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カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「六の宮の姫君」です。 六の宮の姫君 (創元推理文庫) [ 北村薫 ] 何に興味を持ったのか忘れてしまいましたが、 この本を手に取りました。 あらすじの探偵、という言葉に興味を持ったのかな。 なんでこんな事を書いたかと言うと、あまり私が 読まないようなジャンルの本だったからです。 卒論のテーマが芥川龍之介である「私」はバイト 先で芥川が発した言葉を知る機会に恵まれます。 その方によると、六の宮の姫君について、 「あれは玉突きだね。いや、というよりは キャッチボールだ」とのこと。 何が玉突きで、何がキャッチボールなのか。 「私」の調査が始まります。 芥川龍之介の小説を読み、随筆、手紙の類いまで 読めるものは図書館巡りをしながら、芥川の内面を 理解しようと頑張ります。 しかし、キャッチボールと言うからには相手が いるはずです。 玉突きだとしても、AからB、そしてBからCと なるはずで、芥川一人では完結しない。 そこでさらに手を広げ、芥川の交友関係から 容疑者(?)を予想して、彼らの書物を読み進めて いくのです。 そして「私」が導き出した推理とは・・・ 明治、大正、昭和の文学についてまるで知らない 私には少々内容が難しかったです。 芥川龍之介も羅生門と藪の中しか読んだことないし。 菊池寛って日本史の歴史の知識としては知ってたけど 直木賞や芥川賞を創設した人だと知らなかったくらい 何も知らなかったです。 登場人物たちが生き生きと描かれていて 読みやすかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.08.16 09:50:38
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