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テーマ:たわごと(26867)
カテゴリ:火曜日:禅語
今日は、禅を学ぶ日。 といってもどこかに通っているのではなく、自分のための時間割で禅語の本を読んで考える日に当てているだけなのですが・・・・。 私の『今』を、言葉に現わしたらどんな風だろう? それが、禅語の本を手に取ったきっかけでした。 それから毎週火曜日は、私の『今』の心にぴったりの言葉を探しては、その言葉を心の中で膨らませていく時間を楽しんでおります。 心は変幻自在の魔物ちゃんですから一瞬一瞬でその姿かたちを変える物ですが、その一瞬をちょうど写真に撮るイメージで言葉のシャッターを押しています。 そんな今日の心をいつもの↓の本で探してみました。 目次を一つ一つ拾っていって、今の心にぴったりする言葉を探して行くと・・・・。 ありました! 『廓然無聖』(達磨大師)[カラッとはれた大空をこころに描いて] 「廓然」とは広々として澄み切った様子。「仏の世界は広々として一点の曇りもなくからりとしている。そこには聖も凡もありゃしないよ。」というのが達磨大師の言わんとするところでしょう。 ああだこうだという価値判断をやめ、一切を捨てて、何も執着する事のない「無」の境地になる事。佛教が到達する世界をそのように現わしたのが「廓然無聖」ということばです。 価値の優劣も好き嫌いもなく、迷いも悟りも、聖も凡もないからりとした世界。そこには苦しみや争いはありません。煩悩も執着もなくなれば、その原因がなくなるのです。 この現実の世界でも、自分が絶対に正しいのだという執着や、私欲を求める心が無くなれば、ばかげた諍いや戦争はなくなるでしょう。 つまらないことで腹を立ててしまったり、小さなことにクヨクヨする自分を見つけたら、この「廓然無聖」を思いだしてください。そしてカラッと晴れた大空を心の中に取り戻してください。 「ふっと心がかるくなる禅の言葉」永井政之氏著より がらりと暮らしのパターンが変わって2ヶ月余り。ふとした折に上手く事が運ばないことが起こり、クヨクヨ・・・・。 物価が上がり、暮らし向きが大変になって、買い物の度にイライラ・・・・。 人間関係にイラクヨ・・・・。 いろんな所に潜んでいる「いらいら菌」や「くよくよの種」は、思わぬところで顔を現わします。 そんな時、ふっとくじけそうになってしまうこともあったのですが・・・・。 「五月晴れ」の大いなる青空を心に描いて。 この青空の元、しっかり心を解放して、虫干しして・・・・・。 ほら、もう大丈夫。 しゃんと背筋伸ばして、くっと顔上げて、ふっと口元に笑顔。 心いっぱいに雲ひとつない青空が広がったでしょ? できれば、大好きな久住の青空を心に運んで・・・・。 空も心の栄養です。
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