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テーマ:今日の出来事(292625)
カテゴリ:『あたりまえ』を考える
私の持っている漆器のお椀の底には、商品ラベルのシールあとがある。これを落としたいのだけれど、なにぶん漆器だから、変なことをして傷がついたら嫌で、手つかずになっている。底なのだから、普段使っているときには見えないところ。でも剥がしたいっ! どなたかいい方法をご存じないでしょうか???
最近では、切手もワインのラベルも、どんどんシール化している。そしてそのお陰で、それらは剥がれにくくなってしまった。水にしばらく浸しておけば、すんなり剥がれる…今はそんなに簡単に剥がれない。 きれいな形のガラスの瓶に入ったオーガニック・ジャムを買った。もちろんジャムを食べた後、その瓶は再利用の予定だったけど、商品ラベルがしっかり貼り付いて、どうしても剥がれない。お湯、ビネガー、アルコール…剥がれない。仕方なく、Sticker Offという商品を買う。ものすごい臭いだ; オーガニックのジャムを製造するくらいなら、リサイクルや環境のことも念頭にないのだろうか? ところが最近の日本の商品では、アメリカと違い、この手のラベルが剥がれやすいものが大半だ。試しに、いろんなものを剥がしてみると、それがよくわかる。さすが細かいところにこだわる日本はすごい。シールに使う接着剤も、どんどん『進化』しているのだ。 しかしだ。 貼りやすく剥がしやすい。これは大変便利だけれど、その分、資源が、エネルギーが消費され、接着剤の安全性を確かめるべく、動物実験で、多くの命も消費される。剥がした後のラベルは、リサイクル不可能のゴミ。一体どんなケミカルを使っているのだろう。自然にはちゃんと分解されるのだろうか?燃やしても大丈夫なのだろうか? いろんな???が頭をもたげる。 これは進化なのだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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