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テーマ:ささやかな幸せ(6740)
カテゴリ:自分育て
先日ある方から、言われた一言。 『やりがいを仕事にもとめるなんて、おかしい。仕事って、糧を得るためのもの。それ以上でも以下でも無い。だから時間を忘れて仕事に打ち込むなんて、具の骨頂。自分が遊んで過ごす時間が無いほど、仕事に打ち込む生きかたはしたくない。』 もちろん、これも一つの考え方。 でも、私はちょっと違うなぁ・・・・。 もちろん、仕事への向き合い方は「食べるために仕事でお金を稼ぐ」と「好きな仕事の報酬としてお金を頂く」の二つがあると思います。 今は私の主な仕事は「主婦業」ですが、これもやっぱり「仕事」。 夫が外で働いて報酬を得て来てくれるのと同じように、私自身は家の事、子供の事に向き合うことを「仕事」としている。 そして、それは結構やりがいがあって、楽しいもの。 やりがいもなく、楽しみも無ければ、毎日のルーティンワークなんてやってられません。 確かに上の一言を仰った方は、海外旅行やゴルフやパチンコによく行かれます。 それは、仕事なんて何の楽しみも無いから、他にこれくらいないとね・・・・だそうですが。 人それぞれに生きかた感じ方が違うんだなぁと改めて感じた瞬間でした。 いろいろな所に顔を出していると、いろいろな人に出会う機会が多くなる。 そこに集う人達が、100%私と同じ感性なんて事は、お日様が西から登ってもありえないことです。 とすると、そこには必ず人間関係の歯車がキシッと音を立てることが出てくる・・・。 子供だったら、「もう遊ばないもんね~」で済むけれど、大人になるとそんなわけにもね・・・。 さて、澄み切った上流の泉を目指すためにはどうすれば良いか? 『苦手な話は話は聞き流すのも術』 苦手な人とはどうつきあうか。 よく相談されることですが、私自身この悩みで悩む事はありません。 苦手な人というのは、言い換えれば好きになれない人です。好きではないと思うからには、自慢話ばかりされる、人の話を聞かずに自分の意見を押し通そうとする、自分や自分の家族の事ばかり話したがるなど、何らかの理由があるはずです。 私は若い頃から、苦手な話しばかりする人を相手にすると、耳がシャットアウト状態になります。でも相手に不快な思いをさせたり、関係をこじらせたりする事はありませんでした。 うなずきながら聞く事は忘れなかったからです。 「聞く」と「聴く」は違いますし、話の中には聴くべき話と聴かなくてもいい話しがあります。自分にとって「聴く」べき話ではないなら、話を「聞き」ながらも耳に入れないというのも術だと思います。 何もかも真正面からまともに聴いて、わざわざ自分のストレスを増やす必要はないのです。 『価値観の会わない人とのつきあいかた』 価値観の違う人とつきあうのは難しいことです。 多少の違いであれば、「そういう考え方もあるのか」と素直に捉えたり、「自分とは違う見方」として参考情報にすることもできますが、決定的に違う人とはおそらくどこまでいってもわかり合う事は不可能でしょう。 私は基本的に、自分とは全く価値観の異なる人とは付き合わないようにしています。 その代わり、つきあわないという選択をするからには、「これが私の価値観」と言える確固としたものが築かれていることが条件、とも思っています。 人に対して主張できる価値観を築くには、二十代、三十代と、それぞれの年代を真摯に生きて来ている事が重要だと考えています。 ただし社会人として生活する以上、価値観を異にする人と付き合わなければならない事もあります。特に仕事の場面では、価値観の違いを理由に、その人との関係を絶つというわけにはいきません。 私はそういう時、話しの要旨さえつかめたら、あとは相手が話すことをうんうんと聞きつつ、別の事を考えて場を凌ぎます。 考える事は、「この人、今朝はきちんと髭をそってこなかったな」とか、「このネクタイどこのだろう」とかいろいろ。 相手が何をいいたいのかさえ理解できれば、仕事の場ではあらかたOKだからです。 (「美の法則」 田中 宥久子著より) 苦手なタイプの人と一緒に過ごす時間は、結構苦痛でした。 価値観が違う人だと、どう接して良いのか困惑していました。 人間関係を上手に紡いでいる(ように見える)人が、憧れでした。 こうやって、いけば良いんだ! もしかしたら、当たり前の事かもしれないけれど、私にとっては目から鱗。 月に何度か訪れる、苦手な人との苦手な時間も、こうやっていけば乗り切っていけるかも・・・・。 今までは真正面から受け止めて、毎回ズドーンと落ち込んで・・・・、の繰り返しだったけど、そろそろそれも終わりにしなくちゃ身が持ちません。 上手な反撃方法、見つけたからにはこの技のプロフェッショナルになってみせましょう。 楽しみながら上手になって、「これも仕事」とできるように。 苦手な事も迎え撃つパワー、まさに毎日がワクワクのゲームです。昔やってたテニスのスーパーショットが決まった気分。 大きな岩を一つ越えたかしら?
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