おひな祭り
今日は新暦のお雛様。今年の我が家は旧暦暮らしを心かけているので、本当のおひな祭りは新暦の4月8日(火)二十四節気の上巳の日に行なおうと思っております。でも、一年の内でほんの少しだけしかお出まし願えないお雛様。お雛様が大好きな私は、早めに出して毎日眺めております。娘のお雛様、私のお雛様と、華やかな色とりどりの春のさざめきに、我が家の和室もポッと色づいたように感じます。両親が用意してくれた、私の人形と娘の人形・・・・。私に似ている気もするし、娘に似ている気もするし、両親に似ている気も・・・・。やはり、喜ばしい気持ち、嬉しい気持ち、祝福の願いがこもったお品は、それが何にせよ良い『気』を持つ物なのかもしれません。そして、毎年飾って、毎年眺めて、そこに毎年楽しい思い出を足していく。嬉しい事、楽しい事、喜ばしい事、晴れやかな気持ち、相手の無事を願う気持ち、今日のこの日を祝う気持ち、そのいわゆる『吉』であり『ハレ』の全てが、大きく優しく丸く膨らんで、まるで繭玉のようにフワフワと心や体を包みこんでいくような気がします。日中は、『目指せ天使が住みたくなる家!』のため、そこかしこのお掃除に精を出し、その合間の休憩時間にはお雛様の前でまったりとお茶の時間・・・・。こういう時のお茶のお供は、家庭画報など眺めながらちょっと優雅な気分で・・・・。 家庭画報のお正月しきたりと料理家庭画報の京都そして、今日は本番のおひな祭りのリハーサルとして・・・、ちらしずしでも作ってみましょうか。食べ物の記憶も、やっぱり優しい思い出。お誕生日、お雛様、クリスマス等など、イベント毎の度の室礼とそこにまつわる食事の記憶。全てがやっぱり幸せで、楽しい記憶・・・・。こんな小さな積み重ねが、日々の喜びを作っていくのかもしれません。幸せのミルフィーユ、また一段積み上げる事が出来たかしら?