初めの一歩

三寒四温と春が近づいてきました。

春の女神の到来の前触れは、もうすぐそこまで来ているのかもしれません。

水の温度、空気の手触り、空の色、風の声等などに、女神の衣擦れの音を感じずにはいられません。

暮らしの中の一つ一つ。

生きている事の一つ一つ。

一挙手一投足。

表情や声。

そんな何気ない物の中に、自分の意識を凝らして目を向けて見ると・・・・・。

一つ一つの事柄に、小さな芽吹きを感じます。

まだまだ未だ固い桜の蕾ほどの芽吹きだけれど、春に向けて何か変化を起こしているのが分かります。

今の時期の桜の幹に耳をつけると、エネルギーが満ちて末端の枝葉まで運ぶ音が聞こえるように・・・・。

芳しく咲いた梅の花の香りが、そこかしこに気を満たして、気高く気品良くその場を変えていくように・・・・。

何処かしらから飛んできたメジロが、まだ訪れ始めたばかりの春の兆しを楽しむように・・・・。

何だか私自身の身と心が、浮きたつような春の訪れをアンテナにキャッチして、蕾を少しづつ膨らませている気分。

『春よ来い。

早く来い。

歩き始めたみよちゃんが

紅い鼻緒のじょじょ履いて

音もへ出たいと待っている。』

まさに私の中の魂ちゃんは、このみよちゃんの心境なのかもしれません。

週の初めの月曜日。

今週は、空気を味わうことを最初の課題と位置付けて。

水も、空気も、光も、全ては天からの恵み。

この大いなる愛情に満ちた天の恵みを、しっかり感謝の心で受け止める。

空気を味わう呼吸も、またリズム。

この世に生を受けた瞬間から、命を閉じるそのときまで、脈々と続けられる呼吸のリズム。

できれば、良いリズムを紡ぎたい。

良い呼吸ができるように、今週はこの本でお勉強。

ゆっくり深呼吸をしてごらん。

ちょっと繰り返すだけでも、心に違いが分かる深呼吸。

そんな呼吸法を身につけられたなら、きっと細胞までもが拍手喝さい。

起きている間はしっかり意識して、そのうち寝ている間もできるように・・・・。

まずは、『無意識の繰り返し』を止めてみる事から。

さぁ、何がどれだけ変われるかしら？