナス面から。

1.ビジネスモデル
初期モデルは、AT&Tをキャリアとして去年発売された。
衝撃的だったのはその販売方式だ。レベニューシェア方式が選ばれ、実質キャリアと端末を分離したビジネスモデルとなった。
はたしてこれが、日本のキャリアに受け入れられるのか、という点が最も注目されるところであった。
従来のインセンティブ方式は、キャリアの利益優先のモデルであるといってよい。
昨年後半より日本の携帯キャリアは、端末を月賦での購入方式に変更になり、ずいぶんと明確になったが、それでもキャリアサービスと端末の分離はできていない。商流は変わらないからだ。
インターネット世界で、パソコンをOCNから買って、プロバイダをOCNにしなければならないなどということはない。PCとISPは明確に分かれている。
しかし、携帯電話は電話文化から進化しているため、依然キャリアの支配力が絶大である。
iPhoneが、黒船として揶揄されるのは、こうした携帯業界に対してビジネスモデル改定を牽引するきっかけになると期待されたからだ。
iPhone(Apple Storeサイトより)

しかしながら、6/9のWWDCでの次期モデル"3G iPhone"のお披露目に際し、その販売形態が従来の携帯電話と同じインセンティブ方式に変更する旨が発表された。
iPhoneの購入を躊躇する原因である、端末価格を下げるのが狙いだ。
そのためにインセンティブ方式にて、キャリアにて徴収する利用料に端末価格の回収をまぜるほうが、普及に対して有利であるとAppleが判断したと思われる。
ちなみに、インセンティブ方式が悪いといいたいわけではない。
携帯電話普及期において、キャリアの利益を優先させることで、結果的にネットワークの高速化や高度化が実現でき、これほど急激に携帯電話の普及につながり、我々利用者の利便性向上につながったのだから。
しかしながら、日本の場合、ほぼ人口のほとんどが携帯電話を持つ時代となり、サービスも使い切れないほど過多となり、普及機から継続利用促進のフェーズにあり、そろそろキャリア利益より標準化やオープン化に向かういいきっかけになると期待していたのだが、そこが残念である。

2.個人的理由
我が家は携帯のみならず固定電話やISPなど通信周りをKDDI(au)でまとめている。
しかしながら、iPhoneはCDMA2000規格をだすつもりはなく、GSM規格で世界展開しているため、auでの発売はありえない。
はじめから期待はしていなかったが、それでもちょっと残念だ。

3.機能面
iPhoneについては、タッチパネルやマルチタップの使いやすさが、非常にアピールされ、一番のウリになっている。
しかしながら、細かいながらも重要な点について、いろいろ問題がある。
アプリケーション間でのコピー&ペーストができない、電話としての音声品質がよくない(3Gでは不明)、メールやGPS地図等のアプリケーションがシンプルすぎて基本機能しかない、ブラウザでAdobe Flashが使えない、などなど。
アプリケーションを後から組み込むのであれば、すでに大量に開発されているwindows mobile系のスマートフォンのほうが有利であるといえる。

4.プラスな機能面
ここまでマイナス面を書いてきたが、以降はプラス面である。
H/Wとしての機能面の良さは、いまさら挙げ連ねるまでもないが、最大の魅力は強力なグラフィックエンジンとカスタマイズされたMacOS Xのレスポンスの良さであろう。
全面タッチパネルなどは、iPhone以前からもあったし、それ以降もプラダフォンをはじめいろいろ出ている。
おそらくレスポンスの良さもそれなりにがんばっているのだろうが、プラダフォンとiPhoneの最も大きな差は、こうしたH/W機能にあるのではない。

5.サービス面
iPodの前例のように、Appleのエライところは、ハードウェアの提供とともにネットワークの利点を活かしたサービスを共に提供することだ。いわゆる機器販売以外のビジネスモデルを取り入れていくことが非常にうまい。
そしてそのサービスが魅力的であるがゆえに、ハードウェアも売れる、という好循環が生まれる。
今回のiPhoneも、Apple Storeからのプログラム流通の提供、MobileMeでの情報共有機能やプッシュ型メールの提供と、じつに充実している。
開発ツールの提供開始とともに、開発資金の投資制度も提供するあたりも抜かりがない。
こうした利用者への明確な活用法の提案ができること、開発者への協力を惜しまないこと、これがAppleの魅力のひとつであろう。
ぼくも、フリーウェアのひとつも作ってみたいと思っている。(いつかMacを買ったら・・・)
i-modeもコンテンツ料金をキャリアが代理回収するというモデルで、非常に成功した。
そしてi-modeで成功を納めてしまったdocomoからiPhoneを出しにくい理由にも関係しているのではないかと邪推する。

6.精神的に
iPhoneに引きつけられる人の多くは、上記のようなこととは別に、もっと精神的なところにもあるのだろう。
「恋は盲目」、「我が子はかわいい」と同じく、理屈を超えたところで、ほしくなってしまうものだ。
曰く、iPhoneはNeXT STEPやNewtonのDNAを受け継いでるとか、Jobsのカリスマ性とか、外見のデザインがすばらしいとか、Appleのユーザインターフェースはかっこいいとか・・・。
まったくもって反対するつもりはないし、むしろMacやNeXTに憧れているからこそ同感であるのだが、こうした表面的な魅力の底にはもっと違うものがある気がする。
それは、5項でも書いたような、Appleならきっと楽しいことを提案してくれる、今まで世の中になかったようなサービスを出してくれるかも、といったワクワク感。
これこそが、Apple製品への期待、そしてJobsのカリスマにつながっていると思う。
Googleが次はどんなサービスを出すだろう、という期待感ときっと同じようなもの。
Appleは、こうした魅力をうまく表現して、形とデザインをし、所有する楽しさに具現化してくれている。

これこそが、プラダフォンやブラックベリーにはなくて、iPhoneにあるものだと思う。
だから、やっぱりiPhoneがほしいのである。






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Last updated  June 21, 2008 12:16:00 AM
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