|
テーマ:ささやかな幸せ(6740)
カテゴリ:まいにちのきろく
昨日の新聞に、18歳の少年の投稿記事が掲載されていました。 その記事によると、彼はこの18年間「逃げてばかり」の人生だったそうです。 高校は、受験勉強をせずして推薦合格。18歳の春を迎えての進路は、進学も就職もしないそうです。その理由は、大学に落ちるのが怖いから。浪人するのが怖いから。 結果、この春から中国に行くそうです。しかし、ここでも何かをしに行くわけではないようで、とりあえずの逃げ場として行くようです。 本人の自己分析によると、自分は今まで挫折した事がなく、挫折するかもしれないと思うだけで怖くてしかたなくなってしまう。その結果、問題にぶつかる事はせずに逃げるという手段のみを使って、今までの人生を生きてきたのだそうです。この先、どうやって生きて行けば良いのかわからないけれど、逃げない自分になんとか変革したいというような事が書かれていました。 「挫折」っていうとすごくマイナスイメージですよね。あまり経験したくないことだし、できれば経験する前に逃げ出したいと思うのは、誰もが一緒の事。 でも長い人生の中では、どんなに逃げたいと思っても、まるで首根っこを「挫折」から掴まれてしまって逃れられないのではないか?と思えるような事が、たくさんあります。 それも、おそらくは一度や二度では無いはず。 獅子の子のように千尋の谷に突き落とされて、もがき、苦しみ、血反吐を吐きながら、やっとの思いで登ってくると、今度はヒマラヤのような高い山がそびえ立ち行く手をさえぎる。 何のために生きてるのか?もうここから逃げ出したい・・・。 そんな思いを何度も何度も繰り返しながら、泣き喚き生きていく。 そうやって這いつくばって試練の道を歩いていると、ふと空の青さや、風の心地よさ、空気の甘さ、星の煌きなんかに目が行くようになってくる。 そうして、もっと目を凝らして見て見ると、そこかしこに「助けるよ」と差し伸べられた手が見えてくる。 その手を借りて山の頂上まで上って見ると、あんなに高いと思っていたヒマラヤのような”試練山”が、実は子供の作った砂山程度のものでしかないなんて事がわかったりする。 そしておまけに、二度と同じ問題ではつまずかない力も身につけている。 ちょっとだけ成長した自分を手に入れられる、「挫折」という特別プログラム。 18歳の少年の事を考えれば、今まで数え切れないほどの挫折を味わった私は、なんて幸せなんだろう。 次に何度挫折プログラムがやってきても、きっと乗り越えて一回りも二周りも成長してみせる。 さぁ、かかってきなさい!「挫折」クン。 今日は、陽の日差しにキラキラしてたね。幸せ草。 うふふの種 子育てサークルのピクニック。 お友達のお誕生日。 お陽様のキラキラを浴びるまぁちゃんを眺めていられたこと。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[まいにちのきろく] カテゴリの最新記事
|