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カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「本好きの下剋上 第五部 女神の化身5」です。 本好きの下剋上第五部「女神の化身5」(5-5) [ 香月美夜 ] マインちゃんシリーズです。 登場人物が多くなり、最近は読むのがきつかったの ですが、今回は比較的分かりやすくて良かったです。 話もググッと進んだ感じですね。 マインちゃんは本人が望んでいないのに、 平民→青色神官→上級貴族→領主の娘→次期領主の婚約者 と順調に(?)ステップアップしてきましたが、 ついに王族になるかならないかというところまで 来ちゃいました。 政変によって多くの貴族の命が失われたわけですが、 それによって魔力量が不足しているという表面的な 問題だと思われていました。 しかし過去の資料を丹念にあたれば正式な王、これは 形式的な意味ではなく、すべての力を発揮できる王 という意味ですが、になる手段も残されていました。 しかし、人も魔力も足りないため、図書館の管理は 後回しにされ、古文書の知識も失われてしまった のです。 結果的に誰よりもきちんとお祈りをし、本を読み まくって、祭事に詳しいマインちゃんは王に最も 相応しいとみなされる位置にいたのです。 しかし、能力は十分でも王族ではないマインちゃんは 最後の扉を開けることができず、王の証である グルトリスハイトを手にする事ができません。 マインちゃんは王になりたいわけではないのですが、 最愛(?)の方を守るため、動き出します。 王族は命令すれば簡単に養子にできると思って いたと思いますが、フェルディナンド様も引き 抜かれてしまった今、マインちゃんをホイホイと 差し出すことはできません。 ベンノさんに仕込まれた商人テクニックで王子を 追い詰め、多くの条件を飲ませることに成功した のです。 しかし、しかし、条件の中でこれだけは絶対に 譲れないと思っていた図書館建設はあっさりと 却下されてしまいます。 マインちゃんには最優先事項だけど、他の人には 国家を転覆させかねないほどの金がかかる割に 意味のないことに思えちゃうから、仕方ない ですね。空の図書室だけ用意してもらって自分で 本は揃えていくしかないですねー ちなみにこれも伏線になっていて、マインちゃんが 好きなヒルデブランド王子はマインちゃんのこの 要望を「兄王子が嫌いで嫁ぎたくないから無茶な 要求を出してきた」と勘違いしちゃいます。 そして「自分が王になってマインちゃんを救わ なければ・・・」と思い詰めているのが心配です。 マインちゃんの思いとは関係ないところで政変の 種が生まれそうです。 さて、いろいろありましたが、何とか1年の猶予を 得たエーレンフェストですが、マインちゃん頼み だったところを脱却できるのですかね。 次巻も楽しみです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.08.18 17:17:08
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