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テーマ:ささやかな幸せ(6740)
カテゴリ:自分を育てる
去年の今頃は、まぁちゃんの幼稚園探しに躍起になっていました。 正確に言うと一昨年の今頃もなんですが・・・。 ただ一昨年の場合は、早生まれのまぁちゃんが余りにも幼く感じて、紆余曲折の後生まれた我が子を少しでも長く手元に置いておきたくて・・・・、翌年入園の2年保育でもいいか・・・という想いがあったためか探す情熱もいまいちで、結果よい幼稚園とめぐり合うことが出来なかったんだと、今になって思います。 これが、吉と出るか凶と出るかはまだ分かりませんが、何事もご縁と機の熟しがあるので・・・。 そして、去年はさすがにちょっと焦った幼稚園探し・・・。 色々な幼稚園の話を聞いたり、見に行ったりで、情報だけは山のようにある中、どうして今の園を選んだのかというと・・・・。 一つ目は、本人がここが好き!と言ったこと。 二つ目は、園児と先生や保護者やボランティアの方々との係わり合いや信頼関係が、とっても大きく、美しく、清清しく思えたこと。 そして、最大のポイントの三つ目は「祈り」があること。 幼稚園は教会系のため、何かをするときには必ず「お祈り」をしてから行動に移ります。 それから、初めて幼稚園見学に行った際、先生が仰った一言にノックアウトされてしまいました。 「お名前を書いていただいてもよろしいですか?出来れば、お子様お母様のお名前を・・・。」と言われ、きっと見学者名簿にでもされるんだろう位に思って「はい」とお返事した後、「ではお願いします」と出された用紙に住所氏名を記入していると、先生が次の一言を仰いました。 「今日ご縁を頂いたまあちゃんと佑啓さんの事をお守りくださいと、教会員の方々にも祈って頂くために、この名簿を教会にも見せて構いませんか?」 この一言が、たとえ毎日送り迎えが必要だとしても、お弁当を作る手間がかかろうとも、無認可だろうとも、園児の数が少ない小さな幼稚園だろうとも、ここに決めた!にさせてくれました。 たった一時間弱滞在し、園を見せて頂いただけの者達のために、「祈り」を捧げて下さるなんて!! もうそれだけで、感激して涙が出そうな一言! そうして、まぁちゃんは今通っている園に、入園することになったのです。 「祈り」 この言葉に、とても強く、えも言えぬ程の美しい言霊を感じていました。 この言葉との出会いは、「トラピスチヌ修道院」に掲げられた「祈り働け」の文字。 もちろん、それまでにも「祈り」という文字は色々なところで目にしていたはずなのに、この時くらい「祈り」と「働け」という文字が魅惑的に見えたことはありませんでした。 その後、私の精神を司るキーワードとして、常々に私を導いてくれた「祈り働け」の文字に更なる意味付けをしてくれたのが、鈴木秀子先生の著書の数々です。 中でも、幼稚園選びをしていた時に読んでいた↓の本に、ちょうど「祈り」の事が書いてありました。 この著書の中で、彼女は次のように述べられています。 私たちは価値を創造することができます。私たちができる一番大きな価値あること、それは祈ることです。祈りは一つも無駄にはなりません。祈りは大宇宙の波動に乗って伝わっていきます。 人間が極限状態に陥ったとき、多くの人は力萎えて死んでいきます。 けれどもそのような状態になっても死なない人は、「きっと誰かが自分のために祈り続けていてくれる」と確信している人たちだそうです。 その人たちは、今は孤独ですべてを剥ぎ取られ、死に追いられているけれども、自分は孤独ではないと感じていました。 亡くなった父母や身内の人たち、あるいは地上で生きているかどうかも分からない人たちが自分と繋がっていて、祈り続けていてくれる、ということを確信していた人たちでした。 この地上の目に見える世界ではなく、心の深い所で人間として命が繋がっている、みんな共に命が繋がり、お互いに助け合っている・・・・。 ということを確信するとき、人は生き続けられるといいます。 私たちの存在は波動として、お互いにいろいろな影響を与え合っています。 この言葉で、私の中の「祈り働け」が肉付けされました。 何故祈るのか?に対して、答えが降ってきたのです。 同じころ、『ワンネス』とも出逢いました。 そこでセラピストになるべく学び進めていくうちに、私の中の「祈り働け」に骨格ができました。 そうして出会った幼稚園だったから、あの一言に胸を打たれ、今日に至っているんだと、昨晩の瞑想中に閃いた事。 日課の夜の瞑想は、その間中心の中で、今日の出会いや嬉しかったこと、大切な方々などに「ありがとうございます」と感謝を述べ、明日の息災を祈ります。 色々な方との出逢いが増え、色々な事への興味が増していく中、瞑想の時間もどんどん長くなりつつありますが、それもまた楽しい時間。 人々に感謝できる自分で居られる事に「感謝」して。 今日もまたささやかな「祈り」を捧げることにいたしましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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