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テーマ:ささやかな幸せ(6740)
カテゴリ:火曜日:暮らし折々
先日新聞の書評を見て、早速手に入れたこの本。 本の紹介に惹かれて読みだしたのですが、あまりにも面白く熱中しております。 週2回、実家に母の手伝いをするため通っているのですが、今まではまぁちゃんを連れて車で行っておりました。 しかし、自宅とまぁちゃんの幼稚園の間に最寄の駅があるため、送った後電車で行く事に・・・。 数年ぶりの電車通勤・・・。 しかし以外とこれが都合よく、「歩く」という体への効能プラス「読書」というおまけまでついて、中々に良い往復1時間を過ごしております。 そして、その電車の中で読むために手に入れたこの本は、まず帯から素敵です。 『語らない。「どうでもいい」と念じる。欲望がすっと消える。』 『不自由な自意識から解放される、修行僧的生き方のすすめ。』 ふーん、何だかいい感じ。 日々の暮らしが全て魂の磨き粉だと思い日々を過ごしている私には、中々良いかも。 さっそく入門希望を書こうかしら? 裏の帯には・・・・。 『もう、語らず、求めず、怒らない。』 手習いその1 全く何かにケチをつけずに一日を過ごしてみる。 手習いその2 天皇陛下のようにスロウに、徹底的に自己を抑制して喋る。 手習いその3 正義で相手を論破する事をやめる。 手習いその4 「買いたい」「食べたい」欲望に駆られたら、「どうでもいい」と念じる。 手習いその5 身近で大切に思う人に対してこそ、つねに幻滅しておく。 新しい世界に飛び込んでいくと、どうしても『自己』がむくむくと芽を出し、『われもわれも』と己を出したがる傾向がある私・・・。 私を見て! 私をわかって! 私を知って! と、ついつい自分濃度を高めていってしまいます。 でもそれって、周りにとってははた迷惑な話し・・・。 だれもが皆、「自分」を現わしたいのは世の常なのかもしれないけれど、著者の言うとおり『自分を薄める。自分濃度を薄めて、透明感のあるものにしていく』ことが、実は周囲のとの交際を自然にし、すんなりゆくようになるのかもしれません。 『自分のヨクボーは、おしゃべりが過ぎて、うるさいのです。 自分のイヤイヤは、主張し過ぎにて、うるさいのです。 自分のマヨイは、落ち着きなさゆえ、うるさいのです。 すこしだけ、静かに。 すこしだけ、上品に。 優美なる、沈黙を、手習いしてみませぬ、か。』 しっとりとした、露をふくんだ薔薇の花びらのように。 優美なる上品さを身につける事は、大人の乙女にとってはとても大事な事。 しっかり手習いに励んで、妖艶な艶やかさと、優美なる品の良さを身につけましょう。 これだから、大人のお勉強は楽しくってやめられない!
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