【書籍感想】本好きの下剋上 第二部 神殿の巫女見習い3
書籍の感想です。今回は「本好きの下剋上 第二部 神殿の巫女見習い3」です。本好きの下剋上 第二部「神殿の巫女見習い」(3) 司書になるためには手段を選んでいられません [ 香月美夜 ]ご存知、マインちゃんシリーズでございます。前巻までが、アニメでやっていた範囲なのでこの巻からはワクワク新展開です、自分的には。そんなマインちゃんですが、だいぶ周囲がきな臭くなってきました。貴族から見ても膨大とも言えるマインの魔力量は手中に収めたいと思う貴族がいてもおかしくない。そして貴族は平民なぞ命令に従うのが当然だと思っているし、命も軽く見られている。となれば誘拐、幽閉、他貴族への交渉材料など考えられる危険がいっぱい。仕方なく冬の間神殿に籠もることにしたマイン。その間にも本作りの野望は着々と進み、ついにヨハンの協力を得て、金属活字を作り出す。しかし、それは新たな反感を買う恐れのあるものでした。貴族にとって代書の仕事は良い稼ぎの一つなのです。平民が貴族の領分を侵そうとすれば当然全力で叩き潰されるでしょう。正直、どこを見ても危険しかないマインですが、神官長の計らいで上級貴族の養女になる話が出てきます。家族と離れたくないマインは一旦拒否しますが、はてさてどうなることやら。というわけでますます目が離せない展開で次巻が楽しみです!