ハートリンクスのブログ

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• 【面倒だから、しよう】

  【面倒だから、しよう】◎～変な日本語を私は学生たちに提示している。　　「面倒だから、しよう」。　　面倒だから、よそうというのが当たり前の言い方であるが、　　これは、「ああ、面倒くさい」と思ったら、だからこそするのだ　　という考え方である。　　たとえてみれば、面倒だと思ったらすぐに礼状を書く、挨拶をする、　　床にこぼした水を拭く、トイレットペーパーの新しいロールを　　つけ替えておく、といった具合にである。　　これらは誠に簡単、単純なことであり、時間もとらないことなのだが、　　同時になかなかやり難いことでもある。～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（渡辺和子）　　＊ 　　　　＊　　　　　　＊　以前、「宮崎駿スペシャル・風立ちぬ　1000日の記録」という番組が　放映されました。　その番組で、宮崎さんが何度もつぶやく言葉がありました。　「めんどくさい」。　この一流の人がそんな言葉を発することなんて、まさに驚きです。　ご本人はこのようにおっしゃっていました。　「めんどくさいっていう自分の気持ちとの戦いなんだよ」　「大事なものは、たいていめんどくさい」　「めんどくさくないことで生きてると、めんどくさいのはうらやましいな　　と思うんです」。　渡辺さんの言葉とは逆のように聞こえますが、本質は同じことを示して　いると思います。　その本質は、　「面倒くさい、と思うことをやる時、その人の心には『やってよかった』　　というよろこびが生まれる』　ということでなないでしょうか。　面倒だな、と思えるような物事や人間関係には、何か命題が隠されていて、　その面倒なことをやってみようか、と思うのか、素通りしてしまうのかでは　大きな違いが生まれます。　やってみないと、その命題は解けないのです。　「面倒だから、しよう」を普通にできる人でありたいと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）　

  2020年06月22日

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• 【気くばり】

  【気くばり】◎～気くばりとは、あなたの目の前で、　　瞬間に起こった事柄に対して、　　あなたが小さな勇気を示して、　　素早く行動すること～　～人はみな、心の奥に素晴らしい　　光沢の原石を持っています。　　気くばりもその中の一つです。～　　　　　　　　　　　　　　　　　　（鈴木健二）　戦国時代の武将、石田三成は子どもの頃、お寺で仏教の教えを学びながら　雑用をする、童子（どうじ）ということをしていました。　　ある日、豊臣秀吉が鷹狩りに行きました。　秀吉は、途中で喉が渇いたので、その寺に立ち寄りました。　「誰かいるか。茶を持って参れ」と言いつけます。　そこで、三成は大きな茶碗に七、八分ほどの、ぬるめのお茶を出しました。　秀吉はおいしそうに飲み干しました。　「うまい。もう一杯」。　三成は、またお茶を持ってきました。　そのお茶は、前よりは少し熱めで、茶碗の半分より少ない量でした。　秀吉は飲みました。　三成少年の気づかいを感じ取った秀吉は、試しに　「もう一杯」と望みます。　そして、三杯目のお茶が出されました。　それは、熱く煮立てたお茶で、小さな茶碗に少しだけ入っていました。　秀吉は、味わいながら飲みました。　そして、少年の気くばりに心を動かされ、住職に頼んで自分の小姓として　三成を自分のそばで使うことにしました。　小姓とは、武将などの身の回りや、護衛をする役割の者です。　三成は、秀吉の側近として活躍することになっていきます。　気くばりというのは、相手が何を望んでいるか、何を求めているかを予測　することです。　これは、洞察力ともいいます。　三成の子どもの頃の気くばりが、大人になるにつれ洞察力として身についた　能力だったといえます。　もう一つは、その三成の性格や、人柄を見抜いた秀吉の見識です。　織田信長に仕えていた時、草履を懐に入れて温めていたという話は有名です。　秀吉自身が、気くばりできる人であったからこそ、三成という人材を見出す　ことができたのです。　自分だからできること。　これは個性でありながら、能力でもあるようです。　小さな、気くばりが出会いをつくり、人生をも変えていきます。　自然な気くばりができる人でありたいものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年06月21日

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• 【人生は続く】

  【人生は続く】◎～声帯を失ってから、今、不幸せかというと、　　決してそうではない。　　言うまでもなく、病気にならないに越したことはない。　　自分はもちろん、周りの人たちにかかるストレスも　　尋常じゃないから。　　やっぱり健康ならそれが一番幸せだ。　　声がなくなって不自由でしょう、大変ですね、と　　言われることもある。　　そりゃ大変です。でもそんな中でも楽しいこと、　　明るい気持ちをちゃんと持つようにしている。　　人生、落ち込んでも何も始まらないから。～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（つんく♂）　1988年ロックバンド、シャ乱Qを結成。　デビューはしたものの18ヶ月、CDは売れませんでした。　給料は20万円。アパートの家賃82000円。　食費、ライブを見に行くお金、楽器購入のローンで借金生活。　この生活が２年続きました。　すべての家具が手の届くような狭い部屋である時、一つの詩が　浮かんできました。　「シングルベッド」。　少しずつ有線放送で曲が流れるようになりました。　　もっと売れるようにと、メンバー全員で全国の有線放送会社に電話営業　をやりました。朝11時から7時間、電話をかけました。　その努力もあって、100万枚のCDが売れました。　その後、「ズルい女」「いいわけ」などヒットします。　1997年、『モーニング娘』のプロデューサーとして活動。　2000年。シャ乱Q活動を休止。　2014年、喉頭がんを患い、声帯を摘出。　　・凡人には天才にないものが見える。　　・好きというエネルギーは努力では補えない。　　・どんな仕事でも「エネルギー業者」に徹しなさい。　　・「なにくそ！」と思う性根を持て！　　・売店のおばちゃんに向かって絶対、偉そうな口をきくな！　　・面倒くさい仕事にこそ、大きな宝物が隠されている。　　・「自分の満足」を「大衆の満足」と勘違いするな！　　・どんな人にもその人の「川」の流れがある。　　・結婚相手はご先祖様が導いてくれたと考えよう。　これらの言葉は、つんくさんのものです。　それは、つんくさんが経営する会社のトイレに社訓のようなものとして、　貼ってあり、「トイレの格言」と呼ばれているそうです。　真実性があり、心に残る言葉です。　つんくさんの著書「だから、生きる。」に書かれている文中に　次のようなフレーズがあります。　　《長くとも短くとも己の人生。　　　楽しく生きるしか無い！　　　それにつきる。　　　楽しくなかったらなんのため？！　って心から思うから。　　　病気は人生最悪の出来事だったけど、だからこそ気づけた事も、　　　学んだこともたくさんある。　　　だから今はとりあえず、前を向いて毎日一歩ずつ進んでいきたい。　　　さあ、今日も楽しくいきますか！》　どんな人生でも、楽しめる一日を積み重ねることはできます。　積み重ねるうちに、幸せを感じることができるのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年06月20日

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• 【感性を磨くには】

  【感性を磨くには】◎～老人も中年も若者も、　　自分たちが一番正しいという誤った自信を捨て、　　無垢な感性を取り戻し、自分をもっと柔軟にしていけば　　なめらかな人間関係が生まれてくるはずです。～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（瀬戸内寂聴）　『感性』という文字の意味は抽象的で、コレ、といった定義はないようです。　感性豊かな人、という表現もなんとなくイメージできますが、あえて言うなら　「素敵な人」ということになるでしょうか。　情にあつく、謙虚で、思いやりがあり、優しい、柔軟な考え…。　ある人は、感性とは、　『その人の感覚と感情から導きだされた個性』とも定義しています。　では、感性を磨くにはどんな方法があるのでしょうか。　坪田信貴さんという人が、この感性をいかに磨くかについて興味深い話をして　います。　坪田さんは、『学年ビリのギャルが１年で偏差値を40上げて慶応大学に現役　で合格した話」の本の著者です。映画にもなり反響のあった作品です。　この坪田さんがあるセミナーに参加した時の話です。　講師は、世界的に有名なホテルの日本支社長です。　長くなりますが、ご紹介します。　《……一番心に残ったのは、「感性を磨きなさい」という言葉です。　　「感性を磨く」。言葉はシンプルだし、何を言っているかはわかりますが、　　といって、どうしたらいいのでしょうか？　　いざ、磨こうと思っても、簡単に磨けるものではありません。　　難しくてわからなかった僕は、最後の質疑応答で講師に質問したのです。　　すると、講師がおっしゃったのは「毎日、靴を磨いてください」でした。　　「なんだ、よくある精神論か」と思った方もいるかもしれませんね。　　実は、僕もそのときそう思ってしまったのですが、これは全然精神論では　　ありませんでした。　　帰宅したら毎日靴を磨く。すると、スーツにもきちんとブラッシングした　　くなる。言われてみればまったくその通りです。　　靴をきれいにしたなら、それに見合うようにスーツも手入れしようと思う　　でしょう。　　そうやって毎日靴を磨いていると、自分のスーツの手入れも行き届くように　　なるわけですが、そこから、他人のスーツや靴にも目がいくようになる。　　そのうち、靴やスーツが毎日手入れされているものかどうかがわかるように　　なる。もし、今、目の前にいる人が、毎日手入れをしているような人であれ　　ば、その人は細やかで、気配りのできる人だから、丁寧な対応をしなければ　　ならないだろう。　　逆に、手入れはしていなくて無頓着のようだけれど、いいスーツを着ている　　という人は、見栄っ張りで細かいことは気にしないタイプだろう。　　「毎日靴を磨く」という、ごく地味なことを続けるだけで、しまいには、　　こんなことまでわかってくるようになる。　　自分で一度でも経験することで、微妙な差に気づくようになる。　　目からウロコが落ちるような思いがしました。　　こうした基礎の基礎を徹底的にやってみることで、いかにその先に大きな　　ものを生むか、３カ月や半年でも、徹底的にやると、あらゆることが見えて　　くるようになるものです。　　これが感性を磨くことの真髄でした。》　　普通は、感性を磨くには自然に触れる、音楽や芸術に親しむ、旅をする、　　などが思いつきます。　　これはこれで、意味があることです。　　しかし、感性を磨くには地道に基礎的なことを徹底し続けること、これが　　大切なのです。　　感性が磨かれると、類は類を呼ぶ、の法則で自然に同じようなタイプの人と　　出会うチャンスも増えてくるでしょう。　　同じタイプではない人と出会っても、相手のことがよく見えるようになり、　　冷静で賢明な対処ができるようになります。　　この関係性の中では、感情がぶつかったりすることもなくなるでしょう。　　感性が磨かれると、自分という人間も磨かれていきます。　　自分を磨けば、人生を楽しむことができます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年06月19日

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• 【今、やるべきことは何か】

  【今、やるべきことは何か】◎～あっという間の人生　　夢中で駆け抜ける１０代　　真剣に将来を考える２０代　　人生の分かれ道を迎える３０代　　迷いながら信じた道を突き進む４０代　　残り時間を意識して選択する５０代　　自分を確立し始める６０代　　どの年代もあっという間に過ぎる　　行きたい場所があるなら行く　　会いたい人がいるなら会う　　やりたいことがあるならすべてやる　　人生は思ったよりも短く　　いつ終わるかもわからないから～　　　　　　　　　　　　　　　　　（田口久人）　今は人生１００年といわれる時代です。　昔、「人生五十年」といわれる時代もありました。　その時代は、平均寿命も５０～６０年ということもあったからでしょう。　しかし、これからは寿命が長いかどうかより、健康寿命が長いかどうかが　問題です。　これは、体の健康だけではなく心も健康でなければならない、ということ　でもありそうです。　仏教の言葉に、次のようなものがあります。　『魚が川や海を泳ぐときに、あそこまで泳いでいこうという目標は持って　　いない』　これは、　「魚の生き方は無目的だが、本当は、明るく元気に今を生きているのだ」　その努力の結果がどうであろうと、自分らしく生きている。　だから、私たちもその生き方から学ぶべきことがあるのではないか。　というものです。　計画を立て、一つ一つやり遂げていくことは大切なことですが、それが　すべてではない、ということです。　疲れたら休み、元気になればまた動けばよい、その時々にやるべきことを　愉しみながらやっていく。　人生１００年。あっという間に過ぎてしまいます。　今、やるべきこと、やりたいことは何か。　そこに競争はありません。　あっという間の人生だから、自分らしく生きればよいのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年06月18日

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• 【シンプルなのは、小さいが力強い】

  【シンプルなのは、小さいが力強い】◎～モンゴルの遊牧民の持ちモノと、　　日本人の平均的な持ちモノを比べると、　　日本人はモンゴル人の千倍の“モノ”を持っているそうです。　　なぜ、持ちモノが増えるのでしょうか。　　一つは、「無意識にためてしまう」こと。　　もう一つは、「捨てられない」ということです。　　これは、モノだけのことではありません。　　心でも頭でも人との関係でも同じことです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（井上和子）　ある大学の教授が、全国の1000人の消費者にアンケート調査をしました。　内容は、実にユニークなものです。　『日本の国旗の赤い丸の面積は、全体の何パーセントぐらいですか？』　というものです。　いちばん多かった答えは「30％」。　次は、「40％」で全体の約２割。　「50％」と答えた人は全体の約１割。　1000人の人の答えの平均が31.6％だったそうです。　そこで、答えです。　国旗の赤の面積は全体の18.8％です。　この教授が言いたかったことは、全体の18.8％しかないシンプルな色でも　小さいが印象に残る力がある、ということです。　つまり、『シンプルだと、小さくても、力強い』。　俳句は十七文字ですが、文学です。　十七文字の世界に、自然や、人間の心の内を表現します。　茶道は四畳半の狭い部屋に、お湯と茶器だけという道具しかありませんが、　人の人とのコミュニケーションを交わせることができる最高の場所です。　無駄なものをそぎ落としていくと、ホンモノが残ります。　私たちの周りは、たくさんのモノであふれていますが、ため込みすぎて　いるのかもしれません。　気づかないうちに、捨てるに捨てられなくなって、身動きがとれなくなる　前に、無駄をなくしていくことも必要です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年06月17日

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• 【与え好きになろう】

  【与え好きになろう】◎～与えることは最高の喜びだ。　　他人に喜びを運ぶ人は、　　自分自身の喜びと、満足を得る。～　　　　　　　　　　　　　　　　　（ウォルト・ディズニー）　数年前ですが、テレビでコロッケさんのことが放映されていました。　コロッケさんは、ものまねの世界でもトップクラスの人ですが、他にも　ものまねショーのお店を経営しています。　そのお店には、すでにものまねタレントとして活躍している人が出演したり　しています。　同時に、コロッケさんは、新人の開拓をするためにオーデションも行っている　のです。　しかも、そのオーデションには結構長い時間をかけています。　このオーデションに応募する人は、意外と多くそれだけ競争は激しく、合格　できる人もわずかです。　その番組を見ていた時、コロッケさんの行動に心を打たれたシーンがありま　した。　　落選した人たちに、それぞれに「その人の真似はこうしたほうがいいよ」、　というアドバイスをしているところでした。　たとえば、　「美川憲一さんのときは、目つきを少し斜めにすると面白くなるよ」　と言って、もう一度やらせるとやっぱり前よりも似てくるのです。　これは、自分が苦労して得た技術を、何の見返りもなく教えているようなもの　です。　こういうところに、コロッケさんの人間性がよく表れていて、たくさんの人が　ファンになる理由なのかもしれません。　さらに、このようなオーデションを通して、将来のものまねタレントさんにも　人としてどうあるべきかの教育をしているのだと思います。　「人気」とは『他人の気を喜ばせる』ことでエネルギーを与えることでもある　ようです。　芸人としての魅力は、芸人である前に一人の人間としてどう生きるかという、　心の持ち方でもあるのでしょう。　自分の技を惜しみなく与える人でありたいものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年06月16日

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• 【日本人らしさとは】

  【日本人らしさとは】◎～太平洋戦争で焦土と化し、最貧国となったのち、　　わずか20年ほどで、日本は世界第二位の経済大国に　　のし上がったのです。　　これほど目覚ましい復興と成長をとげた国が、世界の歴史上　　あるでしょうか。　　おそらく戦後のある時期まで、日本人は、豊かな社会という　　目標に向かって、皆が、身を粉にして働いたのでしょう。　　そのエネルギーには、言語を絶するものがあります。　　しかし、日本は、50年ほど前に、目標を達成してしまいました。　　豊かになった日本は、経済の停滞期とともに、自らの力を眠らせて　　しまったのではないでしょうか。　　私は日本のラグビーを見て、これと同じようなことを感じました。　　本当は力があるのに、それを出せないまま、　　弱い状態に甘んじている。～　　　　　（ラグビー日本代表元ヘッドコーチ、エディー・ジョーンズ）　昨年のラグビーワールドカップで、日本代表チームはジェイミー・ジョセフ　ヘッドコーチのもとでベスト8進出を達成しました。　それまでの道のりは簡単ではありませんでした。　その基礎をつくったのは、2015年の日本チームのヘッドコーチであった　エディー・ジョーンズの指導が大きかったと言えます。　なぜ、ジョーンズ氏の指導が大きかったのでしょうか。　2012年、ジョーンズ氏は日本代表のヘッドコーチに就任しました。　その時に、選手たちに次のように言いました。　「君たちは、これから世界のトップ10に入る！　　そして、３年後のワールドカップに必ず勝つ！」　この言葉に、選手全員、下を向いていたといいます。　ジョーンズ氏は、シャイな日本人は自分の提案に、恥ずかしがっていると　最初は思いました。　その内、日本選手たちは口を開き、こう言いました。　「日本が世界の強豪チームに勝つなんて、絶対に無理です。日本はワールド　　カップで過去に１勝しかしたことがないんですよ。　　それも20年以上も昔です。日本人は、外国人に比べて体が小さい。　　ラグビーは、体と体のぶつかりあうスポーツです。　　どう考えても、勝てるわけがありません」　ジョーンズ氏は、この「自分たちは弱い」という思い込みがとても強固で　あることを感じました。　そこで、トレーニングのやり方を工夫をし、「ジャパン・ウエイ」という日本　独自の方法を行いました。　それは、他の国では真似ができない「日本人らしさ」を徹底的に生かした　方法です。　プレースタイル、マインドセット（心構え）です。　具体的には、粘り強さ、勤勉さ、きめ細かな技術、頭の良さ、連帯感の強さ　など、いろんな要素をチームの中に根付かせることを一番に考えました。　この、「ジャパン・ウエイ」の精神が浸透した結果が、南アフリカ戦での勝利　でした。しかも逆転での勝利です。　世界が驚きました。　ジョーンズ氏は、日本人は謙虚であるがゆえに、自分を過小評価したり、自分　の長所に気づくことが不得手ではないかと感じたそうです。　たしかに、この指摘は当たっていると思います。　日本人の良さはどんなところだろうか。　自分自身を含めて、もう一度、見直してみましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年06月15日

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• 【情熱を持ち続けるためには】

  【情熱を持ち続けるためには】◎～自然界での事の成就は、　　成し遂げるまで諦めなければ、　　必ず実現していきます。　　そして、情熱を持ち続けるためには、　　心が望まないことはやらないことです。　　また、無理はせずに、　　チャレンジを続けていくことです。～　　　　　　　　　　　　　　　　　（浜本哲治）　一つのことに情熱を抱き続けることは、決して簡単なことではありません。　高倉健さんが主演した映画、『鉄道員』（ぽっぽや）を覚えている方も多い　のではないでしょうか。　この、映画の原作となった小説は、浅田次郎さんの『鉄道員』です。　今では、著名な作家として多くの作品を手がけています。　この優れた作家の浅田さんは、世の中に作品が認められるまでに30年の　時間がかかりました。　小学生の頃から小説家になりたいという夢を持っていました。　13歳の時に作品を投稿したこともありました。　高校時代、同じ小説家を目指す先輩から、　「お前には才能がない、小説家にはなれないよ」とまで言われたそうです。　その時は、ショックでしたがその先輩が、いい作品を書き写すことを助言して　くれました。　夢を捨てきれない浅田さんは、憧れの三島由紀の小説を毎日書いていったそう　です。　大学には進学せず、仕事を何回も変えながら、毎日３時間以上はひたすら書き　写すことを続けます。　そのかたわら、たくさんの文学賞に応募しますが、落選の連続でした。　10年ほど、その生活が続きます。　30歳も過ぎた頃、やっと一次選考を通り、二次選考に応募した作品が残り　ました。　その時は、飛び上がるほど嬉しかったそうです。　しかし、二次選考に行くまでで終わり、その作品は没となりました。　その時の、小説の主人公の名前が「浅田次郎」だったとのことです。　以来、ペンネームは浅田次郎で書き続けました。　そして、40歳になって、初めての単行本が出版されました。　その後、『吉川英治文学賞』を受賞し、1997年には『鉄道員』で直木賞　を受賞するのです。　小説家にとって、芥川賞・直木賞は最高の名誉で、誰もがその賞を目指し　ます。　大まかには、芥川賞は純文学、直木賞はそれ以外の小説を対象に贈られる賞　ですが、最近では直木賞の作品に注目する人もいるようです。　浅田さんは、「君には才能がない」、と言われてもあきらめようとはしません　でした。　それだけ、小説が好きで、書くことに魅力を感じていたからでしょう。　だからこそ、毎日３時間以上、10年にわたって書き写し作業を続けることが　できたのだと思います。　応募して、何度も落選しながら、さらに応募し続ける。　このエネルギーは、自分が心から望む世界を目指したから生まれるものだと　思います。　『人生が果たして、運か努力かは、ともかくとして　　執念がけっこうものを言うのは確かなようです』　これは、浅田さんの言葉ですが、ここでいう執念というのは情熱であると　いう意味に理解したいと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年06月14日

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• 【誰もやりたくない仕事ほど価値がある】

  【誰もやりたくない仕事ほど価値がある】◎～高く登ろうと思うなら、　　自分の足を使うことだ。　　高い所へは、他人によって　　運ばれてはならない。　　人の背中や、頭に乗ってはならない。～　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ニーチェ）　群馬県と長野県の境界に、碓氷（うすい）峠という山道がります。　標高1000メートルほどです。　昔は、その峠を越えてそれぞれの地方に物資が運ばれていたそうです。　ある真夏の暑い日、峠を歩く二人の商人がいました。背中には重たい荷物を　背負っています。　二人は、それぞれ別の地方から来ている商人です。　途中、木陰を見つけたので、荷物をおろして休息していました。　流れ出る汗を吹きながら、一人の商人が言いました。　「この山が、もう少し低いといいんですがね。　　世の中に楽な仕事はないものですが、こんなに険しい坂を上るなら、　　いっそ、行商をやめて帰りたくなりますよ」　　これを聞いた、もう一人の商人は笑いながら言いました。　「同じ坂を、同じくらいの荷物を背負って登るんです。　　あなたがつらいのも、私がつらいのも同じことですよ。　　このとおり、息もはずめば、汗も流れます。　　だけど、私はこの碓氷の山が、もっともっと高くなってくれれば有難い　　と思います。　　そうすれば、たいていの商人はみな、途中で帰るでしょう。　　そのときこそ私は一人で山の彼方へ行って、思うさま商売をしてみたい　　と思います　　碓氷の山がまだ高くないのが、私には残念ですよ」　これは寓話ですが、誰が見てもつらいと思える仕事ほど、やり遂げたあとの　達成感は強く感じることができます。　貴重な宝ほど、地下深く眠っているように、困難の度合いが強いほどその　価値の高さは認められます。　特に、仕事においては効率化は何より重要な条件です。　―時間を省き利益を確保する、できれば楽をして―　この考えは別に悪いことではないでしょう。　これは、人手が不足する時代がやってくることを思えば当然のことだと　いえます。　しかし、それでも人がやりたがらないような、面倒な業種、仕事もまた増えて　くるという予想はできます。　その時に、面倒でもやろうという意識の高い人のほうが一歩、幸福な生き方に　近くなると信じます。　「面倒で大変だが、やりがいがある」。　こう思える人でありたいものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年06月13日

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• 【楽天家は逆境も気にしない】

  【楽天家は逆境も気にしない】◎～逆境も心の持ちよう一つで、　　これを転じて順境たらしめることもできる～　　　　　　　　　　　　　　　　　　（高橋是清）　高橋是清は第20代の総理大臣で、大蔵大臣（現在の財務大臣）を６度務めた　政治家です。　江戸時代も終わりの頃、1854年に今の東京の芝大門で生まれますが、生家の　事情で高橋家へ養子に出されました。　　利発な子どもだったそうで、横浜の英語塾に通うなどしているうちに、藩の　命令でアメリカに留学することになりました。　ところが、留学を仲介した貿易商のアメリカ人から、学費や渡航費用を着服　され、ホームステイ先の家で年季奉公する契約書にサインしてしまいます。　高橋少年は、その書類は留学のためのものと思い込んでいました。　アメリカの家では、牧童やブドウ園で働きますが、実際は奴隷として扱われて　いたといいます。　本人は、自分が奴隷であるとは気づいておらず、留学にしてはきつい勉強だな　と思ったそうです。　さらに、いくつかの家に行かされましたが、この生活の中で英語力を身につけ　ていきました。　やっとの思いで日本に帰ってきます。　しかし、世の中は明治という新しい時代に大きく変わっていました。　帰国した後、アメリカで知り合った森有礼のすすめで文部省に入り、英語の　教師もこなしていきます。その後、開成中学・高校の前身である共立学校の　校長を務めるまでに努力し、環境は一変しました。　以後も、政府のいくつかの官僚職に就きますが、ペルーでの銀鉱開発の事業を　やるために官僚職を辞めますが、その事業は失敗してしまいました。　無一文で帰国した高橋は、一時期ホームレスでの生活を余儀なくされます。　それでも、知人の紹介で日本銀行に入ることができました。　その後、日露戦争が始まります。戦争のために必要なお金を調達するために　同盟国のイギリスに行き、何度も交渉を重ねた結果、目的を果たすことができ　たのです。　さらに、1911年、日本銀行総裁に就任するまでになりました。　それから、20年以上の間、高橋は政治の世界で活躍し、総理大臣にまで登り　つめました。　ただ、世界は激動の中にあり、日本の政治体制も不安定な状態だったのです。　総理大臣を辞すことになった後も、高橋は政治の中枢から外れることはありま　せん。　周囲が放っておくような人ではなかったのです。　ところが、６度目の大蔵大臣の時に、軍費を削減縮小した政策が軍部の反感を　招き、81歳で、二・二六事件で暗殺されてしまいました。　ふくよかな容貌で、楽天家でもあったとのこと。　当時は、「ダルマ蔵相」・「ダルマさん」とも呼ばれ、国民からは親しまれる　人柄でもあったのです。　本人は自分のことについて、次のように語っています。　『子どもの頃から、自分は幸せ者だ。運のいい者だと深く思い込んでいた。　　その思いが、私を根っからの楽天家にした』　考えてみれば、楽天家でなければ、奴隷生活から抜け出すこともできなかった　かもしれません。　最後は、時代にほんろうされながら命を落としますが、官僚・政治家の仕事を　全力でやり遂げ、日露戦争を勝利に導いた裏方として功績を遺した稀有の人物　です。　高橋是清の人生観から学べるところは、物事も人生も、とらえかたひとつで、　プラスエネルギーにでもマイナスエネルギーにもなるということです。　どんな時代でも、プラスにとらえる生き方に徹したいものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年06月12日

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• 【挑戦すると、何かが変わる】

  【挑戦すると、何かが変わる】◎～あきらめからは何も生まれない。　　１％の可能性でも見い出そうと　　壁に向かったときこそ　　自分の中に秘められた　　新たな力が出てくる。～　　　　　　　　　　　　（柔道家　古賀稔彦）　斎藤茂太さんの弟で、北　杜夫さんという人がいます。　斎藤さんと同じく、精神科医で、作家でした。　この、北　杜夫さんは作家になる前に、作品を自費出版したそうです。　母親の輝子さんは、夫の茂吉も本を出していたので、親心もあって知り合い　の出版社の人に作品を持って行きました。　作品名は『幽霊』というものです。　ところが、編集者は、　「優等生の作文で、どこと言ってとりえがありません」と言い、輝子さんに　原稿を返しました。　輝子さんは、息子の杜夫さんに、　「もう小説なんて書くのはやめなさい」と忠告したそうです。　しかし、杜夫さんはあきらめませんでした。　「どんな優秀な編集者でも、いい悪いの判断は、あとになってみなければ　　わからない」という自負があったからです。　そして、しばらくすると別の出版社の編集者の目にとまり、　「これは、いい作品だ」という評価が高まり、小説家としての道が開かれる　ことになったのです。　斎藤茂太さんは、この出来事について、　「今、うまくいかなくても、マイナスの結論を出す必要はない」　と言います。　そして、　「できなかったことへの評価は保留にしておくほうがいい」　とも語っています。　できることがあれば、それをやる。　そうしているうちに、保留していたことに再挑戦すればよい、と。　大事なことは、挑戦していく気持ちです。　あきらめない、という思いが強ければ、またいずれ挑戦してみよう、という　気持ちが起きてくるものです。　「失敗したからあきらめよう」、ではなく　「失敗してもあきらめない」、という姿勢をもっていれば、自分の中にひそむ　可能性が現実のものになる確率はグンと高くなります。　あと、もう一回やってみよう。　このチャレンジが自分を変えていくに違いありません。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）　

  2020年06月11日

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• 【欠点も夢があれば武器に変わる】

  【欠点も夢があれば武器に変わる】◎～私の教え方は、夢と希望を持たせることです。　　「勝てるよ、世界一になれるよ、お前なら絶対できる！」と　　毎日、誠心誠意、言い聞かせると　　心が通じて、人間の脳は　　「なるほどな！」となるわけです。～　　　　　　　　　　　　　　　　　（小出義雄）　2000年のシドニーオリンピックの女子マラソンで、金メダルに輝いた高橋　尚子さん。　学生時代は他の長距離の同級生には、いろんな勧誘がくるのに高橋選手には、　どういうわけか声がかかりませんでした。　高橋さん自身その理由はわかっていたそうです。　それは走るフォームでした。　高橋さんの腕を振るときのフォームは、肘を引かずに手首から胸に抱え込む　フォームです。　一般に肘をうしろに引くことで、上体のバランスがよくなり、足も前に出る　のだそうです。　しかし、高橋さん場合、肘を引かないというフォームでした。　周りからは、このフォームが欠点になり、いい走りはできないという情報も　高橋さんの耳には入っていたそうです。　この欠点であるフォームを、高橋さんは直すことができませんでした。　しかし、小出義雄監督との出会いがあり、その欠点は武器に変わったのです。　知人の勧めもあり、小出監督のいる会社に就職して、マラソンをやれるように　と、面接しますが不合格でした。　しかし、小出監督に直接会って話をした結果、とりあえず合宿に参加すること　になりました。　その合宿での高橋さんの走る姿を見て、監督は言いました。　「いいフォームだなあ、変えることはないよ。　　フォームはな、その子の個性なんだ。　　だからめったやたらにいじくっちゃいけない」。　　ただ、正式な社員ではなかったので、とりあえず仮採用という立場でしたが　小出監督のもとで練習できることになりました。　小出監督は、欠点であろうがそれを生かす形を考えていたのです。　それからは、監督の言葉の力で高橋さんは自信をもてるようになりました。　以後、小出監督の独特の教育法で、高橋さんは実力をつけていきます。　その集大成が、2000年のシドニーオリンピックの金メダルだったのです。　小出監督は、走る技術やフォームだけを見て、選手たちを育成していたわけ　ではありません。　選手たちの性格もしっかり分析していました。　1992年のバルセロナで銀、1996年のアトランタで銅メダルをとった　有森裕子さんも小出監督が指導していました。　有森さんはケガの多い選手だったそうで、性格的になぜ、故障したのかな？　と思うタイプだそうです。　そこで、監督は「せっかく、故障したんだからと思いなさい」という言葉を　かけました。　物事には必ず意味があるということを教えたそうです。　実際、有森さんはこの監督言葉で「立ち向かうことができた」と話して　います。　高橋さんは素直なので、『これやりなさい』というとハイハイという言葉が　返ってきたとのこと。　有森さんは気が強いので『これやりなさい』という命令口調ではダメで、　監督は下がった立場から言葉を出していたそうです。　人間には性格があります。　育った環境からくるもの、生まれながらのものもありますが、欠点と長所　はすべての人が持っています。　ただ、欠点と見える人がいても、その欠点はスゴイ長所だと見える人も　いるのです。　「人を観る眼」を持っている人とは、自分のこともよく見えている人でも　あるようです。　欠点を生かす方向に夢があれば、高橋さんのように世界一にもなることは　できます。　欠点を直そう、と考える前にその欠点は長所とつながっている一対のもの　ととらえることができれば、仕事も人生も意味のあるものとなります。　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年06月10日

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• 【豊かな人生は思いやりと感謝から】

  【豊かな人生は思いやりと感謝から】◎～深い思いやりから出る感謝の言葉を　　ふりまきながら毎日を過ごす　　これが、友をつくり　　人を動かす秘訣である～　　　　　　　　　　　　（デール・カーネギー）　アメリカのプロバスケットボール、NBAを代表する往年の有名選手、　マイケル・ジョーダンが、今後10年にわたり約110億円の寄付をする　というニュースが流れました。　ミネソタ州で起きた黒人男性が、暴行され死亡した事件を悲しみ、人種差別を　なくしていくための寄付とのことです。　ナイキと展開する「ジョーダン・ブランド」が主体となる寄付だそうですが、　これだけの多額の支援を行うジョーダンの人柄に魅了されます。　ジョーダンは1963年に生まれました。　子ども時代は、お兄さんからバスケットを教えてもらいますが、野球やアメリ　カンフットボールもしていました。　高校入学当時は、身長も低く学校のバスケットボールチームでもレギュラーに　なれなかったそうです。　しかし、性格は負けん気が強く、猛練習の結果１年後にはレギュラーに選ばれ　るまでになりました。　そして、大学を出てNBAに進み、シカゴ・ブルスというチームで記録的な　成績を残しながら、活躍し続けました。　ところが、父親が強盗に命を奪われるという事件が起き、一時期NBAを去り　野球選手になるということもありました。　理由は、父親との約束で野球選手になるという夢もあり、父親に感謝の気持ち　を表したかったのでした。　30歳からの野球への挑戦で、当初は成績も悪かったものの徐々に実力を出せ　るようになりました。　しかし、大リーグではストライキ問題が起き、ジョーダンはNBAに復帰する　ことにしました。　その後は、以前にもまして活躍し、チームにも大きな貢献をしていきます。　彼が、これだけの成績を残した背景はどこにあるのでしょうか。　ジョーダンは、負けず嫌いで、時に自分本位的な発言をすることもあった　そうです。　彼はバスケット選手としては、さほど恵まれた体格ではありませんでした。　身長は198センチ、体重も100キロ足らずで、選手としては恵まれた体格　ではありませんでした。　それでも「エアー・ジョーダン」と呼ばれる、滞空時間の長いジャンプを武器　に得点を重ねていくのです。　もちろん、相手チームも彼の動きをいかに止めるかを考え、反則すれすれの　プレーでかかってきます。　試合後、ジョーダンの体には、相手選手のひっかき傷がいたるところにあった　そうですが、そのことを口に出すこともしませんでした。　その裏には、彼独自のメンタルトレーニングを行っていたことで、心を支えて　いたといわれています。　それはマインドフルネスというものです。　以前も取り上げましたが、今ではアップルやグーグル、フェイスブックなどの　企業など、社員のメンタル力を高めるために採用されています。　このマインドフルネス、というのは仏教の八正道という教えが、根本にあり　ます。　マインドフルネスの語源は仏教用語のサンマ・サティ（心が落ち着く状態）　を意味したものを、英訳した言葉です。　スティーブ・ジョブズも同じようにこのトレーニングを日本の禅僧だった、　乙川弘文師から指導を受けています。　マインドフルネスの基本精神は、『思いやり・感謝・与える』ことです。　ジョーダンは、自身の言葉で、　『人生の成功に一番重要なことは、思いやりのリスペクトマインドを持つ　　ことで、その思考が自分を豊かにする』と語っています。　ジョーダンは、ゲームで集中するため、マインドフルネスの瞑想法を行い、　それから、チームメイトや周りの人たちへの接し方が変わったといいます。　それまでは、どうでもいいような他人の行動でも、自分に優しくしてくれて　いる、気を遣ってくれている、と敏感に気づきはじめたというのです。　これは、自分が感じる幸福の感度が高くなったということです。　マインドフルネスは、難しいものではなく誰でも、どこでも行えます。　　自分の心の世界を、調律し幸せを感じやすい日々を送りましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年06月09日

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• 【挫折してもあきらめない】

  【挫折してもあきらめない】◎～挫折は成功の前兆である～　　　　　　　　　　　　　　（チャーチル）　～挫折を経験したことがない人は　　何も新しいことに挑戦したことがない人だ～　　　　　　　　　　　　　　（アインシュタイン）　プロスキーヤーの三浦雄一郎さんは、81歳でエベレスト登頂に成功した　アスリートです。　すべての世代の人たちから、賞賛と敬意のエールが送られたことは、すでに　７年経っていますが、記憶に残っている記録です。　プロスキーヤーだったから、登頂できたのはもともと体力があったからだ、　と言う方もいましたが、体力でだけではこの偉業はできなかったはずです。　三浦さんは、1932年生まれです。　子どもの頃は病弱で、幼稚園も途中で行けなくなるほどでした。　小学生４年の時、結核で肋膜炎になりました。　入院したため、半年近くは学校にも行けませんでした。　ただ、その後、スキーを覚え体も少しずつ健康になっていったのです。　病弱な体が、スキーを通して元気になったことで、スキーに対する気持ちが強　くなり、自信もついたのです。　中学、高校とスキーに没頭し、大学もスキーができるという理由で北海道大学　に入学することになりました。　そして、卒業後は獣医師として、プロスキーヤー・登山家の道を進みます。　60歳を超え、第一線を引退します。　しかし、引退後に大きな挫折を味わう事態となったのです。　スキーで鍛えた体も、生活のリズムの変化と不摂生が原因で、肥満体となって　しまいます。　身長は164センチで体重は88キロになっていたそうです。　それが原因で狭心症の発作、高脂血症、腎臓障害…。　医者からは、このままだとあと３年しか生きられない、と言われたのでした。　三浦さんは、この時、落ち込まずに再起してやろう、というチャレンジ精神が　芽生えました。65歳の時でした。　70歳でエベレストに登頂するという目標を立て、トレーニングを開始します。　しかし、子どもが登れるような500ｍ程度の山でも、最初は息が上がるほど　体力は低下していたのです。　それでも、足に重りをつけて、歩く訓練を積み重ねた結果、70歳の直前には　元の体力に戻っていたそうです。　そして、70歳でエベレストに登頂成功、さらに75歳でも挑戦し成功。　実に素晴らしいと思います。　ところが、翌年、スキー場で転倒し、大腿骨を骨折するという事故に遭って　しまいました。全治６か月の大けがでした。　しかし、このケガも３か月足らずで退院し、トレーニングを再開するまでに　なったのです。　さらに、80歳で不整脈が再発し、４回の手術も受けます。　そして、その後、再びエベレストの登頂に挑戦し、成功させました。　三浦さんは次のように語っています。　『思いの強さがあればあとは努力をするかしないかに尽きる。　　焦らずに「いつでも今日がスタート」と思ってまたゼロから進んでいけば　　いい。　　誰にでも失敗はつきものだし上手くいかないこともあります。　　どんなに入念に準備しても、予定は狂うし、怪我はするし、限界まで追い　　つめられることなんてしょっちゅうです。　　でも、そうしながらも絶対に掲げた旗印、夢はあきらめないでほしい。　　夢に向かう道というのは様々な方向に伸びていて正しいと信じてやって　　壁に突き当たったとしても方向転換すればいい。　　出口の方向には必ず光があるから、一度原点に戻ってみて、光がある方へ　　進んでいくんです。　　老いは怖くない。目標を失うのが、怖い！　　何のために長生きしたいのか。健康の先に何を見たいのか。　　その目標がはっきりしないとただの怠け者になってしまいます。　　エベレストに登るという夢を持った途端人生が変わった。　　そして、夢を持てば実現できることを改めて知ったのです』　少し長くなりましたが、心に響く言葉です。　―夢を持つのに年齢は関係ない、夢には挫折を超える力がある―　挫折をバネにできる人間でありたいと思います。　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年06月08日

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• 【感謝は幸福とエネルギーを生む】

  【感謝は幸福とエネルギーを生む】◎～感謝の心が高まれば高まるほど、　　それに正比例して幸福感が高まっていく～　　　　　　　　　　　　　　　　　　（松下幸之助）　～不満はね、ストレスの素よ、　　感謝はエネルギーになるのよ～　　　　　　　　　　　　　　　　　　（森　光子）　コロナ禍の中、いくつかの民間ホテルが医療協力のために宿泊所として提供　されたことは、人道的・社会貢献の面で非常に意味のあることでした。　その内の一つに、アパホテルという有名なホテルがあります。　その社長は元谷芙美子さんです。　テレビでもよく拝見します。　元谷さんは、1947年に福井県で生まれました。　その当時は、日本は連合国の占領下にあったため、食料も十分に行き渡らず　子どもたちの多くは栄養失調に近い状態でした。　元谷さんは未熟児で生まれ長くは生きられないだろう、と周囲の人は思って　いたそうです。　１歳の時、福井地震で自宅が倒壊しますが、気絶したところに観音開きの　仏壇がかぶさるように倒れて、元谷さんを守ってくれたといいます。　高校を卒業した後、地元の信用金庫に就職しました。　そこで今のご主人、元谷外志雄（としお）さんと出会い結婚することになり　ました。　その後、元谷さん夫婦は信用金庫を退職し、注文住宅の販売会社を興し、　さらに、小さなビジネスホテルを経営することになったのです。　こうして、アパホテルは誕生することになりました。　しかし、最初から順調に行ったわけではなく、いろいろな問題やトラブルが　次から次に起きたそうです。　元谷さんの信条は、　・どんな出来事もプラスに考えること。　・人への感謝の気持ちを忘れないこと。　この二つだといいます。　この性格に生んでくれた両親には、とても感謝しているとのこと。　アパホテルの広告塔として、自分の顔を表に出すことも営業戦略の一つです。　しかし、それによってアパホテルの名前が知れわたる一方、誹謗中傷もある　そうです。　しかし、元谷さんは誹謗中傷の声がすべての声ではなく、支持してもらえる　お客様がいらっしゃることも見ています。　また、私生活では、身近な人には特に感謝の気持ちを、照れずに伝えている　そうです。　『感恩報謝』という言葉があります。　これは、恩を感じた人に最高の礼をもって報いること、という意味があり、　『感謝』の語源となった言葉といわれています。　どんなことであれ、恩を感じるかどうかは人それぞれです。　自分が病弱な体で生まれてきたことに、親に憎しみの感情を抱く人もいれば、　病弱でも、生んでくれたことがありがたいと感謝する人もいます。　元谷さんは、後者の考えを持った人なのです。　恩に感じ、恩に報いるということは、商売でも人生でも大事なことのように　思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）　

  2020年06月07日

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• 【自分の才能に気づこう】

  【自分の才能に気づこう】◎～多くの人が、自分の才能に気づかないのは、　　わかりやすい才能と、わかりにくい才能があるからです。　　走るのが速い、野球がうまい、作曲ができるなどは　　わかりやすい才能です。　　逆に、掃除というのはわかりにくい才能です。　　残念なことに、ほとんどの人はわかりにくい才能しか　　もっていません。　　わかりにくい才能を加工できれば、能力にできます。～　　（引用：別所謙一郎著　　　『才能のない人間が考えた才能を活かす10の方法』WAVE出版）　掃除の才能というのはわかりにくいですが、「断捨離」の提唱者で有名な　やましたひでこさんは、400万部の本を出すまでの才能を世の中に発信　しました。　「掃除」という概念を、わかりやすい言葉に変えて表現しようと考え、　それを「断捨離」というフレーズに加工した代表的な例です。　また、羽田空港を「世界一清潔な空港」と言われるまでの掃除を続けている　新津春子さんも自分の掃除のやり方を、「掃除道」に加工したのです。　新津さんの羽田空港の清掃業務はテレビでも放映されました。　床にこびりついたガムを取り除く作業や、手洗い台の下の見えないところに　ある汚れを取る作業など、実に見事な技術でした。　見えにくい技術も、美しいという評価に変えてしまう力があるのです。　このことは、普通の特に目立った才能がない人でも、小さな能力さえあれば　才能と呼ばれる可能性が十分にあるということです。　ココ・シャネルという女性の名は、みなさんご存知でしょう。　彼女は、12歳の時、両親と死別して孤児院に入りますが、孤児院を出た後、　裁縫の仕事につき、そこで帽子を作ったことから、能力が認められました。　裁縫という、誰でもできる小さな技術が、能力になり、それが才能となって　いったのです。　帽子がドレスになり、ドレスがパンツになっていくにつれ、ココ・シャネルは　世界的なファッションブランドになっていったわけです。　これは、最初は小さなパーツが、加工によってユニットの一部になり、さらに　ユニットが加工されて、ひとつの製品になっていくことに似ています。　もしかすると、自分の中には今まで気づかなかった、とてつもない才能が隠れ　ているかもしれません。　もちろんそれは、小さな種のようなものでも、可能性は十分あるのではない　でしょうか。　自分の才能、もう一度見直してみましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年06月06日

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• 【人を喜ばすことを天職にしよう】

  【人を喜ばすことを天職にしよう】◎～他人を喜ばすことに生きがいを感じれば　　それは天職へと転じていきます　　つまり、他人を喜ばすこと自体が　　一つの立派な天職なのです～　　　　　　　　　　　　　　　（ジョセフ・マーフィー）　近頃は、本屋さんといえば駅近くや、都市周辺のビル内、大型ショッピング　センターの中など限られた場所にしか見かけなくなりました。　私が小さい頃は、小さな本屋さんがあちこちにあって、そこに行くのが楽しみ　な時代でした。　さらに、今はネット書店が一般化していますからそのような、本の匂いがする　小さな本屋さんはなくなったようです。　清水克衛（かつよし）さんという人が経営する本屋さんがあります。　東京の江戸川区の篠崎という街にあるそうです。　店の屋号は『読書のすすめ』という、おしゃれな名前です。　このお店は評判がよく、けっこうお客さんが来店するとのこと。　人気がある理由のひとつに、いい本があったらお客にすすめるそうです。　だからでしょうか、すすめられて買った本を実際に読むと、やっぱり買って　よかったというお客がとても多いのです。　これには、清水店長の人柄もあると思いますが、表情がとてもやわらかく　いつも笑みを浮かべています。　ある時、一人の紳士がお店に来たそうです。　そこで、清水さんは少しだけ言葉を交わした後、一冊の本を熱くすすめた　のでした。　その人はすすめられた本を購入しました。　数日たち、その紳士が再び来店しました。　そして、こう言いました。　「店長さん、あの本、面白かったよ。みんなにも読んでもらいたいから、　　1500冊、売ってちょうだい」　清水店長はびっくりしたといいます。　なんと、その紳士は、斎藤一人さんだったとのこと。　それから、このお店は斎藤さんの行きつけの本屋さんになったそうです。　清水さんのモットーは、本を読むことで魂を磨き、自分に自信を持つこと　ができる、ということです。　自分がすすめた本をお客さんが読み、喜んでくれることがいちばん嬉しい　といいます。　このエピソードから学べるのは、商売も仕事も人生も、身の回りにいる人　に喜んでもらうことが、自分の喜びになるということです。　自分の言葉や、行いが、人を喜ばせるような人生を送りたいものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年06月05日

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• 【プライド】

  【プライド】◎～プライドには　　良いプライドと悪いプライドの２種類がある　　良いプライドは　自尊心を表し　　悪いプライドは　うぬぼれや高慢を表す～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ジョン・C・マクスウェル）　西武ライオンズの元監督の広岡達朗さんが、監督をしていた時、選手には　技術的なことは教えないで、基本ばかりをやらせていました。　その理由ですが、監督は、基礎を作らずに目の前のプレーだけにこだわると、　結局は本当の技術が身につかず、チームに貢献できる結果も残せない、という　信念があったからです。　ある選手は、毎日、素振りばかりを何百回もやらされたといいます。　この選手は、それまでも十分な結果を出していました。　本人は思ったそうです。　「監督はちょっとおかしいんじゃないか…」と。　本人にしてみれば、昨日今日入団した新人じゃないのに、基本だ、基本だと　言われてもできるはずはない、という気持ちです。　そう思いながらも、いやいやながら続けました。　ところが、毎日１年間500回以上の素振りを続けた頃、それまで見えて　いなかった球がはっきり見えるようになったのです。　この時、広岡監督の言う『基本を大事にする』ということの意味がわかった　いうのです。　この考えはしだいに選手たちに浸透して、西武ライオンズの黄金時代が築かれ　たといわれています。　プライドは人間のモチベーションを上げるために、なくてはならない心的な　要素の一つです。　とくに、業種に関係なくどんな世界であってもプライドという、内面的な　ものは外からわかるものではありません。　それだけ、選手自身の心構えにかかっているといえます。　これは、人生においても同様です。　しかし、人間として持つべきプライドも、捨てるべき時には捨てる勇気が　必要です。　プライドを良いものにするか悪いものにするかは、本人しだい。　謙虚さのある良いプライドを持つ人でありたいものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年06月04日

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• 【つらいときほど笑おう】

  【つらいときほど笑おう】◎～楽しいから　笑うのではない　　笑うから　楽しいのだ　　　　　　　　　　　　　　（ウィリアム・ジェームズ）　楽しい時は、自然と笑顔になれるものです。　しかし、何かで失敗したり、計画が予定通りにいかない時は、楽しいことが　あっても、笑うことができないものです。　ただ、笑えるような心境ではなくとも、意図的に笑顔になることで気持ちが　ほぐれ、楽になることはあります。　金八先生で有名な、武田鉄矢さんは上京はしたものの、鳴かず飛ばずの時代　が続いていました。　ある日、実家の博多に帰ってきました。　そして、お母さんに「もう、歌をやめる」と言ったそうです。　すると、お母さんは「やめるな！」と言いました。　そのあと、コップに酒を注いで、高々と掲げて叫びました。　「鉄矢さん、成功おめでとうございまーす！　カンパーイ！！」　鉄矢さんは驚きました。　「めでたかことは、なーんもなかばい」　お母さんは「とにかく、先祝いたい」と答えました。　ポカーンとしている鉄矢さんに、お母さんは、　「おまえには貧乏神が憑（つ）いてる。　　でも、乾杯すればその貧乏神はここまで苦しめているのに、まだおめでとう　　とか言ってるよ、と拍子抜けして離れていく。　　だから、芝居してお祝いするんだ」　　その夜は、親子で祝杯をあげたわけです。　　すると、このあと、歌が売れ出し一躍有名になりました。　　これは日本古来の「予祝」ということを鉄矢さんは後で知ったそうです。　　ツイていないと思える時も、笑顔を心がけていればしだいに幸運は寄って　　くるものです。　　いつも笑う心を忘れないでおきたいものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年06月03日

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• 【求められないものが与えられる意味】

  【求めないものが与えられる意味】　◎～『悩める人々への銘』　　　大きなことを成し遂げるために　強さを求めたのに　　　謙遜を学ぶようにと　弱さを授かった　　　偉大なことができるようにと　健康を求めたのに　　　より良きことをするようにと　病気を授かった　　　幸せになろうとして　富を求めたのに　　　賢明であるようにと　貧困を授かった　　　世に人々の賞賛を得ようと　成功を求めたのに　　　得意にならないようにと　失敗を授かった　　　人生を楽しむために　あらゆるものを求めたのに　　　あらゆるものを慈しむために　人生を授かった　　　求めたものは　一つとして与えられなかったが　　　願いはすべて聞き届けられた　　　私は　もっとも豊かに祝福されたのだ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（作者不詳）～　この詩は、アメリカのあるリハビリセンターの壁に掲げられている詩で、　作者は、南北戦争に従軍した兵士の作ではないかと言われています。　日本では2002年に、地方新聞のコラムで紹介されたことがきっかけになり、　多くの人に知られるようになったそうです。　私たちは、生きていく上で何か一つでも不足するものがあると、そこだけに　注視して、○○さえあればと思ってしまいます。　一つの不足を“不幸の元”にしまいがちです。　他に目を向ければ、たくさんの“幸福の元”はあるのに、です。　それどころか、求めてもいないものが、与えられる時さえあります。　その与えられるものというのが、詩にある、弱さ・病気・貧しさ・失敗です。　しかし、人間はそれらに負けてしまうような存在ではありません。　見渡せば、そういう艱難辛苦と言われるものとうまくつき合いながら、幸せに　生きている人はたくさんいるのです。　つまり、人は望みがかなえられなくても、不幸とは限らないのです。　誰の目から見ても、不幸と呼ばれる環境のもとにあったとしても、心の方向は　前に向けることができる。　これが、人間のすごさだと思います。　書家の武田双雲さんが、どんなに大変な人生でも、まず、　『私は幸せなんです！』と断言することをすすめています。　その次に、『なぜならば』という言葉を出したり、思うと『幸せの理由』を　自分の脳が探し出そうとする、と語っています。　『幸せの理由』を探し出した時、幸せであることに気づくのです。　現実や環境が問題ではなく、「今の自分が幸せです」という心になること。　これが大事なことです。　どんな環境であれ、自分の心をうまく明るい方向に持っていけるような人間で　ありたいものです　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年06月02日

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• 【母の愛】

  【母の愛】◎～母は、私の最高の教師でした。　　思いやりや愛、恐れずに立ち向かうことを　　教えてくれたのです。　　愛が花のように香しいのならば、　　母こそ、その香しい愛の花でした。～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（スティーヴィー・ワンダー）　北陸地方随一の冠婚葬祭チェーンを育て上げたオークスグループの創業者、　奥野博さんは1922年、富山県に生まれました。　戦後軍隊から復員し、商社勤務などを経て、兄弟親類に資金を出してもらい、　事業を興したのは30歳の時でした。室内設計の会社でした。　しかし、40歳の時に会社は倒産します。　奥野さんは、迷惑をかけた方たちに顔向けができず、妻が経営する美容院の　二階に閉じこもり、なぜこういうことになったのか、考え続けました。　浮かんでくるのは、あいつがもう少し金を貸してくれたら、あの取引先が手形　の期日を延ばしてくれたら、あの部長がヘマをしなければ、あの下請けが不渡　りを出していなかったら、といった恨みつらみばかり。　後になって思えば、その時はすべてを他人のせいにして、自分で引き受けよう　としない生き方をしていた、と語っています。　そんな時、早く亡くなった父親の三十三回忌法要の案内が来ました。　倒産後、実家には顔を出さずにいたのですが、法事に行かないわけにいかない　と思って行くことにしました。　実家に行くと、案の定、しらじらとした空気が寄せてきました。　無理もありません。そこにいる兄弟や親族は、私の頼みに応じて金を用立て、　迷惑を被った人ばかりなのですから。　まさに、針の莚（むしろ）です。　視線に耐えて隅のほうで小さくなっていたのですが、とうとう母のいる仏間　に逃げ出してしまいました。　84歳の母が「いまどうしているのか」と声をかけます。　「これから絶対失敗しないように、なんで失敗したのか徹底的に考えている　　ところなんだ」と答えました。　すると、母親が口を開きました。　「そんなこと、考えんでもわかる」　「何がわかるんだ」と、奥野さんは聞き返しました。　（母）「そんなこと、考えんでもわかる。聞きたいか」　（奥野さん）「聞きたい」　（母）「なら、正座しなさい」威厳に満ちた迫力のある声でした。　お母さんは、続けてこう言いました。　「倒産したのは会社に愛情がなかったからだ」　奥野さんは、心外でした。　自分のつくった会社です。誰よりも愛情を持っていたつもりです。　「あんたはみんなにお金を用立ててもらって、やすやすと会社をつくった。　　やすやすとできたものに愛情など持てるわけがない。　　母親が子どもを産むには、死ぬほどの苦しみがある。　　だから、子どもが可愛いのだ。　　あんたは逆子で、私を一番苦しめた。だから、あんたが一番可愛い」　　お母さんの目には涙があふれていました。　「あんたは逆子で、私を一番苦しめた。だから、あんたが一番可愛い」　奥野さんはこの母の言葉が胸に響きました。　この時のことを奥野さんは次のように語っています。　『母は私の失態を自分のことのように引き受けて、私に身を寄せて悩み　　苦しんでくれる。愛情とはどういうものかが、痛いようにしみてきました。　　このような愛情を私は会社に抱いていただろうか。　　いやなこと、苦しいことはすべて人のせいにしていた自分の姿が、　　浮き彫りになってくるようでした』　奥野さんは「わかった。お袋、俺が悪かった」と言い、両手をつきました。　ついた両手の間に涙がぽとぽととこぼれ落ちました。　この涙で、奥野さんは再起して、地元でも大きなオークスグループの経営者　となっていきました。　（奥野さんには著書『恩の経営』『恩の人生語録』があります。　　ともに致知出版社から出ています。）　母なる愛を、忘れることなく思いやりのある人になりたいと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年06月01日

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• 【きれいになりたいなら】

  【きれいになりたいなら】◎～自分を恥じないこと　　いつもニッコリ笑っていること　　人の身になって思うこと～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（真山美保）　真山美保さんは1922年に生まれています。　父親は劇作家でした。その影響を受け自分で劇団を運営することになりました。　『泥かぶら』という演劇を昭和27年から公演し、7000回以上の上演を行い　ました。私も何度か観劇した記憶があります。　大変、感動的な物語です。以下、ご紹介します。　昔、ある村に顔の醜い少女がいました。　孤児で、家もなく、森の落葉の中にもぐり、橋の下に寝る。　色は真黒、髪はボウボウ。着物はボロボロ、身体は泥だらけ。　少女は、その醜さゆえに、「泥かぶら」と呼ばれていました。　他の子どもからは、石を投げられ、唾を吐きかけられ、泥かぶらの心は荒み、　その顔はますます醜くなっていくばかりでした。　「あたしはこれからどうしたらいいの…」　毎日、夕陽を見ながら、悲しくなり考え込むばかりです。　ある日、泥かぶらがいつものように心が乱れて、「美しくなりたい！」　と叫んでいるところへ旅の老法師が通りかかりました。　「これこれ、泥かぶらよ。そんなにきれいになりたいと泣くのなら、　　その方法を教えてあげよう」　「それは、三つある。まず一つは、自分の醜さを恥じないこと。　　二つ目は、いつもにっこりと笑っていなさい。　　三つ目は、人の身になって思うことじゃ」　泥かぶらは、激しく心を動かされました。というのも、それは、今までの自分　とはまったく正反対の生き方だったからです。　「この三つを守れば村一番の美人になれる」　法師の言葉を信じた泥かぶらは、その通りの生き方をしはじめました。　しかし、急に態度の変わった泥かぶら見て、村人たちは不審に思うばかりか、　嘲笑し、中傷するのです。　ある時、事件が起こります。　事の発端は、村一番の美人で一番お金持ちの庄屋の子、こずえでした。　彼女が、「助けて」と叫んで、泥かぶらのところに走って来たのです。　こずえは、日頃から泥かぶらを嫌っていじめていた者の一人です。　何かわけがあるに違いありません。　すると、こずえの後ろから、父親の庄屋が鞭を持ってやって来ました。　庄屋は、命よりも大切にしていた茶器を割られたことで、怒り心頭に達して　いました。　「泥かぶらが、割ったんだ」父親の怒りを逃れるために、こずえは、日頃から　評判の悪い泥かぶらに罪を着せていたのです。　怒り狂った庄屋は、娘の言うことを信じて疑いません。　泥かぶらを見つけると、容赦なく鞭で打ち始めました。　泥かぶらは、すべてを悟り、黙ってその鞭を受けました。　「人の身になって思うこと」という法師の言葉を思い出し、　「助けて」と頼んだこずえの願いを聞き入れたのです。　何度も何度も鞭で叩かれ、ひどい言葉を浴びせられながらも、泥かぶらは　こずえを助けるために、最後まで耐え忍びました。　「もうやめよう。お坊様がおっしゃった三つの言葉、あんなことで私は良く　　なるとは思えない」　泥かぶらが全身ボロボロになって、また丘の上の夕陽を見ながら泣いていた時　でした。後ろからそっとやってきた人がいます。こずえでした。　「助けてくれてありがとう。本当に悪い事をした。これは私の宝物だから、　　あんたに、もらってほしい」　　そして、自分が一番大事にしていた櫛（くし）を差し出したのです。　この時、泥かぶらは自分が報いられたことを知りました。　生まれて初めての経験に、泥かぶらは声をふるわせながら、こずえに言います。　「その櫛はいらないから、その心だけでいいから…どうかこれからあたしと、　　仲良くして…」　こずえは泣きながらうなずきました。そして、泥かぶらの頭の泥を払い、櫛で　髪の毛をすいてあげてかたわらの花を挿してあげるのでした。　それからです。村人たちの泥かぶらへの評価がどんどん良くなっていきます。　そうなればなおさら、泥かぶらはお坊さんの三つの言葉を実践していきます。　喘息持ちの老人には山奥に入って薬草を取ってきたり、子守りをしてやるなど　人の嫌がることをニコニコしながら次から次にしていきました。　すると、心も穏やかになっていき、あれほど醜かった表情が消えてなくなって　いきました。　村人のために労をいとわずに働く泥かぶらは、次第に、村人にとってかけがえ　のない存在になっていったのです。　ところが、そんなある日、村に恐ろしい「人買い」がやってきました。　人買いは借金のかたに、一人の娘を連れていこうとします。　泥かぶらと同じ年の親しい娘でした。　「いやだ、いやだ」と泣き叫ぶ娘の姿を見ていた泥かぶらは、人買いの前に　出て、自分を身代わりにしてくれと頼みます。　こうして、売られていく泥かぶらと人買いとの都への旅がはじまります。　そんな時でも泥かぶらは、法師の三つの言葉を忘れませんでした。　　・自分の顔を恥じない。　　・どんな時にもにっこり笑う。　　・常に相手の身になって考える。　ですから、旅の途中、毎日毎日、何を見ても素晴らしい、何を食べても美味し　いと喜びます。どんな人に会っても、その人を楽しませようとします。　「売られていくというのに、お前はなぜそんなに明るくしていられるのだ」　不思議がる人買いに、泥かぶらは、自分の心にある美しく、楽しい思い出だけ　を、心から楽しそうに話して聞かせるのでした。　そんな泥かぶらの姿に人買いは、激しく心を揺さぶられます。　親に捨てられ、家もない娘が不幸でなかったはずはない。　それなのに、誰に対しても恨みごとを言わず、むしろ村人たちに感謝さえして　いる。そして、この自分に対しても、楽しい話ばかりして喜ばせようとしてく　れている。　それに引きかえ、自分のこれまでの生き様はなんだったのか…。　月の美しい夜でした。人買いは、泥かぶらに置き手紙を残してそっと姿を　消します。手紙にはこんな言葉が書かれていました。　「私はなんてひどい仕事をしていたのだろう。お前のおかげで、私の体の中に　　あった仏の心が目覚めた。ありがとう。仏のように美しい子よ」　泥かぶらはそのときはじめて、法師が自分に示してくれた、教えの意味を悟り、　涙するのでした。―　「人は本来、美しく豊かに生きることができる」というのが真山美保さんの　信念だったと思います。　心の美しさは、表情やしぐさにも表れるものです。　そして、人生は心でつくられる、これも本当のことだと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）　

  2020年05月31日

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• 【逆境は希望の種である】

  【逆境は希望の種である】◎～不運ばんざい！　　運の女神に見放され　　この世の最低の境遇に落ちたなら　　あと残るのは希望だけ　　不安の種も何もない～　　　　　　　　　　　　　（シェイクスピア）　これは、450年も前のシェイクスピアの言葉です。　今の時代でもひきつけられるものがあります。　今日は、「リコー三愛グループ」の創始者、市村　清さんの話です。　日本では昭和の初めの頃は、現代のような複写機はない時代でした。　そんな中、まだ感光紙を使ってコピーをする方法から、いち早く複写機をデジ　タル化した企業を起こしたのは市村　清さんです。　市村さんは、1900年に佐賀県に生まれました。　幼少の頃から頭がよく、当時名門の佐賀中学校に入学しました。　しかし、家は貧しく２年で中退しなければなりませんでした。　その後、行商で野菜を売りながら働き、生家の暮らしを支えました。　銀行に就職できたことから、中央大学の夜間部に入学することにしました。　その後、1922年に日中合弁で大東銀行を設立する事業に誘われ、北京に行く　ことになります。　ところが、昭和金融恐慌の影響を受け5年後には、大東銀行が閉鎖されること　になるのです。　やむなく日本に帰国しますが、市村さんは保険のセールスマンとして新しい　仕事に就くことにしました。赴任先は熊本です。　市村さんにとって、この保険セールスの仕事は困難なものでした。　当時は、今のような生命保険に加入する人はそう多くはなく、保険という　仕組み自体がまだ認知されていない時代だったのです。　　セールスのために家々を訪問しても成果は上がらなかったといいます。　歩合制ですから、契約が取れなければ収入はゼロです。　その年も終わりに近づいてきましたが、契約はとれませんでした。　ただ、見込み客への訪問は、何度も繰り返すという努力は続けていました。　大晦日の夕方、ついに契約もとれない、とあきらめて家に帰ろうとしますが、　ふと、ある家を訪問したくなり、夜も遅い時間でしたが訪ねてみることにしま　した。　玄関の電気が消えていれば、迷惑だろうからそのまま帰ろうと思ったそう　です。　そのお宅に行くと、電気は灯っていました。　申し訳なさそうに、玄関を開けるとご主人が出てこられました。　すると、ご主人のほうから、　「年内に、保険に入る手続きをしておこうか、と家内と話していたよ。　　それで、加入するなら市村さんのところにお世話になろうと思っていた。　　ちょうどよかった」　と言われ、契約できたのでした。　この時、市村さんはあきらめなくてよかった、と痛感したそうです。　これがきっかけになり、翌年から契約が増え、社内でもトップの成績を上げる　ようになっていきました。　その後、理化学研究所のコピー用の感光紙を販売する、代理店の権利を譲り受　けることにもなったのです。　そこでも市村さんの営業成績は、全国の売り上げの半分以上を占めるまでに　なり、独立することに決めました。　1945年、終戦を迎え「人を愛し、国を愛し、仕事を愛す」の『三愛主義』　を理念として、『三愛』を設立し、今では世界的なO A機器メーカーとして　の基礎を築きました。　今でも、銀座４丁目にある、『銀座三愛ビル』は地元のシンボルとして親し　まれています。　このビルを建てる時ですが、こんなエピソードありました。　当時、地権者の方との交渉が難航したそうです。　何度も交渉に来る三愛に、自分から断りの話をしに行こうと地権者の老婦人　が会社に来られたのですが、その日は大雪で足元が大変悪かったそうです。　その婦人が受付を訪れた時、彼女の濡れた足を見た女性事務員はすぐに、自分　のスリッパを履かせて、抱きか抱えながら３階の応接室に案内したのでした。　この応対に感激した地権者の老婦人は、売却に応じることを決めたそうです。　『三愛主義』の理念が、社員にも徹底していたのです。　市村さんのその人柄に、教えを請う経営者・文化人も多くソニーの盛田昭夫、　東急の五島昇、文化人の今東光、将棋界の升田幸三などの人からも慕われ、　薫陶を与え、「市村学校」と呼ばれていました。　市村さんの口ぐせに、　「できない理由を考える前に、できる方法を考えてくれ」　という言葉があります。　―逆境や困難の後に残るのは希望しかない―　時代を超えて、この精神は普遍的なもののようです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年05月30日

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• 【愛は行動です】

  【愛は行動です】◎～愛は行動なのよ。　　言葉だけではだめなの。　　私たちには生まれたときから　　愛する力が備わっている～　　　　　　　　　　　　　（オードリー・ヘプバーン）　オードリー・ヘプバーンは63歳で病没しますが、女優を引退後はユニセフ　の大使になり、インドやアフリカの子どもたちへの支援活動を続けました。　その理由は、ヘプバーン自身が戦争を体験し、命の危険にさらされる時代を　生き抜いてきたからだと言えます。　もともとヘプバーンの育った家庭は、両親も貴族出身でしたが、戦時中だった　こともあり、経済的には困窮していました。　さらに、第二次世界大戦でヨーロッパは戦乱の社会になり、ヘプバーンの家族　は離散しなければならない状況になってしまいます。　　子ども時代は、学友をまとめたりするリーダー的な素質も持ちあわせていて、　周囲からの信頼もあったと言われています。　戦争時代は、ヨーロッパの各地を転々としますが、食料不足やオランダの　大飢饉などに苦しめられました。　飢えをしのぐため、ヘプバーンはチューリップの球根を食べていたそうです。　そのために栄養失調になり、貧血や喘息にもかかるほどでした。　その時期に、ユニセフの前身である団体から、食料と医薬品が届けられ、　健康を取り戻すことができました。　この体験が、後年のヘプバーンの生き方につながったと言えます。　バレエが得意だったこともあり、女優になりますが、1950年代からは世界的　な映画スターになりました。　「ローマの休日」や「ティファニーで朝食を」など代表的な作品にも出演して　います。　性格も感性が豊かでした。　ヘプバーンに次のような言葉があります。　『美しい唇のためには、親切な言葉を話すこと。　　美しい瞳のためには、他人の美点をさがすこと。　　スリムな身体のためには、おなかを空かした人々に　　食物を分け与えること。　　歳をとれば、あなたには二本の手があることに気づくでしょう。　　自分自身を助ける手、そして他人を助ける手があることを。』　このような感性が、映画の各場面にも表現されています。　美しさだけではなく、神々しい雰囲気は子ども時代の体験や考え方が大きく　影響しているのではないかと思います。　彼女の没後、「オードリー・ヘプバーン子ども基金」がつくられたそうです。　「利他主義」を生き、愛を行動化した女性でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年05月29日

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• 【挑戦すれば信念が強くなる】

  【挑戦すれば信念が強くなる】◎～あせるな　　いそぐな　　ぐらぐらするな　　馬鹿にされようと　　笑われようと　　自分の道をまっすぐゆこう　　時間をかけて　　みがいてゆこう～　　　　　　　　　　　　　　　（坂村真民）　悔いのない人生を送るには、たとえ失敗して泥まみれになっても、夢のために　挑戦していく信念が必要です。　カジュアル衣料では人気のある「ユニクロ」の創業者・柳井　正さんは会社　の基盤を作るまでに長い歳月を要しました。　大学卒業後、ジャスコに就職しましたが９カ月で退社し、実家の経営していた　紳士服の販売店で仕事をすることにしました。　当時は郊外型の店舗が業績を拡大していた時期でもあり、柳井さんの店は安価　でカジュアルな衣料を売りたいという夢を持つようになりました。　35歳の時、父親の後を継ぎ、社名を「ユニクロ」（略称）としました。　「ユニーク・クロージング・ウェアハウス」が本来の名称で、　「ユニークな衣料（c l o t h e s）のある店」という意味があるそうです。　広島に１号店をオープンしました。　当時は、知名度がまったくありません。　そこで、若者が来店しやすい時間を考え、早朝６時30分に開店することにし　しました。　若い客層に来てもらうには、他の店のように10時開店では無理です。　そこで学校に行く前になら来てもらえると考えたのです。　チラシを配り、ラジオでの宣伝も行いました。　主に有名ブランドを安価で販売しましたが、その安さが逆効果となり、消費者　の間では、ユニクロで服を買うのは恥ずかしいという評判もあったそうです。　中には、店の周りではユニクロ専用の買い物袋を持ち歩くのが恥ずかしいと、　別の袋に入れ替える人もいました。　また、衣料業界は委託販売が主流でしたので、販売価格は仕入れ価格で決まる　ため、競争力の激しい世界で生き残るのは大変でした。　このままではいけないと、柳井さんはユニクロ独自のオリジナル商品を開発　しようと決めました。　そこで、オリジナルの商品を作りましたが、価格が高かったこともあり大量に　売れ残り失敗に終わります。　こういう時は、挫折しても当然の気持ちになります。　柳井さんが、それでも前進できたのは、『安価で、ユニークな衣料』を消費者　に届けるという、信念があったからにほかなりません。　その状況下で、店舗数を増やし、取り扱う商品を増やしていきました。　そして、柳井さんが49歳の時、原宿に都心１号店をオープンさせました。　この時、1900円で売り出した「フリース」が大ヒット。　「フリース」はユニクロの代名詞になりました。　その後、「ヒートテック」も、年齢に関係なく愛用されるようになりました。　柳井さんは、自分のモチベーションについてこう語っています。　「私は、お金儲けをしたいとは思わない。　　また夢とか目標とか、高尚なものじゃなく、服屋としてどこまでいけるか。　　登山家と同じです。　　そして、仕事は団体競技。当社にいる11万人の従業員さんと一緒にチーム　　プレイできること。これが楽しい」　信念を持ち続けると、最後は仕事が楽しくなるということです。　つまり、人生が楽しいということにも通じます。　過程において失敗しても、次のステップに昇る意欲があれば、目標に近づく　ことはできるものです。　信念のある人生を送りたいと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年05月28日

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• 【世の中は誠実な人を求める】

  【世の中は誠実な人を求める】◎～仕事が伸びるか、伸びないかは　　世の中が決めてくれる。　　大切なことは、　　世の中にやらせてもらっているこの仕事を、　　誠実に謙虚に熱心にやることである。　　世の中の求めに精一杯こたえることである。～　　　　　　　　　　　　　　　　　　（松下幸之助）　充実した人生を送ることも、企業の経営を安定させることも、信用がなければ　実現しないものです。　また信用というものを築き上げるのも、簡単にはできないものです。　「不良品は無償で新しいものと交換します」―　　こう決断し、実行したことで不動の製菓メーカーの座を獲得した人がいます。　森永製菓の創業者・森永太一郎は23歳の時、アメリカに渡り人種差別の強い　環境の中で、キャンディやチョコレートなどの製法を学びました。　帰国後、明治32年、菓子製造の機器をそろえ、赤坂溜池で小さな工場ですが　「森永西洋菓子製造所」を始めました。広さはわずか２坪だったそうです。　最初に製造したのはマシュマロ。　しかし、当時は「こんなフワフワしたものは買わない」と不人気でした。　次にキャラメルを製造しますが、扱ってくれるお店は見つかりませんでした。　しばらくすると、マシュマロが少し売れ出し、しだいに他の製品の販売量も　増え、一年後は20坪の工場を借りるまでになりました。　当時、太一郎は朝4時から、深夜まで働いたといいます。　「森永の洋菓子」の名前は広がり、売り上げも順調に伸びていきました。　しかし、梅雨から夏にかけての高温多湿の気候の影響もあり、たまたま洋菓子　の一部に、カビが生えるという事態が起きました。　その時、「不良品は無償で新しいものと交換します」とお客に宣言。　この判断で、消費者からの評判はよくなり、お店の信用は高まりました。　カビの生えたお菓子は、お客の保存の仕方が良くないからと反論することも　できたでしょう。　当時、冷蔵庫のようなものはない世の中だったとはいえ、そのことには全く　ふれず、すぐに「新しいものに交換します」という判断は誠実さがあった　からこそできたことです。　誠実さという言葉には、ハッキリしたイメージが思い浮かばない方があるかも　しれません。　ある人が、「誠実」の本当の意味を理解するために、次の話をしました。　それは、「正直」と「誠実」の違いです。　「正直」とは、ウソをつかないとか、ミスをした時にきちんと報告をする。　この正直に自分の過ちや失敗を認めることは、やろうと思えば誰でもできる　ことです。　しかし、「誠実」というのは、言葉が先にある。　口にしたこと、言葉にしたことを実行すること。約束を守ること。　それは、言葉に現実を合わせるために努力することである。　誠実な人とは、自分が言った言葉に責任をとる人のことです。　さらに言えば、誠実な生き方とは厳しさがともなうものである。　だから、誠実な人は言葉を大事にする人なのです。　森永太一郎は、6歳の時に父親が亡くなり、母親とは生き別れとなり、親類の　家を転々としながら育ちました。　学校にも行けなかったので、12歳になるまで自分の名前さえ書けなかったと　いいます。　それでも、アメリカに渡り生きてきました。　悲惨な幼少期を過ごしながら、人間の誠実さとはどのような生き方なのかを　深く考えたに違いありません。　何事も誠実に生きる人でありたいと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年05月27日

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• 【相手の話を聞く、相手を立てる】

  【相手の話を聞く、相手を立てる】◎～やたらにしゃべる人より、　　目を輝かせて聞く人のほうが　　ずっと魅力的な場合がある。　　それは、知的好奇心の活発さと、　　自分だけにとらわれない　　心の広さを感じさせるからだ。～　　　　　　　　　　　　　　　　　（長部日出雄）　人間関係は会話で成り立っています。　そもそも会話というのは「話す」と「聞く」というやりとりです。　私たちが話す時、脳の中の左脳の一部が働いて、話したり聞いた話を理解して　いるそうです。　これは、脳を刺激し、感情が解放され、さらに癒しにつながることもあるので　認知症にならないためにも人との会話は大事です。　さて、相手とよい関係を持つには、相手と敵対するのではなく、味方につける　ことがポイントです。　そのためには、相手の話をよく聞く姿勢がとても大切です。　つまり「聞き上手」な人ほど、人からの好感度が高いのです。　「聞き上手」の真髄は、相手への強い好奇心を持つことです。　自分の話に、相手が強い好奇心を持って聞いてくれるとき、目は輝き動作も　身を乗り出して聞いてくれます。　このような、聞き方をされれば、話す側はよい気分になるほかはありません。　松下幸之助さんは、部下の話を聞く時はいつも自分の体を乗り出すようにして　聞いていたそうです。　そのため、部下は真剣に仕事に取り組むという社風が定着したのです。　また、相手を立てるということも簡単ではありませんが、しかし、相手を立て　ることでそれまでの関係が、いっそう深まることもあります。　著名なカウンセラーの、植西　聰さんがある女性から、次のような相談を受け　ました。　33歳の主婦Y子さんは、ある会社のパートとして働いています。　彼女の上司は、50代の独身女性です。　Y子さんとは、特に仲が良いということもなく、上司と部下の関係はきちんと　とれていたそうです。　しかし、ある日突然、その上司がY子さんと口を利かなくなりました。　Y子さんは上司の態度に驚きましたが、理由がわからず困ってしまい植西さん　に相談しました。　そこで植西さんは、次のようなアドバイスをしたといいます。　「私にもよく理由はわかりませんが、とにかく毎朝、きちんと笑顔であいさつ　してみてはどうでしょう。　相手が無視してもかまわず、しばらく続けてみてください」　と、相手を立てるように伝えました。　Y子さんは翌朝から、上司に笑顔であいさつをし続けたそうです。　十日後の朝、その上司があいさつを返してきました。　そこでY子さんは、ここぞとばかりに質問しました。　「なぜ、私に対して口を利かれなくなったのでしょうか？」　すると上司は、こう答えました。　「以前、みんなで昼食を食べている時、あなたがご主人や子どものことばかり　話していたその姿が、すごく幸せそうに見えました。　幸せでいっぱいのあなたに、私はすごく嫉妬をしたのです」　それを聞いてY子さんは、ハッとしたそうです。　実はY子さんは、家庭状況があまりいい状態ではなかったのですが、他の人　たちにそのことを知られたくない、みんなには幸せそうだと思われたいと考え　わざと幸せそうに振る舞っていただけだったのです。　Y子さんはそのことを正直に上司に伝え、二人は和解できました。　それから、二人の関係は以前よりも親しくなったそうです。　もちろん以後、Y子さんは夫や子どものことは、上司の前では絶対に話さない　ようにしたそうです。　Y子さんが上司との関係をよくすることができた理由は、無視されても、自分　から笑顔であいさつを続けたこと、つまり、相手を立てたということです。　少なくとも、無視された理由がはっきりしない状況でも、相手を立てたY子　さんの行動が上司の心を動かしたのです。　斎藤茂太さんの言葉に、次のようなものがあります。　「他人に花をもたせよう　自分に花の香りが残る」　いつも花の香りを漂わせる人になりたいと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年05月26日

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• 【困難が来た時、チャンスが埋め込まれる】

  【困難が来た時、チャンスが埋め込まれる】◎～悲観論者はチャンスの中に困難を見るが、　　楽観論者は困難の中にチャンスを見る～　　　　　　　　　　　　　　　　　（イギリス元首相　チャーチル）　苦しいことがあると、その対応で頭も体もいっぱいになってしまいます。　そんな時、その人の性格や考え方がよく分かるものです。　苦しい時ほど、希望をもって生きることが必要だとわかっていても、実際は　そう簡単にはいかないものかもしれません。　ただ、希望というものは、現実を受け入れようとする決心のような気持ちから　湧き出るものではないでしょうか。　以前、日本を代表する帝国ホテルで料理長を務めた村上信夫さんという方が　いました。　村上さんは1921年、東京・神田で食堂を営む家に生まれました。　しかし、関東大震災でお店は全焼。その後11歳の時に、ご両親は相次いで　結核で亡くなりました。　12歳で小学校を卒業し、すぐに浅草のコーヒー店やレストランなどで働き　18歳の時、帝国ホテルに見習いとして採用されました。　配属先は調理場の鍋を洗ったりする、雑用の仕事です。　村上さんは、日本一のコックになるという夢がありました。　一流ホテルの料理の味がどんなものか知ることができると思って、ワクワクし　ていましたが、現実は厳しいものでした。　先輩コックは、鍋の底に残ったソースの味を盗まれたくないので、粉せっけん　を入れたものを洗い場に回すのです。　雑用の時でも、残ったソースをなめようとするとゲンコツが飛んできました。　村上さんは、どうすれば先輩コックの味を知ることができるか、考えました。　そこで、鍋を洗う時、鍋の外側があまり綺麗ではないことに気づき、自分で　鍋の外側を磨こうと思ったのです。　磨き砂とお酢と塩を使って、休み時間を返上して、毎日磨き続けました。　鍋の数は全部で300個。ほとんどは重い銅鍋ですから、簡単にはいきません。　すべて磨き終わるまで３か月かかりました。　調理場にピカピカの鍋がそろいはじめた頃、ソースが少し残った鍋が村上さん　のところに回ってきました。　回してくれた先輩コックは、ウインクをしてくれました。　「なめてもいいぞ！」　という合図だったのです。　それがきっかけになり、先輩コックは口頭では教えてくれませんが、　「よく見ていろ！」と言いながら、村上さんに指導してくれたのです。　しかし、戦争で徴兵され、終戦後もシベリアに抑留され帰国し復職できたのは　26歳の時でした。　34歳の時に、ベルギーの日本大使館に料理担当で出向し、その後フランス、　パリのホテル・リッツで研修を受けるまでになりました。　その後、1964年の東京オリンピック女子選手村の食堂の料理長で活躍し、　また、パリのホテル・リッツへ。　48歳で、帝国ホテルの料理長に就任しています。　その後も、NHKの料理番組に出演、自伝のドラマも放映されたとのことです。　村上さんは、バイキング方式を日本で初めて行ったことで知られています。　村上さんは、料理の極意は「研究」と「愛情」と「真心」だと言います。　そして、コックは感謝の気持ちが大事だとも言います。　本来、のんきな性格だそうですが、どんな時も「前を向く」ことを心がけた　そうです。　反面、『味に苦しみ　味に泣き　味に一生を捧げる』という信条を持っていま　したが、根底には『喜び』があったとも語っています。　81歳からパソコンを始めたそうですが、それも自分のレストランをオープン　するためだったとのことです。　楽観的に生きるということは、勇気が求められます。　それは、前を向く勇気です。　前を向いていれば、困難な状況下でもチャンスを見つけることができます。　前を見て生きる人生に徹したいものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年05月25日

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• 【熱意と継続】

  【熱意と継続】◎～何かに挑戦したら、確実に変われるのであれば、　　誰でも挑戦するだろう。　　報われないかもしれないところで、　　同じ情熱、気力、モチベーションを持って継続しているのは　　非常に大変なこと。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（羽生善治）　仕事であれ、何であれ自分の決めたこと、あるいは目標や夢のために　一つのことを継続していくには、いい加減な気持ちでは無理です。　ダイエットひとつをとってみても、何日かは続きますが一ヶ月、二か月と　なると、多くは途中で投げ出すというケースもあるでしょう。　パナソニックがまだ松下電器の時代のエピソードです。　三井銀行という銀行がありました。（今は、三井住友銀行）　その三井銀行にWさんという銀行員がいました。　その時の、松下電器の取引銀行は住友銀行だけでした。通常、企業はメイン　バンクの他に、いくつかの取引銀行を持つのが普通です。　ところが、松下電器は住友一行主義を通していました。　理由は、昭和初期、金融恐慌が起き当時取引していた十五銀行が閉鎖になり、　松下電器は資金繰りに困窮する事態になったのです。　その時、住友銀行が救済の手を差し伸べてくれたことで、松下電器は危機を　回避できたといういきさつがあり、その恩義を感じていた松下幸之助さんは、　他行との取引はしていませんでした。　その状況下で、三井銀行のWさんは、　「よし、自分が松下電器の二番目の取引をしよう」と決心したのです。　そして、本社を訪ねますが、このいきさつがありますから、重役が応対しても　「あなたの気持ちはわかりました。しかし勘弁してほしい」と言われます。　当然のこととは言え、Wさんあきらめずに毎日訪問しますが、翌日は部長、　次の日は課長、さらに翌日は主任、次の日は平社員が出てきて応対します。　結局、誰も出てきてもらえなくなり、受付に名刺だけを置いて帰るという　ことしかできなくなりました。　それでも、Wさんはあきらめません。それから一日おきに、根気よく通い　詰め、そのたびに名刺を置いて帰ることをくりかえします。　これが二年間続いたのです。　単純計算しても３００枚ほどの名刺の数です。　そのうち、「面白い銀行マンがいる」という噂が社内に広がり、このWさんの　ことが松下幸之助さんの耳に届くことになったそうです。　「そんなに熱心なのか。そしたら私が一度会おう」ということになりました。　当時、Wさんはまだ支店の一銀行員です。驚いて本社から常務に来てもらい　必死で訴えました。　話を聞いた後、松下さんはこう言ったそうです。　「あなたは非常にえらい。断られても断られても、そういうふうに根気よく、　何とか道を開きたい、取引をしてほしいと二年間も松下電器に通ってくれた。　ありがとう。あなたのその努力を買って、取引をわずかでもしよう」　このWさんは、高卒という学歴でしたが、その後三井銀行の重役にまで出世　したそうです。　熱意や情熱があれば、必然的に継続という行動が生まれます。　その思いは、周囲の人に関心と興味を抱かせ、自分の味方にまでするような　力が働くのです。　本気で事に当れば、熱意も情熱も湧き、行動化されます。　Wさんは、二年間の努力の継続を通して、人間的な魅力を少しずつ深めて　いったのだろうと想像します。　日々の積み重ねを継続する人でありたいものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年05月24日

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• 【誰かのため、何かのための精神】

  【誰かのため、何かのための精神】◎～損得だけで物事を考えてしまうと、　　成果が出にくいので長続きしません。　　自分のためだけにがんばっていると　　必ず限界が訪れます。　　「これは世の中のために必要である」という大義名分は、　　自分の限界をはるかに超えた力を引きだし、　　努力も報われます。～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（青木仁志）　人間関係を損得の計算だけで回していこうとすると、一時的にはうまくいく　こともありますが、長く続くことはありません。　また、そのような関係だけで生きていても、心の底から満足することはでき　ないものです。　これは、人間が本来もっている道徳心というものがあるからでしょう。　もちろん、現実社会では、損得勘定の感覚がなければ取り残されてしまう　一面もあります。　しかし、このような社会であっても、成功者と呼ばれ幸福な人と言われる人　は、必ず、損得勘定の世界を超え、輝いているものです。　稲盛和夫さんは、日本を代表する企業の経営者の一人ですが、稲盛さんが　まだ高校生の頃に次のようなエピソードがあります。　稲盛さんの生家は、印刷業を営んでいました。　しかし、戦争での被害を受け、印刷工場は消失したのでした。　当時、稲盛さんは学校が終わると友人たちと野球ばかりしていたそうです。　家計も苦しかった中、そんな稲盛さんを見て、お母さんは、　「いっしょに遊んでいる友達の家のように裕福ではないのに、遊んでばかり　いるなんて……」と、嘆いていました。　それを知った稲盛さんは、反省してあることを思いつきました。　もともと、印刷業だった家の仕事ですが、戦前は別に紙袋を作る仕事もして　いたそうです。　当時は、今のようなレジ袋のようなものはなく、モノによっては新聞紙で　包んで商品をお客に渡すか、お菓子のようなものは紙袋に入れたりしていま　した。　稲盛さんは、お父さんにもう一度紙袋を作ってもらうようにお願いし、その　紙袋を自分で自転車に積んで、近くのお菓子やさんなどに売りに出るように　しました。　これは、一つの行商のようなものです。　これは、稲盛さんが母親の悲しみを知りどうにかしたいという“利他の心”　の表れといえるでしょう。　平日は学校が終わってから、日曜日は朝から夜まで行商したといいます。　やがて、販売を地区別に分けて効率よく行商をしていくうちに、たくさん　売れるようになり、人を雇わなければならないように繁盛したそうです。　この体験が、稲盛さんの企業経営の原点になっていると後日語っています。　　それは、単なる紙袋の製造と販売の発想は、家族の家計を助けたい、母を　喜ばせたいという、「誰かのため、何かのため」の考え方です。　これを「善なる動機」と、稲盛さんは言います。　人生において、自分の夢や目標を考える時、まず、自分自身がその仕事が　好きであるかどうか、これが大事です。　しかし、好きではなくてもその仕事をどうしてもやらなければいけない　場合もあります。　たとえば、親の会社を継がなくてはならない時などです。　それでも、「誰かのため、何かのため」という別の判断基準で考えるべき時　もあります。　それは、自分の好き嫌いの世界を超えた崇高な世界です。　この気持ちになって、物事を見たり、取り組んでいくと、人間としての成長　もでき、至福な気持ちを感じることができます。　さらに、自分が思っていた以上の力が生まれるものです。　『与えよ、さらば与えられん』、という言葉がありますが、まさにこのことを　意味しています。　損得の計算だけで生きるより、まず何かを与える人でありたいものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年05月23日

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• 【言葉はエネルギー】

  【言葉はエネルギー】◎～言葉は生きています。　　その人が人生の折々に、いいタイミングでいい言葉に出会えば、　　きっと人生が変わる。　　短所を長所に変えていくエネルギー。　　それが言葉です。～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（鎌田　實）　鎌田さんは続けて語っています。　＜いつも、人間は絶望して生きてきました。　　絶望の中でも、言葉を探して絶望から抜け出してきたのです。　　だから悩んで下さい。迷って下さい。　　悩みや迷いも才能なのです。　　悩みや迷いも才能だ、と口にしたときから、悩みや迷いも肯定的に受け入れ　　られ、そこから脱出する力が湧いてくるのです。＞　精神科医の斎藤茂太さんも、「いい言葉はいい人生をつくる」ということを　多くの著書で力説しています。　心が弱くなっているときは、なぜか思い考える言葉もマイナスの言葉を使って　います。　しかし、そういうとき、真逆のプラス言葉を使うと元気になったという経験は　だれもがしたはずです。　それは、悩んでいても落ち込んでいても、そこから抜け出したい、と心の底で　願っているからなのです。　さらに言えば、私たちは幸せな自分でありたい、という欲求が本能的にあると　いうことです。　よい言葉を大切にする人生であるなら、幸せになれないはずはありません。　悩みがあり、迷いがあっても、よい言葉を使うことはできます。　それは、口ぐせによって習慣化できるものです。　よい言葉を自分の味方にする人でありたいものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年05月22日

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• 【みんなには役割があります】

  【みんなには役割があります】◎～『使命』～　　まっ黒い　ぞうきんで　　顔はふけない　　まっ白い　ハンカチで　　足はふけない　　用途がちがうだけ　　使命のとうとさには変わりがない　　ハンカチよ　高ぶるな　　ぞうきんよ　ひがむな　　　　　　　　　　　　（河野　進　　詩集「ぞうきん」より）　モノにはそれぞれ使われる用途があります。　ただ、その使い道に上下はありませんし、優劣もありません。　それぞれの場所で使われ、役割を果たすことが尊いということです。　私たち人間も、日々の生活に追われることが当たり前になり、自分の仕事の　素晴らしさを忘れてしまいがちです。　かりに、今の仕事がほんとうにやりたい仕事ではないにしても、その仕事自体　には社会的な意味で何かの役割があるものです。　自分の仕事の価値が理解できれば、仕事に対する意欲もあがっていくにちがい　ありません。　ただ、若い人ほど自分のやりたいことと仕事の内容が合っているか、深く考え　る機会はそう多くはなさそうです。　船井幸雄さんは、自分の特性をよくつかむことで、好きな仕事にもつきやすい　と語っています。　そのためには、次のことを洗い出してみることをすすめています。　１、自分の性格の長所　２、自分の得意なこと（子ども時のことも含めて）　３、自分の信条　４、今までのめり込んだこと　５、やっていて飽きないこと、苦にならないこと　６、やってみたいとあこがれていること　以上ですが、すべての項目が満たされなくても、自分の特性を知ることは　できます。　自分の特性を知ることで、好奇心も刺激され視野も広がることになり、自分で　も気づかなかった一面が浮き彫りになるかもしれません。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年05月21日

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• 【問題解決のコツ】

  【問題解決のコツ】◎～大きな問題というのは、　　たった一つで構成されているのではない。　　別のさまざまな問題が複合されている。　　問題をジャンルに分け、細分化することで、　　解決法は自然に浮かび上がるものだ。～　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ロバート・シュラー）　アメリカの３５代大統領、ジョン・F・ケネディは、月に人類を到達させる　計画を実行に移した歴史的な人物です。　３４代大統領のアイゼンハワーも計画は立案しましたが、着手するまでには　至っていませんでした。　ある時、マクダネル航空会社の社長、ウォルター・バークという人がケネディ　大統領から呼ばれました。　「月に人間を着陸させたい」　アポロ計画と言われるものです。　当時の世界は、アメリカとソ連（今の、ロシア）との宇宙開発戦争の時代と　呼ばれていました。　ケネディはどうしてもソ連よりも先に月に到達したいと考えていました。　ケネディの依頼を受け、ウォルターは実行に移します。　まず、ウォルターはこの不可能と思われる夢を実現させるには、宇宙船を　無重力圏に突入させるための強力なロケットが必要だと考えました。　そのために生じる大きな問題を２０のジャンルに分類しました。　それを、自分の力でできるものと、他の人の力を借りなければできないものに　さらに分類したのです。　その分類を基本に系統立てて、一つずつ障害を乗り越え、最後に残された課題　は、引力に負けないで軌道に乗るパワーのあるロケットを作ることでした。　そのロケットが完成した時、ウォルターはこう述べたといいます。　「あの時は嬉しかった。全エネルギーをたった一点にしぼればよかった。　　あとは時間の問題だと思った」　そして、１９６９年、人類最初の月面着陸は成功することになりました。　今では、宇宙ロケットの開発の技術は日々向上していますが、当時は大変な　労力が必要な時代でした。　技術的な問題に限らず、多くの問題解決の糸口は、見つけようとする人間の　心しだいで決まるものです。　問題を遠くから見たり、近くから見ることで、見え方がその都度変わって　いくため、自然に柔軟な考え方が養われていくようになります。　複雑なことでも、シンプルに見ていく力を身につけましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年05月20日

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• 【希望が人生を支える】

  【希望が人生を支える】◎～希望が逃げても　　勇気を逃がすな。　　希望はときどき、私たちをあざむくが　　勇気の力は息吹なのだ。～　　　　　　　　　　　　（ブーテル・ヴェク　ドイツの哲学者）　書道家の金澤翔子さんは、現在３５歳ですが書道界では有名でファンの方も　多く、２０歳から個展を催しその書体には魅了されるものがあります。　２０１２年の大河ドラマ『平清盛』の題字を揮毫したことで、さらにその　実力も評価されるようになりました。　ダウン症児として生まれましたが、お母さんの泰子さんは娘の将来を案じて　翔子さんと死のうと悩んだこともあったそうです。　泰子さんはもともと書道家で、翔子さんもきれいな字を書いていました。　般若心経をお手本に練習していたそうです。　あるとき、母、泰子さんの講演会に同行していた翔子さんが、会場で泰子さん　の書いた本を「悲しい日記本です」と言いながら、販売していました。　その本は、娘である翔子さんがダウン症であることがわかり、母親として悩ん　だ当時のことを書き綴ったものでした。　泰子さんは、本を売る翔子さんに近寄り、　「どうして、悲しい本なの？」と聞きました。　翔子さんは、答えました。　「お母様は私が生まれて、いっしょに死のうとしたでしょう。　　私は、私の赤ちゃんと死のうとは思わない、生きる！」　これを聞いた泰子さんは驚きました。　難しい本は読めないだろうと思っていましたが、自分の知らないところで読み　内容を理解していたことを知りました。　また、娘には言えなかった自分の心の奥を知られたことに、複雑な思いはあり　ましたが、それ以上に、抽象的な表現もある本の内容を理解している知性も　しっかり持っていることが喜びでした。　娘の将来を案じていました、これなら大丈夫、と自信を持ったそうです。　翔子さんは、母親の背中を見ながら自分なりの希望を持ち、自分の可能性を　追及し続けています。　　希望を持ち続けるには、勇気が必要です。　負けそうな時も、前を向く力があれば、希望は見捨てないのだと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年05月19日

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• 【本気で努力する人になろう】

  【本気で努力する人になろう】◎～成功者の言葉しか世の中には残らないから、　　「やればできる」が格言になる。　　夢は叶わないかもしれない。　　叶えるための努力は無駄に終わるかもしれない。　　でも、何かに向かっていたその日々を、　　君はたしかに輝いて生きていたのではないか。～　　　　　　　　　　　（為末　大・400ｍハードル元オリンピック選手）　努力しても、結果が出ない時があります。　やっていることが正しいのだろうか？　と不安になることもあります。　ここしばらく大相撲を見ることできませんが、苦労して横綱になった　稀勢の里さんが、中学卒業の文集に寄せた言葉があります。　　『天才は生まれつきです。　　　もうなれません。　　　努力です。　　　努力で天才に勝ちます』　やっとの思いで横綱に昇進しましたが、不運のケガで短い間の横綱に終わって　しまいました。　しかし、彼の努力する姿に心が動かされる人も多く、引退しても人気は衰え　ません。　その理由は、稀勢の里さんが、本気で努力していたからだと私は思います。　本気で稽古をしていたので、弱音を吐くことはありませんでした。　「本気で努力する人は希望を語り、かたちだけで努力する人は不満を語る」　という言葉があります。　本気で努力すれば、輝くしかないのです。　本気で努力する人はまわりから信頼されますが、かたちだけで努力する人は　中途半端な人に見られます。　本気で努力すると楽しくて、疲れない。　疲れても、さわやかな心地よい気持ちになるそうです。　本気で努力する人でありたいものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年05月18日

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• 【自分の欠点を認める勇気】

  【自分の欠点を認める勇気】◎～自分の欠点を、直視し認めることです。　　ただし、欠点に振り回されてはいけません。　　忍耐力、優しさ、人を見抜く目を　　欠点から学びましょう。～　　　　　　　　　　　　　　　　　（ヘレン・ケラー）　他人の欠点には、気づきやすいものです。　それは、どうしても人より自分がどこかで、少しでも優れていたいという　自己優位の気持ちがあるからです。　これは、他人と比較することで、自分の優位性を見つけるための一番簡単な　方法です。　そして、これは小さな子どもの行動にたまに見られるものです。　しかし、それは成長とともに、相手への優しさや思いやりの心を学ぶことで　自然になくなっていきます。　吉田松陰という人は教育家でしたが、このことを理解していたので人間の長所　を徹底的に伸ばすという、逆転の発想で優秀な人材を育てました。　吉田松陰は相手の欠点を指摘しましたが、指摘の仕方に工夫をしています。　たとえば、すぐ感情的になる若者には、　「君は、思いついたらすぐ行動に移すことが早い。できれば、思いついたら　　一度、じっくり考えて行動すると、成果は倍になるぞ」　というような指導をしていました。　つまり、欠点よりもさらに長所に注目し、本人に自覚させていたのです。　ヘレン・ケラーの言う、自分の欠点をいったん、直視させたうえで長所を　伸ばしたのです。　自分の欠点を直視することが、学ぶことになります。　もちろん、自分の欠点を認める時は、つらい気持ちになります。　しかし、そのつらさを経験しないと、学べないこともあります。　よく、歳をとると、自分が間違っていても素直に謝ることができなくなると　言われます。　これは、仮に自分の間違いがわかっていても、認めたくないというプライドが　邪魔をしているのです。　しかし、心に余裕があれば、素直に自分の間違いにも気づき謝れるものです。　心に余裕があるから、ありのままの自分を認めることができます。　人間には、長所と短所が入り混じっています。　これらの長所と短所をうまく使いこなすには、心の余裕が必要です。　余裕が生まれるような生活上の工夫、生き方をしたいものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年05月17日

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• 【六然訓（りくぜんくん）に学ぶ】

  【六然訓（りくぜんくん）に学ぶ】◎～自処超然（じしょちょうぜん）〔自分のことだけを考えてはいけない〕　　処人藹然（しょじんあいぜん）〔人に接する時は、優しくしなさい〕　　有事斬然（ゆうじざんぜん）〔問題が起きたら、勇断をもち行動しなさい〕　　無事澄然（ぶじちょうぜん）〔何もない時は、澄みきった心を持ちなさい〕　　得意澹然（とくいたんぜん）〔自慢したい時は、あっさりしておきなさい〕　　失意泰然（しついたいぜん）〔失意の時は、取り乱さず落ち着きなさい〕～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（崔　後渠＜さい　こうきょ＞）　この六然訓は、昔、中国の明の時代に、学者であった崔という人が語った　六つの教えです。　当時、明の政府に権力の思うままに政治を行う人物がいて、国民からも　信頼をなくしていました。　それを見かねて、崔さんはその人物に、正義をもって政治を行うよう諫言する　のですが、それが原因で投獄されました。　その獄中には、崔さんと同じ罪で捕らえられた人もおり、その人たちに語った　六つの教えがこの六然訓です。　勝海舟はこれを座右の銘としていたそうです。　近年は経営者が持つべき心構えとしても、よく知られる言葉です。　企業のリーダーでなくとも、一般人に当てはまる言葉もあります。　六つの内、三つでも自分の生活信条として取り入れてみるだけで、得るものが　ありそうです。　この六然訓を要約してみると、　・日々、何事にも学ぶ気持ちを忘れず、他人を思いやること。　・悩みや問題が起きても、前向きな気持ちで取り組むこと。　・順調な時も、謙虚な気持ち、感謝の気持ちを忘れずに落ち着くこと。　世の中はコロナ禍で落ち着きませんが、冷静な心で笑顔を忘れずに過ごしたい　ものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年05月16日

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• 【疲れないコツ】

  【疲れないコツ】◎～苦しかったらやめればいい。無理をしてはならない。　　無理をしないといけないのはレベルが低い証拠。　　真剣に生きる人ほど無理はしない。　　無理をしないというのは消極的な意味ではない。　　願いはするが無理はしない。　　努力しても天命に従う。　　これが疲れないコツである。～　　　　　　　　　　　　　　　　　　（松下幸之助）　私たちが感じる疲労には、三つのレベルがあるという説があります。　第一のレベルは、普通の疲労で、心地よいものではなく、しんどいと感じる　レベルです。　第二のレベルは、イラ立ちを覚えるもので、回復のためには第一レベルよりも　倍の時間がかかります。　第三のレベルは、疲労がたまり自責の念や不安、そしてやる気が落ちて無力感　を強く感じるレベルです。　放っておくと、心身ともに重度の不調レベルに達する状態になります。　さらに、疲労の種類についてですが、これは三つの種類があります。　今までは、疲労というのは、肉体的な疲労と精神的な疲労という大きく二つに　分けてとらえていました。　しかし、今は、これまでの二つの疲労に加え、神経的疲労というものがあらた　に重要視されています。　これは、仕事のI T化で業務のスタイルが変わり、パソコンなどの使用で脳や　視神経が過度に緊張することによる、神経の疲労です。　ただでさえ、人間関係で精神的な疲労を抱えているのに、さらに神経の疲労を　背負う時代になりました。　さて、松下幸之助さんが言う、「疲れないコツ」とは無理をしないことです。　しかし、私たちは、知らないうちに無理をし続けていることに気づいていない　のが現実です。　松下さんは、無理をしないというのは消極的なことではないと言います。　これは、無理をしなくてもいい心の余裕を持つ、あるいは、「仕事は疲れる　ものだ」という意識を変えなさい、と言っているのです。　仕事に対する考え方、仕事をする時の体の姿勢、日頃の食生活、思考習慣、　これらを見直し、気持ちに余裕を持たせながらペース配分をする。　その上で、疲れたら、休む。　できれば、疲れる前に休む。　この習慣を身につけましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年05月15日

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• 【真面目さの中にも柔軟さを】

  【真面目さの中にも柔軟さを】◎～真面目な人ほど、　　自分の目の前のことばかりに意識が向いてしまいます。　　そんなとき僕は、『真剣』であっても、『深刻』にはなるな、　　と言っています。～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（松岡修造）　松岡さんは、続けてこう述べています。　＜「自分はもうダメだ」「俺はどうせダメなんだ」などと深刻に悩んでいる　　とき、心のどこかに言い訳があるはずです。　　「もうダメだ」と思えば、それ以上何も努力もしなくて済むからです。　　でも、それでは問題は解決しない。　　言い訳のために深刻なふりをするのはやめ、そこから抜け出す方法を　　真剣に考えるべきなのです。＞　本当のポジティブさというのは、軽い気持ちで考えるということではなく、　柔軟な思考で、明るい気持ちで考えるということにあります。　松岡さんは、深刻な気持ちの奥にある『言い訳』したい気持ちに注意しよう　と言いたかったのだと思います。　問題を事実として受け止める時、深刻さよりも冷静さのほうが重要です。　冷静な判断があれば、仮に深刻な問題であっても解決の糸口が隠されている　ことに気づくものです。　深刻に考える前に、まず真剣にかつ冷静に、そして柔軟に明るく考える。　柔軟に明るく考えることができれば、答えは一つではなく多くの答えが存在　することもわかるに違いありません。　この考えを仕事や趣味や、人間関係に活かして、人生を楽しみたいものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年05月14日

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• 【三つの時間】

  【三つの時間】◎～若い頃、僕の時間は　　未来へ向けて無限にあるように思えた。　　今、僕は終末の時間から逆算する。　　すると、人も風景も、　　そう、何もかもが違って見えてくる。　　僕は、疾走する。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（蜷川幸雄）　一日２４時間をどのように使うか、時間の使い方で人生の行く末に大きな　影響を与えます。　しかし、時間には別の意味の『時間』というものがあります。　それは、「現在」という時間。　さらに、「過去」という時間。　そして、「未来」という時間。　もし、自分が何かの病気になり、余命１年という宣告をされたら、これから　残された人生に対する考えは根本的に変わるでしょう。　スティーブ・ジョブズは、　『今日で人生が終わると思って生きなければならない』と言いました。　また、昔、ブッダが修行者から次のような質問を受けました。　「安心して、充実した人生を生きるには、どうすればよいですか？」　ブッダの答えは、　「現在」においては、どんなことにも執着してはいけない。　「過去」においては、後悔してはいけない。　「未来」においては、不安を抱いてはいけない。　というものでした。わかりやすく言えば、　「現在」に感謝し、　「過去」に学び、　「未来」に希望を持つ。　ということになると思います。　時間は天から与えられたもの、という気持ちで大事に有効に使いましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂｙ　ハートリンクス）

  2020年05月13日

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• 【自分と他人を賢く比較しよう】

  【自分と他人を賢く比較しよう】　◎～物事が思うようにならない時は、　　自分より恵まれない人のことを思えば、　　不平不満は消える。　　やる気がなくなりかけた時は、　　自分より勝る人の事を思えば、　　意欲が出てくる。～　　　　　　　　　　　　　〔菜根譚（さいこんたん）〕　仕事やプライベートなどで、順風満帆な時もあれば、努力しているのに　なぜかうまくいかない時があります。　世の中とは、そうしたもので自分の思いどおりにいかないもの、と思いたく　なります。　しかし、この世の中を生きていくための知恵や考え方は、その人の判断や　とらえ方によって、幸せなものに感じることもできれば、不幸だと思うこと　もできます。　生きる上での賢さとは、自分の個性を生かすことかもしれません。　特に、自分にとって良い個性を生かすには、感情に振り回されないことも　大事なことのようです。　気持ちが落ち込んだら、まず、どれくらい恵まれているか、を数えてみる。　すると、落ち着きを取り戻し、不平不満はなくなり感謝の念が湧く。　やる気がなくなったら、自分に甘えずに頑張っている人のことを考える。　すると、自分もやらなければと新たな意欲も湧いてくる。　菜根譚はこのように教えてくれます。　自分と他人をうまく比較しながら、自分の気持ちを高める方法を身につけて　おくと、自分を整理するのに役立ちます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）

  2020年05月12日

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• 【直接努力と間接努力】

  【直接努力と間接努力】◎～努力には二種類ある。　　一は直接努力で、当面、目前のことに勤め励むこと。　　二は間接努力で、準備の努力、基礎となり源泉となるもの。　　努力が無効に終わるのは、その方向が悪いか、間接努力が足りないからだ。　　方向が悪いとは、無理な願望を立てて頑張ってみてもだめだという　　ことである。　　　　　　　　　　　　　　　　　（幸田露伴　明治・昭和時代の小説家）　足が先天的に遅い人が、短距離の選手になりたいと思って努力したとして　ある程度は速く走れるようにはなるでしょう。　つまり、早く走るためには走る練習をすること。　これが直接努力というものです。　間接努力というのは、一流のランナーになるには、ただ走る練習だけ行うの　ではなく、運動生理学やスポーツ心理学、さらには栄養に関する知識を学ぶ　ことも必要です。　ところが、私たちは、直接努力ということには真剣に取り組みますが、間接　努力というものを、意外と軽く考えているところがあります。　禅の問答に、『牛車の話』というのがあります。　むかし、まだ鉄道や自動車がない時代は、物の運搬には牛に車を引かせて　目的地まで運んでいました。　もし牛車が道で動かなくなったら、荷物が乗っている車を叩くのか、牛を叩く　のかというものです。　答えは、当然、牛を叩くことです。　ただ、禅の世界では、「牛車」を一人の人間として考えています。　『牛』は、私たちの体力・運動能力・表面的な知識・技術を意味します。　『車』は、私たちの考え方・体験したことの意味づけ、さらには人間性を意味　します。　この『牛』と『車』の両方を、これを背負っているのが人です。　つまり、私たちは、「牛」という要素と、「車」という要素の二つをうまく　使い、その特性を発揮させることが大切であるのです。　牛を叩く努力だけではなく、その前にしっかりした丈夫な車を作るための　努力が必要です。　生きていくためには知恵や技術も大切ですが、自分という人間を磨くことが　より重要なことでもあるのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）

  2020年05月11日

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• 【ペストでの休学時に偉大な発見をしたニュートン】

  【ペストでの休学時に偉大な発見をしたニュートン】◎～成功に必要なことを、あえて一つ述べるとすれば、　　それは「つねに願望や目標について考えること」　　に尽きると思います。　　なぜなら、私たちの人生は私たちの「思考」で　　つくられているからです。～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ニュートン）　コロナ禍のために、子どもたちから大学生まで学校に行けない毎日が続いて　います。　特に、受験を控えた人にとって、不安な日々を過ごさなければならないのは　ほんとうに気の毒なことだと思います。　かつて、勉強したくてもできない環境を、有効に使った人がいます。　それは、万有引力の法則を発見した、ニュートンです。　ニュートンがケンブリッジ大学で学んでいた当時、ロンドンではペストが　大流行していました。　ペストはもともと14世紀にも流行し、ヨーロッパの人口の３分の１の人が　亡くなるという伝染病でした。　それが、またイギリスでも流行してしまったのです。　ニュートンは故郷のウールスソープに疎開することになりました。　幸運なことに彼はすでに、奨学生の試験に合格し、奨学金の支給を受ける　ことができたのでした。　また奨学生になるために、ニュートンは恩師のバロー教授のバックアップも　大きかったと言われています。　バロー教授はニュートンの才能を高く評価していました。　ニュートンは生まれる前に、父親が死亡し、母親は再婚し、幼少期は祖母の　手で育てられました。　体も虚弱だったので、友だちからはいじめられることもありました。　そういう境遇にくじけることなく、ケンブリッジ大学で学ぶ青年に成長し、　ペストの流行で疎開しながら、自分のやりたい研究をする中で、万有引力の　の法則を発見したのです。　この時期に、後に「ニュートンの三大業績」と言われる万有引力の法則、　微分積分学、プリズム光学、の発見や証明がなされています。　ニュートンの業績は、ペストの流行の疎開先で、余った時間を有効に使った　ことによって遺されたのです。　また、ニュートンは一般的には、数学者、物理学者と思われていますが、哲学　や神学も学んでいました。　著作も数学関連は260冊ですが、哲学、神学関連のものでも520冊ほど遺し　ています。　キリスト教徒でもあり、人生についても深く考える人でもあったようです。　中年の一時期、うつ状態になり２年ほど引きこもりの生活も経験しますが、　のちに回復し、自然科学の分野で活躍します。　人生とは、その人が何を考えるか、によって大きく変わります　幼少期に過ごした時間も、ペストでの疎開先で余った時間も、ニュートンに　とって、意味ある時間としてとらえていたのでしょう。　今の世界や日本は混乱の時期と言えるかもしれません。　こういう時期だからこそ、自分の目標や夢について考えたいものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）

  2020年05月10日

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• 【自分の弱さを認める勇気】

  【自分の弱さを認める勇気】◎～僕はしょっちゅうではありませんが、「自分はダメな人間だ」と、　　へこむことがあります。　　へこむとは、「素直に自分を見つめる」ということかもしれません。　　へこむことのよい点は、「ダメな自分」や「ブレる自分」を認める　　ことです。　　じつはアルコールやギャンブルなどの依存症の人には、　　へこむのを隠して、“強がる”人が多いことが知られています。　　「ダメな自分を」を認めたところから、自分革命は起きます。～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（医師　鎌田　實）　元NHKアナウンサーの大塚範一さんが、フジテレビの「めざましテレビ」　のキャスターになって17年後、白血病になりました。　治療中は、ヘルペスなどの症状に悩まされ、痛みにも耐えてやっと退院。　復帰後は新しい番組にも出演が決まっていました。　しかし、その直後に再発が見つかりました。　大塚さんはその時の心境を、鎌田さんにこう打ち明けたそうです。　「自分は自暴自棄になれないタイプです。だから、がんばってもどうにも　　ならないことがあることを知っているから、耐えられるのです」　それを聞き鎌田さんは、なんて素敵な言葉だろうと思いました。　『弱くて強い』という本当の強さの形があることを、忘れてはいけない、と　思い知ったと言います。　へこたれても、自暴自棄にならずあきらめない。　へこむことは、自分の弱さに気づくこと。　弱さを隠さなければ、素直に自然に生きられる。　苦しくなったら、強がらず、泣きたいなら泣いていいのだ。　自分の弱さを認めることができる人が、本当は強い人のようです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）

  2020年05月09日

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• 【過去を楽しい人生に上書きしよう】

  【過去を楽しい人生に上書きしよう】◎～「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」　　この言葉に何度も助けられた。　　ところがある時、ふと気がついた。　　知恵次第では、他人も過去も変えられるのではないだろうか、と。　　よく考えてみると、これからの人生で圧倒的な実績を残していけば、　　過去は美化されるのではないだろうか。　　過去の事実は変えられないが、過去の解釈は変えられるということだ。　　とても貧しい家庭で育ったという過去の事実は変えられない。　　だが成功してしまえば、苦労したから人の痛みのわかる成功者であると　　讃えられる。　　人間の評価なんてそんなものだ。　　過去は未来で上書きして、塗り替えていくことができるのだ。～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（千田琢哉）　「過去」というものを別の言葉では、「歴史」と言います。　たとえば、思い出したくない「自分の過去」でも、「自分の歴史」と言い変え　るだけで、まわりの印象は変わってくるかもしれません。　ただ、他人の評価をあまり気にしない人は、自分の過去についてもさほど　こだわりは持たないものです。　ところが、人間は自分の過去を振り返る時、約８割は苦しかったこと、つら　かったことを思い出すそうです。　つまり、人は自分の過去について、楽しいこともたくさんあったにもかかわら　ず、反対のことをより強く思い出す傾向があることがわかります。　ならば、より良い人生を送るには、過去を振り返る時、８割を楽しかったこと　を意識的に思い出すようにすればよい。　そして、苦しかった過去だったにしても「それはそれでよかったのだ」と　肯定していけばよいのです。　これが、過去を活かすということになり、自分を許し、自分を受け入れると　いうことにつながっていきます。　過去を活かすことができるなら、感謝することもできるでしょう。　どんなことにも感謝できる人生を送りたいものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）

  2020年05月08日

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• 【困難をチャンスに変える技術】

  【困難をチャンスに変える技術】◎～困難をチャンスに変えるというのは、一種の技術である。　　自然にできる人もいれば、うまくできない人もいる。　　また、楽観的なスタイルを、生来持っている人たちもいる。　　彼らは逆境に陥っても、自分は幸運だと思えるひとつの　　シナリオを自動的に思い浮かべ、困難を一時的なものと解釈する。　　そして、ほかの人が悪い予感しか感じられない時でも、　　チャンスを見つけ出す。　　だが、それ以外の人たちは、楽観的なスタイルをもともと持っていない。　　しかし幸いなことに、このテクニックは学習することができる。～　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ショーン・エイカー）　もし、ある二人の人に、共通した困難な問題があると仮定します。　一人は、どうにかなるはずだ、なんとかしよう、と考えます。　別の一人は、どうしよう、自分にはとても解決できない、と考えます。　これが、もともとその人が持っている考え方です。　問題に対する感じ方の違いということです。　しかし、世の中は、いろんなことに対処できなければ生きてはいけません。　もし自分が、「どうしよう、私にはとても解決できない」とネガティブに感じ　るタイプなら、どうにかする力を身につけたほうがよいでしょう。　ここで、大切なのは、ネガティブな人であっても、人間は自分が思っている　以上に心は折れにくいものだと思うことです。　どうにかする力を身につけるべき自分でも、それなりの強さがあると思い込ん　でみるのです。　私たちは、思い込む力というものを持っています。　さて、ネガティブもポジティブも乗り超えることができる考え方があります。　それは、困難な出来事をありがたいなと思うことです。　この困難なことのおかげで、自分はさらに力をつけることができると　感謝する。　これが、最高の技術です。　何事にも感謝できる人は、結局は柔軟で強い人。　どんなことにも感謝できる人でありたいと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）

  2020年05月07日

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• 【心を老化させないために】

  【心を老化させないために】◎～人は老化していくのだから、仕方がない。　　ただし、これだけは知っておかなくてはいけない。　　老化していくのは、体だけじゃない。　　心も老化する。　　人に謝らなくなったり、キレやすくなるのも心の老化のひとつだ。　　足腰が弱ったり、筋肉が衰えたりすると、眼で見てわかる。　　けれど、心はわかりにくい。　　好奇心をもち意欲的に暮らすと、感情や心の老化を防ぐことができる。～　　　　　　　　　　　　　　　　　（精神科医・映画監督　和田秀樹）　人間も動物も年齢とともに、体力を維持する力が衰えてきます。　ただ、筋肉は衰えても、鍛えることでその衰えを遅らせることは可能です。　人間は90歳まで筋肉を鍛えることができるそうです。　ただ、心や感情は鍛えるというよりも、何を思い、何を考えるかという3次元　の世界では見えないところにあります。　たとえば、笑うというのは、感情の作用ですが笑うことで、脳の中のホルモン　が活発になり、脳の血液の流れをスムーズにする効果があります。　これは、感情や心の動きが、脳の働きに影響を与えて、体のほうも元気になる　ということです。　ある老人ホームで、吉本興業のお笑い芸人を呼んで漫才をしてもらったら、　認知症の症状が一時的に改善した、という話があります。　これは、笑いというのは、心にも体にも効果があるという事例です。　この事例から言えるのは、普段の生活をしているときから、　「心だって老化するんだ」と、頭のどこかで自覚しておく必要がある、という　ことです。　その自覚があることで、もっと意欲的な生活を送ろう、という気持ちになり、　ひいては、物事への興味や関心が湧いてくるようになるのです。　だいぶ前の話ですが、泉　重千代さんという当時、日本で一番長生きした人が　いましたが、この泉さんにインタビューをした際に、こんなやりとりがあった　そうです。　聞き手　「泉さんの長生きの秘訣は何ですか？」　泉さん　「くよくよせず、どんなことにも興味を持つことじゃ」　聞き手　「たとえば、泉さんはどんなタイプの女性が好きですか？」　泉さん　「そうじゃな、わしは、年上の女性が好きじゃね」　少なくとも、この時は泉さんより年上の女性はいないのですが、ユーモアの　ある泉さんの言葉に心がほぐれます。　心が老化しないためには、興味や関心があることをできるだけ多く持つこと　が大切です。　無理せず、楽しんで、続けられることを見つけましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）

  2020年05月06日

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• 【運命を変えたいと思わなくなる時】

  【運命を変えたいと思わなくなる時】◎～運命を変えたい、という言葉の中には　　「いい運命」と「悪い運命」を区別する考え方がある。　　しかし、何をもって「いい」と「悪い」を区別するのだろうか。　　崖から転落したことが「悪い運命」かというと、必ずしもそうでは　　ないだろう。　　それによって、自分の思い上がりに気づき、崖からはい上がったあとに　　素晴らしい人生を送ることもある。　　要するに、「いい運命」も「悪い運命」もないのだ。　　重要なのは、不運と見える時に「ジタバタ」しないことだ。　　こういう時は「運命を変えよう」と思わなくなる。　　起こること、出会う人すべてに感謝できるようになっていく。～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（天外伺朗）　いい運命もなければ、悪い運命もない。　いいことにも悪いことにも感謝して受け止めてみる。　この考えに到達するのは結構むずかしいかもしれません。　一般的には、「いいこともあれば、悪いこともある、それが人生」という　考え方が多いものです。　中国のことわざに次のようなものがあります。　『人間万事塞翁が馬』（にんげんばんじさいおうがうま）　物語はこうです。　＜中国の北方の塞（とりで）の近くに住む、占いのよく当たる老人（塞翁）　　がいました。馬を飼っていましたがその馬が逃げてしまいました。　　近所の人が気の毒にと、慰めましたが老人は「そのうちに福が来る」と　　言いました。　　やがて、逃げた馬は、別の駿馬を連れて戻ってきました。近所の人はこれを　　祝ってくれますが、老人は「これは不幸の元になる」と言いました。　　すると、駿馬に乗った老人の息子が落馬し、足の骨を折ってしまいました。　　近所の人が見舞いに来ると、老人は言いました。　　「これが幸福の元になる」と言いました。　　一年後、他国から軍隊が攻めてきて戦争になり、若者はほとんど死んでしま　　いました。　　しかし、足を骨折していた老人の息子は兵役を逃れていたので、戦死しなく　　てすみました。＞　このことわざは、よいこともあれば悪いこともある。　また、幸福が不幸を呼び、不幸が幸福を呼ぶ。　だから、起きたことに、喜んだり悲しんだりしてはいけませんよ、ということ　を教えてくれています。　　昔の賢人は、人間の心のありようをきちんと理解し、後の人々に教訓となる　教えを遺してくれています。　「いいこともあれば、悪いこともある、それが人生」というのも正しいこと　ですが、しかし、　「いいことがあり、悪いことがあっても、一喜一憂しないのが人生」　ということも正しい考え方だと言えます。　どんなことも受け入れ、どんなことにも感謝できる人になりたいものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）

  2020年05月05日

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• 【自分の魅力を磨き、発揮するコツ】

  【自分の魅力を磨き、発揮するコツ】◎～人間には、三つの自我状態がある。　　親の心　　大人の心　　子どもの心　　この三つの心をTPOで使い分けること。　　これが、人間的魅力を発揮するコツである。～　　　　　　　　　　　　　　　　　（川北義則）　親の心・大人の心・子どもの心という区分けは、心理学の交流分析という理論　でなされているものです。　簡単に言いますと、人は人間との交流を通して性格や心の傾向がつくられて　いくという考え方です。　しかし、これを応用して人間関係をよくしたり、自分の魅力を磨くために実践　すれば、日常の生活、さらに生き方を良い方向に持っていくこともできます。　たとえば、職場でミスをして困っている同僚がいるとします。　そのときに、そのミスをカバーして、同僚を助けるのは、それは親が困って　いる子どもを助けるために行うのと同じようなものです。　これが親の心です。　親の心を持っていない人は、見ても知らんふりをするでしょう。　次に、同じように今度は、職場で仕事の進め方をよく理解していない新人の　社員がいるとします。　そういうときは、高圧的に先輩風を吹かせて教えるのではなく、優しく、相手　と同じ目線で、順序よく教えてあげる。　これが、大人の心です。　さらに、自宅で食事をするとき、奥さんの作ってくれた料理に、子どものよう　に無邪気に「おいしい、おいしい」と気持ちを込めて言える心。　これが、子どもの心です。　いろんな、パターンがあるでしょう。　その時々に、自分は、「親の心・大人の心・子どもの心」をどうすれば表現で　きるかを考えるようにすると、しだいに自分の魅力は磨かれていきます。　自分は今、相手に、どんな心で接しているかを意識する。　このことが自己成長になり、人と人との交流を通して自分のいる場所が、　温かくなり、人から好かれる人間になることができます。　人は、自分の好きな人の近くに寄っていきたいという集合本能があります。　人に好かれる人間になりたいものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）

  2020年05月04日

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