【自己の中にある賢明さと未熟さ】
【自己の中にある賢明さと未熟さ】 かりに、自分が今やらなければならないことがあるとき、周りの人が旅行や、 ショッピングに行って楽しんでいるとします。 そんなときは、今、やるべきことを「苦」と感じます。 ところが、そこは少し見方を変えて、 「今、頑張ることが自分を成長させることだ、どうせやるなら楽しくやろう」 と思うこともできます。 私たちの心には、賢明な考え方をする自己と、未熟な考え方をする自己の両方 が同居しています。 ブッダが次のように言いました。 『多くの人が「楽しい」と感じることを、 賢者は「苦しみ」と感じる。 また、多くの人が「苦しみ」と感じることを、 賢者は「楽しい」と感じる。 そのことをよく理解しよう。 未熟な人たちは、このことを理解できずに迷うのです』。 人は、ときによっては、賢者にもなり未熟な人にもなることができます。 仕事でもプライベートでも、人間生活では何かを選択し、判断していくことが 繰り返されます。 この選択と判断のとき、何を基準にするかで、進む方向は変わってきます。 つまり、生活スタイルや、行動規範の軸を賢者の立場に置くか、未熟者の立場 に置くかによって人生の送り方が変わるのです。 毎日の生活をスタートさせるとき、「今日も賢者の生活をしよう!」という心 を持っておけば、先々では大きな違いが生まれます。 (by ハートリンクス)