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テーマ:日本的なるもの(437)
カテゴリ:陽明学
一 仁者は其の言を訒〔しの〕ぶ。言いて行わざるは虚〔きょ〕也。 君子の恥づる所なり。 仁は実理也。故に仁者は言行相かえりみて虚なし。 其の言の出〔い〕づる事を難〔かた〕しとする所也。 好人は言すくなし。其の行〔おこな〕うことのかたき(難き)をしれば也。 故にいえり、䏰々〔ジュンジュン〕たるは其の仁也と。厚きをいう也。 剛毅〔ゴウキ〕朴訥〔ボクトツ〕の、仁に近きも、 質朴遅鈍にして物に屈せず、終にやまずして発する所あれば也。 一 君子の道は費〔ひ〕にして隠〔いん〕なり。費は、たからとせざる也。 たからとせざるは、おさめかくさざる意也。 君子の道はあまねく教えてかくす事なし。 しかれ共〔ども〕、言語にのべがたき所あるは、隠也。 君子かくさざれ共かくれて発せず。只入徳の人黙して知るべし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022年07月29日 22時03分31秒
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