windowsのIMEのバカさ加減にうんざりし、ちょっとした気まぐれもあって、Linuxの日本語デスクトップとして評判のよいubuntu9.04を使いはじめた。
ここ二ヶ月くらい使っているが、自宅でwebをみたり、写真管理をしたりする分には、なんら問題はない。動作も軽く、画像ビュア(
gwenview)や音楽再生、DVD再生など必要なソフトもパッケージ管理ソフトにinstallと指示するだけで、勝手にダウンロードしてきて依存関係も解決して、自動で入ってくれるし、よくできていると感心している。
Linuxはコマンドでカチャカチャというイメージがあるが、ウィンドウマネージャであるgnomeを含めGUIがしっかりしてきて、コマンドを叩くこともあまりない。といっても、全くコマンドを叩かないということもないので、やはりまだ万人に薦められるOSとはいえない。
そんな便利なubuntuだが、MS-windowsから離れられない理由が2つある。
ひとつが、デジカメからの画像の取り込みに使っているCanonのEOS Utilityだ。
本来は、USBでカメラのCompact Flash から単にファイルコピーをすればいいのだが、ファイル名体系をEOS Utilityに依存した体系にしてしまったため、いまさら変えるのもヤなので、使い続けている。
これは、ファイル名変換スクリプトでも作れば、どうにかなるのだが・・・。
最大の理由は、AppleのiTuneの存在だ。
ubuntuでも、iTuneクローンの音楽再生ソフト「Rhythmbox ミュージック・プレイヤー」が作られているが、iPhoneとの同期やバックアップのためにはどうしてもiTuneに頼らざるを得ない。
そういうことで、普段はubuntuを使い、ときどきwindowsを立ち上げる、というマルチブートなことになってしまったのだが、まぁそれはそれで幸せなPCライフである。