昆虫雑学
昆虫雑学 by:ムシおおフォレストグリーンから登場した新とくしゅわざ 「ゆう気のいちげき」 。みんなはもう使ってみたかななかなか使いこなすのが難しいわざだムシ・・・このわざで助けにきてくれるのはスズメバチ。それじゃ、こわ~いスズメバチについて調べてみるムシ。「雀(すずめ)バチ」「スズメバチ」の名は、その大きさが「雀(すずめ)ほどもある」ことに由来しているらしい。スズメバチは、ミツバチと並び、もっとも社会性をはったつさせたハチであり、数万もの育室をゆうする大きな巣を作るしゅるいもある。スズメバチの巣の材料は、枯れ木からかじり取った木のせんいをだ液のタンパク質などで固めたもので、一種の紙のようなものである。スズメバチ類は強力な毒を持ち、人への攻撃性も強い。毒ばり、毒のう、毒せんはせいしょく器が変化した物で、刺すのはメスだけである。女王蜂も毒ばりこそ持つものの、攻撃性は低く刺すことはほとんどない。刺されると約10分後から痛み、かゆみ、かんぶの炎症とはれ、体温の上昇などの症状が起こる。刺されないための注意としては、スズメバチ類は巣のぼうえい行動をとるため、巣から10m以内に近づくとけいかい行動をとりせっきん者のしゅういを飛び回る。この時点でその場を離れた方がよい。次の段階としては左右の大アゴをかみ合わせて打ち鳴らし、「カチカチ」という警戒音を出しいかくする。さらにその場にとどまったり、巣の近くを通るなど刺激を与えると集団で攻撃される。香水や黒い服もスズメバチをこうふんさせるおそれがある。香水には、しばしばスズメバチ類の攻撃フェロモンと同じ物質が含まれているからである。また、黒い服は、スズメバチ類がしばしば幼虫やさなぎのほしょく者として攻撃ひょうてきとする、ヒトを含む大型ほにゅう類の弱点が黒色部分(眼や耳孔など)であることにより、黒色あるいは暗色部分をしき別することによって、攻撃行動を活発化させる行動特性を刺激すると考えられるからである。 夏、秋に山や森に行く場合は香水や黒い服を控えるべきと考えられる。やっぱりスズメバチはこわ~いムシ・・・これから山や森に行くときは気を付けるムシ。やっぱりゆう気のいちげきでスズメバチを飛ばす方が安全だムシ。