【不平不満を思う時間より、感謝する時間を多く持とう】
【不平不満を思う時間より、感謝する時間を多く持とう】 牧師であり、著述家として有名なジョセフ・マーフィーが、 『人の一生は、その人が何を考えたかで決まる』と述べました。 つまり、一日24時間の内その人が一日中抱いている感情を含んだ、考え方で 決まるということです。 たとえば、仕事に対する不平不満や、人に対して批判的なことをいつも考えて ばかりだと、必然的に幸福な人生は送れないと述べています。 不平や不満はあっても、感謝できることが他にもあるなら、そのことを考えた ほうがいいということになります。 感謝の気持ちは、自身の周囲に対してへりくだる心、つまり謙虚な感情から生 まれるものです。 「今の私があるのは、まわりの人たちのおかげです」という思いが根本にある から感謝の気持ちが生まれます。 すると、不平不満よりもどうすればよい生き方ができるか、と考えるようにな り、そこから前向きな積極的なことを考える時間も増えてくるのです。 京セラの創業者、稲盛和夫さんが会社を立ち上げてすぐ、まだ小さな町工場の ときの話です。 会社として初めての受注は、松下電器産業のグループからのものでした。 しかし、納期や品質や価格のすべてにおいて要求が厳しく、他の同業者からは 下請けいじめではないか、とも言われていました。 そんな中でも、工夫を行い要求された製品を修めることができました。 それがきっかけになり、京セラの名前が少しずつ広がり、アメリカの半導体 メーカーからの受注につながったのです。 そして、IBMの大型汎用コンピューターの中枢に組み込まれる部品の受注が あり、期待通りのものを納めそれ以後、世界的なメーカーに成長したのです。 よく想念の力と言われますが、不平不満も感謝も同じ想念です。 この想念が人生を左右する理由は、不平不満の想念をずっと持ち続けて仕事を することと、感謝の想念を持ち続けて仕事をすることの結果は違ってくるから です。 想念を、継続的に維持していくと「信念」に変わっていきます。 一流のビジネスマンも、スポーツマンも共通しているのは、ある種の信念を もっていることです。 不平不満より感謝する時間を少しでも多くする考えグセを身につけましょう。 もちろん、不平不満の感情をゼロにすることは難しいことですが、それでも 他に感謝できることはいくらでも見つけることはできます。 そのような思考習慣が、しだいに自分を謙虚にし、不平不満の世界とはと違う 喜びの世界で生きることができるのです。 (by ハートリンクス)