|
テーマ:ささやかな幸せ(6740)
カテゴリ:良質な生活
寒さが厳しい毎日で、体中の凝りに悩まされております。 冷え対策、ホットパックでの温め、靴下の重ね履き等など知っている限りの手を尽くしているのですが、湿気と寒さとストレスが大敵の持病を抱える身としては・・・・ね。 あら?でも、こうして文字にして見ると、湿気と寒さとストレスが大すき!なーんて人はいるはずないし・・・・・、すこぶる人間的な体の反応なのかもしれません。 とにかく生姜紅茶で体を温めて、末端まで血が行き渡るようにしなくっちゃ。 あれこれ考えるよりもやってみること!ですね。 そういえば、先日の書評に心惹かれる本が紹介されていました。 早速お取り寄せしてみるつもりです。 心惹かれた書評は・・・・・。 「タイトルをみただけで勘のいい読者なら気づくかもしれないが、本書は「暮らしの手帖」という雑誌が発想の元となっている。 著者の言葉を借りるなら、「大橋鎮子と花森安治が「暮らしの手帖」を創刊するときに考えた事を今やったらどうなるかを私なりに考えて見た」のが本書なのだ。 根本にあるのは、「ラジカルな生活保守主義ということです。」と著者は言う。 ラジカルな生活保守主義というのは、「日々の生活の基本は政治でも国際関係でも経済でもなく衣食住です」という言葉が端的に表している。「はきっり言って、衣食住さえちゃんと満足できるなら、政治体制も経済体制もどうでもいい。いくら立派なことを言っていても、ろくに食べられないんじゃ何の意味もありません。」 とはいえ、著者がここでいう生活=衣食住というのは、著者自身の生活のことだけではない。「そもそも衣食住というのは、自分の中だけで完結できません。着る物も食べる物も住むところも、必ずどこかの誰かとつながっているのですから」という考えに基づいての「生活」なのだ。 こういう考えがベースにあるからこそ、著者が語ることどもが地に足の付いたものとなっていて、読み手の気持ちに沿うようになっているのだ。 ~中略~ 等身大の生活から見えてくる普遍を、散歩の速度で語りかけてくるような暮らしのエッセー集である。 (「西日本新聞」書評家 吉田伸子氏著より) 結婚して家庭を持った後も、会社勤めを続けた時期があった。 会社を辞めて、いろいろな社会活動にも参加し、それで社会に関わっている気になっていた時期もあった。 もちろん、様々な団体でいろいろなことを学ぶこともできた。 だけど、私の中では何か違う???がいつもどこかに潜んでいて、何が違う???を求めて過ごした数年間。 その答えをようやく見つけた気がします。 全速力で走り続ける事はできないし、新幹線や飛行機の速さではめまぐるしすぎる。 私の心地よい速度は、ゆっくりとお散歩する速度。 その速度で、ラジカルな生活保守主義を守っていこう。 鳥インフルエンザが流行ると言われれば、おろおろとし、できる限りの暮らしの手を打つ。 バレンタインが近づけば、何が一番よろこぶかと、あれこれと頭をひねり暮らしの中で手を打つ。 朝の天気を見て、洗濯するかしないかを悩み、朝のおみおつけの具を考え、お昼は家事と子供やお友達、母との会話を楽しみ、夕ご飯のおかずは何にするかと頭をひねって・・・・。 その日々の暮らしの頭の中には、国際関係も経済体制も政治体制も浮かんでこないけど・・・・・。 でも、笑顔で暮らす基本は、私と私の家族、そして大切な人達の笑顔を続けること、繋げること。 そう思ったら、今まで心に引っかかっていた事の悩みの棘も抜けました。 まずは、本の注文から・・・。きっと目の前の鱗がなくなるはずです。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|