【どんな人にも驚くべき才能がある】
【どんな人にも驚くべき才能がある】 坪田塾の塾長、坪田信貴さんの言葉に次のようなものがあります。 (坪田さんは、「学年のビリギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に 現役合格した話」という本の著者です) 『才能は誰にでもある。 みんな、その才能をどう見つけたらいいのか、どう伸ばせばいいのか、 わからないだけなのです。 自分にも、我が子や、教え子や、部下や、後輩にも才能はあります』 坪田先生の塾に来た当時の、金髪ギャルのさやかちゃんは、聖徳太子のことを 「せいとくたこ」と読んでいました。 そのさやかちゃんが、1年で偏差値が40も上がりました。 坪田先生の教育法は次のようなものでした。 ポイントは本人の動機付けです。 この動機付けには、「認知」「情動」「欲求」の3つがあります。 まず「認知」ですが、高すぎるハードルも本人の「認知」しだいで超えること ができます。 たとえば、目の前に500ページの本がある。これを20日間で読み終えたい。 そのためには、1日25ページずつ読めば20日で終わりです。 25ページなら自分にもできそうではないか、さっそくやってみよう、と思う ものです。 人は「これなら自分にできそう」、しかも「これはきっと人生の役に立つに違 いない」と思えたら行動に移す、これが「認知」です。 次に「情動」です。 情動というのは、パーンと感情が燃え上がってテンションあがるわ~、となる 状態。テンションが上がらないと続かないものです。 最後に「欲求」。 欲求は「本当に自分がそれをやりたいと思うかどうか」です。 一時的な衝動からくるものではなく、計画的に実行できるようなある程度安定 した心理的エネルギーが欲求です。 さやかちゃんは坪田先生にところに来て、出された課題をこなしていきました。 その過程で、自分はどれができて、どれができないかを「認知」しました。 そして、自分ができるようになると勉強がどんどん面白くなり、それに伴って 成績も上がり、「情動」が刺激され、さらにテンションが上がっていきました。 さらに、さやかちゃんには「慶応に合格したい」「お父さんや先生を見返した い」という強烈な「欲求」があり、動機付けのエネルギーを持続させました。 (さやかちゃんは、お父さんから「お前が受かるわけがない、塾にお金を払う のは、ドブにお金を捨てるもの。やめなさい」と言われていました。 友達からも「さやかはもともとバカだったけど、ついに頭がおかしくなった」 と言われました。先生からは「お前が慶応に受かったら、オレは全裸で逆立 ちして、ここを1周してやる」と言われました。) 幕末の志士を教育した吉田松陰も、違法に外国船に乗り込んだ罪で投獄されま すが、同じ牢屋にいた罪人たちに、文字や和歌を教えて学ぶ喜びを伝え、更生 させたといいます。 教える側の教育力はもちろん重要ですが、誰にでも才能があると信じることが 最も大切なことだと思います。 (by ハートリンクス)