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2007.02.21
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カテゴリ:まいにちのきろく

先日何着も古い着物(明治時代の物)を頂いたので、これで何かを作ることが出来ないか?とただいま思案中です。

着物自体は痛みや汚れがひどくそのままでは着られそうもないので、小物を作る事にしました。

とりあえず、昨年物の整理をしている時に袱紗が行方不明になっている事に気が付いたので、柄や色も良い感じだしこれを作る事から始めようと作り方を探していると、こんなサイトを見つけました。http://museum.city.fukuoka.jp/je/html/161-170/166/je166_02.html

四つ葉 袱紗

「戦前まで、女性にとって、この袱紗を作れるようになることが「一人前」の条件となっていました。子供のころから、母にならって作り方を覚え、嫁入りまでには、刺繍入りの立派なものを完成させることが、近代までの女性の嗜(たしな)みとなっていました。
 先の「嫁入風呂敷」と同じように、生家の記憶をこの「袱紗」に包んで、嫁いでいったことになります。いわば、女性の魂の象徴であったわけです」

この記述を読んで、今までの自分の行き方を振り返らずにいられませんでした。ぽっ

自分自身、「一人前の大人」になるために生き方や暮らし方を学ぶ気持ちで、親と共に親の元で暮らしてきたか?しょんぼり

「一人前の嗜みを身につけ大人になる」という事をちゃんと考えながら、今までの日々を暮らしてきたか?しょんぼり

そもそも、肉体は良い年をした大人の年齢ではあるけれど、中身は大人としてきちんと育てているのか?歳を重ねて自分では大人になったと思っているけれど、そこに中身が伴っているのか・・・・?

そう考えたら、すごく恥ずかしくなりました。ぽっ

昔は、ただ時間の流れのままに大人になるのではなく、自分を大人にする行動や学びをして大人になっていたんでしょうね。

今は、実年齢の七割掛けくらいの数字が、精神年齢と言われます。今の20歳だったら、昔の14歳くらいの子供と同じだそうです。

しかし、いくら平均寿命が延びたとしても、ある程度の年齢を過ぎたらやはり大人は大人。

自分を大人にするために、自分育てをする必要があるのかもしれません。

自らの足で立つために、常に学び、啓発し、生きていく。

小さな人を導く立場からも、「大人になりたいと思ってもらえる大人でなければならない」と、この小さな袱紗から教えてもらいました。

私の回りの全てに指導者が宿っているんだなと、またまた実感した一日でした。

明日は洗い張りに勤しむ事にしましょう。

この瞬間も幸せ!ハート あなたもわたしも手書きハート

 






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最終更新日  2007.02.22 15:54:17
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