忘れ物
相方両親は予定していた時間より少し遅くなると連絡が来た。もっと早く分かっていたら、朝シャンできたのに・・・残念であった。相方両親が車で迎えに来てくれて、そのまま出発。相方実家から我が家までに妥当なガソリンスタンドがなかったらしく、我が家から高速道路に行くまでの安いガソリンスタンドで給油した。私は乗り物酔いしやすいので、いつも乗り物に乗る時は、ガムや飴を食べて気を紛らわせているのだが、今日は予備を入れるのを忘れたので、相方に買ってもらった。ここで買ってもらわなかったら、この旅行中に買うチャンスはないに等しいと思ったからだ。相方は「ガムは文化のモノ」と言って食べないし、私が食べるのも良い顔をしない。相方は、にんにく食べた後の口のにほいの方が、ガムを食べてすっきり爽やかミントの香りより問題がない(好き)のだ。ガソリンを満タンにし、南方へ向かって出発。膝から下だけが妙に寒く、足首が寒さで痛くなってきたので、レッグウォーマーを履き、相方と自分のコート2枚膝にかけて座っていた。旅行のメッセで駐車場待ちの渋滞を対向車線に見ながら、ベルリンを過ぎ、相方がここは、昔の東のドイツと西のドイツ(ベルリン)のボーダーだった所ですと説明をしていたらあーーー。写真を忘れた。と、ママが叫んだ。パパは何度も忘れてないか聞いたのに・・・みたいなことを言っている。言い合いになるかと内心ヒヤヒヤしたが、そこまでいかなかった。狭い空間でやられたら辛い。久し振りに会う人達に見せたい写真である。相方実家までUターンした。実家で皆トイレへ行き、忘れていた写真とCDをしっかりと持ち、再度忘れ物はないか確認して再出発。我が家を出て1時間30分後のことだった。相方が、これなら、1時間30分の後に待ち合わせても良かったです。そうしたら、suesseschokoladeも髪を洗うことができました。あ・あ・相方がそれを言うなぁー!!その後は順調に飛ばして行った。慣れとは怖い。最初、180キロで走っているとメーターを見た時は驚いたが、今じゃ何とも思わない。180キロで走っているのが、日本の高速で120キロ位で走っている感覚120キロで走っていると、日本の高速で80キロで走っている位の感覚になってしまい、「遅いなぁー」って感じてしまう。自分で運転したら、そんなに出せないが、乗っているだけなので言いたい放題である。お昼時にさしかかり、トイレ休憩兼昼食となった。最初に車を停めた所はパパが景色が気に入らないと言い、トイレから出てきた私達を車に乗せ、同じ休憩所の別の場所に車を停めた。きっと私以外は外のベンチで食べる気満々だっただろうが、風が強くなってきたため断念して車内での食事となった。黒パンにチーズを挟んだもの1切れハーブティーチョコレート1個オレンジとってもドイツの食事だと思った。ママが全部用意してくれていて、オレンジもむいて相方に手渡し、相方が半分に分けて私にくれる。ハーブティーもママが作って水筒に入れて持ってきていて皆で飲んだ。相方とパパはもっとチョコレートが欲しかったが、人数分しか持って来ていなかったので、残念そうだった。なんだか、とても家族のような(家族ですが)アットホームな感じが妙に嬉しかった。我が実家だったらどこかのサービスエリアのレストランで食事売店でそれぞれ好きなペットボトルを買って飲んだだろうそれの方が、好きなものをお腹一杯食べられていい。今回、正直最初は「えーー、これだけ!お腹一杯にならない。レストランで食べないの?」と思ったが、ママが狭い車の中で、バックからパンを出し、皆に配り、果物の皮を剥き・・・というのを見ていると、とても「家族旅行」「家族」という実感が沸いてきてしみじみとした。