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2022年08月25日
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カテゴリ:陽明学
 
 一 心法は心の向かうところを慎むべし。
向かう所〔ところ〕実〔じつ〕なる者は自然にいたるものなり。
孟子、性善をいえり。
善は内より出づるもの也。故に邪をふせぐ時は誠おのづから存す、
善といい誠という、皆〔みな〕性の徳也。一体異名也。
誠は則ち善也。善は則ち誠也。
今の人、心の好み向かうところ、利と欲とにあり。
必ずしも利欲を主とせんと思わざれども、自然に利におもむき欲に住〔じゅう〕す。
工夫、力を費やさずしてよくする者は、向かう所実なれば也。
誠は天を以て根〔ね〕たり。固有の徳也といえ共〔ども〕、
志〔こころざし〕の向かうところ実にあらざれば、思う時は存し、忘るる時は亡するがごとし。
工夫を用い力を付〔つ〕くるといえ共、存養しがたし。
若〔も〕し心〔こころ〕実に徳を好み邪をふせがば、誠自然に立ちて善〔ぜん〕行わるべし。
是〔これ〕を忠信を主とすという。
忠信外より求め来たりて主とするにあらず、本〔もと〕よりの主也。
今は人欲主となるが故に、忠信は心を起こして存す。客来〔きゃくらい〕のごとし。
故に程子云く、東に之〔ゆ〕かず、西に之かず、是〔これ〕中也と。
東西にゆかざるを中というにあらず、東にゆくを必〔ひつ〕とせず、西にゆくを必とせず。
義とともにしたがうときは中也。





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Last updated  2022年08月26日 22時15分23秒



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