【話を聞く姿勢で好感度は変わる】
【話を聞く姿勢で好感度は変わる】 人の話しを聞くのは、話すことにくらべれば楽だ、とほとんどの人が思って います。 日常の会話でも、仕事の休憩中のちょっとした雑談のときに、こちらの話に タイミングよく相づちを打ってもらったりすると盛り上がります。 これは、聞く立場の人のさりげない思いやりかもしれません。 知らない人に話しかけるのが苦手な、ある作家の人が、どうすれば気さくに 話せるのかと考えたそうです。 それで気づいたのが、笑福亭鶴瓶さんの『家族に乾杯』という番組を見て鶴瓶 さんが、とてもうまく話しかけていることでした。 街を歩いているとき、「あ、それ、おいしそうやな。一個ちょうだいな」と、 声をかけて、相手の人がやっているお店のものを買って食べます。 そして、おいしそうに食べながら、世間話をしています。 鶴瓶さんは、自然の流れで聞く側になっていて、ついに家族でのおもしろい エピソードを聞き出しています。 そのときは、すでに相手の話のペースになっています。 そして、鶴瓶さんはその雑談の主導権はしっかり握っているのです。 この意味では、鶴瓶さんは「人の話しを聞く天才」なのかもしれません。 話し上手は、聞き上手といいますが、噺家の鶴瓶さんは聞き上手なのです。 また、こんな話もあります。 話し方専門家のある人が、知人の娘さんが就活をしていて、会社説明会のとき に、どんな話の聞き方をすればいいか、教えてほしいと言われたそうです。 そこで、専門家の人はアドバイスしました。 「難しいことなんか何もないよ。三つだけ実行すれば、それで充分」 その三つとは、 明るい表情をつくること。 要所要所でうなずくこと。 大切だと思った箇所はメモをとること。 数日後、その彼女から電話があったそうです。 「説明会が終り、帰りがけに説明をしてくれた人事課長さんに呼び止められ、 『熱心に聞いてくれてありがとう。わが社の試験はぜひ受けて下さいね』 と言われて、びっくりしました」 このように、話を聞く姿勢によって好感度が上がっていきます。 聞く姿勢とは、表情はもちろん、うなずく・相づちなど体を使う表現なども 含みます。 聞く姿勢に人格が表れるといっても、過言ではありません。 聞く力を身につけましょう。 (by ハートリンクス)