思えば遠くへ来た私

ちょっと前から息子が

「今日も幼稚園でハリネズミに水をやった」

と良く言っていたので

「ああ、そうなの」

と答えながらも良くわかっていなかった私。

ハリネズミと言う植物があるのかな？

と適当な事を考えてた私ですが。

そのハリネズミの正体が

今日やっとわかった。

これだ。



靴下に、種を入れた土を詰めて作ったらしい。

背中に芝生がはえたら

立派なハリネズミになるという代物。

夕方迎えに行った時に

何やら大事そうに抱えながら意気揚々とやって来て

「みてよ！」

とすっごく誇らしげに私に見せるので

「凄いねえ」

と一応驚いてみせたけど

心の中では

「これ、一体どこに置くのさ・・・」

という言葉がよぎったのは本当だ。

来週から2週間のバカンスに入るので

今日家に持って帰る事にしたらしいけど

家の中に飾っておくにはちょっと華麗さが無い。

「水をやるんならバルコニーに置かないとねえ」

と息子を説得して

今はめでたくバルコニーの端っこに

大事に大事に置かれている。

草がふさふさにはえるのはまだ先だろうけど

その後枯れたら捨てるつもり。

勿論息子が忘れた頃に。

ちなみに一緒に写ってるハリネズミの絵。

息子が描いた物ですが、

この間のビデオ鑑賞会の時に

息子が私に「これは自分が描いたんだ」と自慢をしていると

すぐ近くにいた隣のクラスのシャーデーが

「これはハリネズミじゃないわ。

　ハリネズミには背中にしか針は無いもの」

とおっしゃいました。

確かに。

息子の絵の動物には

お腹にも針がありますわね。

そんな事を言われた息子ですが

シャーデーの厳しい言葉は耳から耳で

全く気にならない様子。

と言うか、軽く無視？

・・・楽観的な所が旦那にそっくりなのでした。




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