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May 31, 2007
テーマ：幼稚園やお家での事(1780)
カテゴリ：幼稚園
明日はいよいよ
息子が幼稚園のクラスの皆と一緒に行くピクニック。 息子本人も勿論楽しみにしていたが 実は私もとっても待ち遠しかった。 だって、 朝バスで幼稚園を出て 帰って来るのが4時半。 と言う事は、 いつもの4往復が2往復になるのだ！！ お昼の送り迎えが無くなるなんて 考えただけで心も躍る。 この日を心待ちにして やっと明日となった今日。 今日は生憎の雨だけど 私は明日のピクニックに影響があるとは 露ほども疑ってなかった。 そして夕方息子を迎えに行った時も 息子のクラスの前にある貼り紙を 明日のピクニックを忘れないようにと 保護者に呼びかける物だと思ったのだった。 が・・・ よ～く見てみると 「明日のピクニックは天気のせいで中止になりました」 という文字が・・・。 な、なんで～！？ パニックになりながらも全部読んでみると 無くなったのではなく6月21日に延期になったらしい。 天気のせいって書いてあるけど 今日は雨でも明日は降らないかもしれないじゃん！！ でもこうして貼り紙がしてあるってことは もう決定しているのだから 私が今更あれこれ言っても始まらない。 ガックリしながら私に向かって走って来る息子を見ると 手に何やら持っている。 ああ、母の日のプレゼントだ。 いつもは母の日は5月なのに なぜか今年は母の日が6月の第一日曜日。 一体誰が決めてるんだか 良くわからないフランスの母の日。 いや、そんな事よりも！！ ショックで動けない私の横で ピエール先生が迎えに来た保護者たちに 「この貼り紙を見てくださ～い！ ここに書いてある通り 明日のピクニックは中止で～す。 でも給食は取り消したままなので お昼ご飯は持ってきて下さいね～！」 と呼びかけている。 その言葉を聞いて貼り紙を見直す私。 確かに給食は無いから お昼ご飯を持参するようにと言う記述がある。 あれ、そうすると・・・？ これってもしかしたら、もしかしたりするかも・・・！！ さっきまでのショックはどこへやら 途端に元気を取り戻した母は すぐそこにいる先生に 思い切って声をかけたのでありました。 「私はいつも息子をお昼に迎えに来てるんですけど 明日はどうしたら良いんでしょう？」 すると 「いつも迎えに来てるんなら 明日もそうして下さい」 と無情に言うピエール先生。 「でも、もし息子がお昼ご飯を持って来たら ここで皆と一緒に食べると言う事は出来ませんか？」 「え？」 と考え始める先生。 この時点で私は 明日のピクニックの中止の理由は 天気予報で明日も雨だと予想された為だと信じていた。 だから 「もし明日も雨が降ったら 娘を連れてベビーカーで往復するのはとっても大変なので 出来れば息子にはここでお昼を食べて欲しいんですが」 と率直に言ってみた。 そうしたら 「そうですか。 まあ、それも良いかもしれませんね。 別に問題はないだろうし。 息子さんにとってもいつもと変わって良いだろうし」 と、快諾。 ・・・やった！！！！ 良くやった、私！！ もしこれが フランスに来たばかりの私だったら きっとこんな風に 自分の都合で話したりなんて出来なかっただろう。 「仕方ないや」 とトボトボと帰途に付いていたに違いない。 だけど私も打たれ強くなったのか それともただ単に図々しくなっただけなのか 転んでもただでは起きないようになって来た。 これは私が母になったからかしら？ それとも自己中だらけのフランス人の中で揉まれたからか？ まあ、どちらでも良い。 結果良ければ全て良し！！ と言う訳で、 明日のピクニックは中止だけど 幼稚園の4往復からは免れた私。 ああ、良かった良かった。 ところで、 ピクニックが中止になった理由ですが。 明日は旦那に寄ると雨は降らないらしい。 じゃ、なんで中止？ と思うでしょ？ 息子が言うには ピクニックをするにも 芝生が濡れてたんじゃ地面に座れないから と言うのが 先生に言われた理由らしい。 ・・・なんじゃそりゃ！！ 座る所なんて別に わざわざ芝生の上に座らなくても 乾いた石とかベンチとか そんな物が無くても ビニールシートを持参するとか いくらでも解決法はあるだろうに・・・。 なんともフランスらしいと言うか何と言うか・・・。 フランスらしいと言えば。 さっきは一応先生も 息子がお昼に幼稚園で食べていい とは言ってくれたけど 明日になってやっぱりダメ、 なんて事は無いでしょうねえ？ ああ、なんか不安。 何と言ってもここはフランスだしな。 一度言った事なんて簡単に取り消す奴らだから。 もうこうなったら 明日の朝息子を連れて行った時に いつものように教室の中はのぞかないで 息子だけ送り込んだら 先生に捕まる前に とっとと帰って来るしかないか。 で、もし電話がかかって来ても出ない。 そしたら先生だって諦めるしか無いだろう。 なんて実際に起こってない事を考えながら 母の戦いはまだ続くのでした・・・。 blog ranking お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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