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テーマ:ささやかな幸せ(6740)
カテゴリ:室礼
昨日は急に思いたって、とある幼稚園を見学に行きました。 じっくりと手元で子供の成長を見守った四年余り・・・。もうそろそろ子供の世界を持たせる事を考えなくてはと来年から幼稚園に入れる事に決め、何処が良いか選定しなくてはと思いつつも、中々足が重く動けない日々が続いておりました。 まぁ、いつか動きたくなる時が来る! そう思い焦ることはなかったのですが、先日の久住でグランディングのパワーを得てからというもの、何だか更に『勘』に磨きがかかったようで、昨日の本と同様『今』を感じる事に敏感になったようです。 そして、さらっと地図を見て、ここ!と思う幼稚園にまずは行ってみる事に。 私や娘と波長が合えば、きっと門が開かれるはず!位の気楽な気持ちで行ってみると、ちょうど園の先生が門前にいらっしゃって、快く迎え入れていただき、お話を伺うだけでなく園内を自由に見てまわる事ができました。 園の方針、先生方の子供に対する考え方、子供の未来像等など、私の思いとぴったり! 出かける前にちょっと不安になってオラクルカードを引いた時、「自分を信じて進みなさい」という答えが出た意味が分かりました。 「うん、ここにしよう!」と、魂ちゃんが即決。 結局市内に数十件ある他の幼稚園を見ることなく、すんなりと決定! 私の機が熟すのを、魂ちゃんが待っていたのかもしれません。 ご近所にお住いのhimenosinさんはご存知かもしれませんが、総園児60人ほどの小さな無認可の幼稚園です。 来年は、私自身の新たなる学びと共に子供の入園と、人生の節目の年になりそうで、いまからワクワクです。 さて、その幼稚園内をずっと見ていて、子供の柔らか頭にこそ歳時記、年中行事が大切だと余計に感じました。園内にある絵や飾りは、季節を感じさせるものばかり。 季節を感じながら、一年を、一ヶ月を、一週間を、一日を、一分を・・・・、大事に過ごす感覚を育てていく。磨り込んでいく。 これは、家庭内でも即実践に移さなくては! まずは、行動!です。 さて今月の行事は、10/23のお月見(十三夜)です。 では、お月見についての解説を少々・・・。 お月見の主役といえば、やはりお団子です。お月見には、旧暦の8/15の十五夜と、同じく旧暦の9/13の十三夜の二つがありますが、十五夜の時のお団子の数は「15」に因んで15個、もしくは5個。面白いのは、お団子の大きさです。これも「15」に因んで1寸5分。(1寸は約3センチ) 「月が満ちました」を表すために、形も丸く作ります。この丸い団子は、実はまん丸ではありません。最初は手のひらで何度も丸くなるように作りますが、最後に上からぎゅっと押さえます。抑えるときに感謝の心を吹き込むのです。 丸い型から丸い形になります。 お団子を重ねるときは、まずは下に9個。その上に4個。一番上に正面に向かって縦になるように2個並べます。(5個の場合は、4個の上に1個載せる。) 格を重んじるなら、白木の三方に奉書を敷き、その上にお団子をしつらえますが、普通のお盆で十分です。本来、お盆はお供えのための道具なのですから。 お月見の時は、満月にちなんであえて「丸いものを丸い器」にしてみます。丸いお盆に丸い皿、丸いお団子・・・と、どんどん丸を重ねていくのも楽しいものです。 一度お月様にお供えしたお団子は、後で家族や集まった方々と一緒に頂きます。これも「直会」です。食することで、初めて神様や自然と一つになれると、昔の人は考えて今した。 (「四季の行事のおもてなし」山本三千子著より) 神様や自然と一つになる。 そんな謙虚な心をいつまでも子供に持ち続けて欲しい。 さて、丸いお盆・・・・。確か明日は骨董市があったっけ? 室礼用に一つ仕入れてみようかしら? これも暮らしに投資かな? ぎちぎちに削ぎ落とすのではなく、ハンドルの遊びのような部分も持つ暮らし。 これだから、暮らしの追求がやめられません。
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